PSYCHO-PASS サイコパス #17「鉄の腸(はらわた)」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

関東じゃもう18話放送されちゃってるけどね…アハハハハハ。


前回ラストで縢が殉職し、「縢ハザード」が大発生。pixivでは泣けるイラストやら小説をたくさん見ましたよ…えぇ。


槙島逮捕、ヘルメット集団の壊滅で一件落着…とはいかず、縢が行方不明になり、2係でも執行官の逃亡があった。
「縢が逃げるかね?」と消えた縢の消息に疑問を抱くとっつぁんやギノさんたちだが…。

そして今週も息をしていない作画。18話はもっと息をしてない…orz

でもって今週の「進化するOP」
左17話・右16話まで

槙島の影のつき方が変わる。

落下していく朱がハッキリと。



血に沈むルービックキューブ→打たれる狡噛さんの間にドミネーターIN。

動画比較はいつもの人がやってくれてたので↓でドゾ。
D



槙島を逮捕したものの、暴動で多数の被害者を出したことで「自分たちは勝ったといえるのか」と疑問に思う朱。
それに対し、被害者が出てから捜査が始まる刑事の仕事は対症療法でしかなく、最初から負けている…と答える。
…てか、引きカットがなければ、アンタ裸だから完全に事後にしか見えませんよ、狡噛さんw
つーか本編中じゃ3話・7話・11話、そして今回(17話)と4回しか脱いでないのに、「しょっちゅう脱いでる人」という認識になってしまうのは……あぁ、前期OPのせいかw

こんなに大きな暴動が起き、結局シビュラシステムの安全神話とは何だったのか…と疑問を投げかける朱に、狡噛さんは「安全、完璧な社会なんてただの幻想。自分たちが暮らしているのは今も危険社会だ」と答える。
便利だが危険なものに頼った社会。政府がリスクを巧妙に分散・分配して国民に背負わせていたので、誰も気づけなかった…いや、気づいていても気づかなかったことにした。誰もがそれに目を背けた。危険がそこに確かに存在するがゆえに逆に存在しないことにしないと正気を保てなかった。


それを聞いた朱は「自分も含めて、この街の市民はそこまで器用だっただろうか?」と問う。
「多種多様な人間を一括りにしたような話し方はあまり好きじゃない」と前置きした上で、狡噛さんは答える。「人間は器用なものだと思う。自分の責任を回避する努力を無意識に行うことができる」と。
…にしても、さすがの狡噛さんも傷かばってるから痛いのね…。そしてアナタ、確か前回、頭かち割られてドバドバ血ぃ出してましたよね? 頭に包帯巻いてませんけど、どうなってるんです?

槙島をどう裁くか。問題はこれからだった。
槙島はドミネーターで裁けない。だが、槙島が罪を犯したことは厳然たる事実だ…と、狡噛さんは刑事として槙島を裁く方法を模索し始める。…んだけど、確実に狡噛さんたちの前には組織の闇が立ちはだかるんだよね。
そして、これを書いている時点でもう18話を見てしまってるんで、組織の壁に前を塞がれた狡噛さんがどうするのかを知ってしまってるんだけどさ、この時点ではまだ狡噛さんは、自分と同じ境遇の朱が槙島を殺すことなく裁きたいと思っていることに辛うじて同調しているんだよね。そっから離れていく出来事が次回18話で起こるんだけど、朱は最後まで「刑事として」槙島を裁きたいと思っているから、そこに立ち塞がるものが生じてしまったら、狡噛さんは「刑事であることを捨ててでも」槙島を裁きたい…という方向に行くわな。
2クール目は「三つ巴」と言われてるんだけど、実は三つ巴どころか四極対決じゃないかって気もするんだよね。「それぞれの正義の対決」という意味では、「狡噛さんの正義」と「朱の正義」と「槙島の正義」が戦うんだけど、そこに組織の闇が入り込んでるしね。
ただ、組織の闇と戦うのは朱やギノさんたちだろうから、結局、朱やギノさんは狡噛さんと槙島の対決を止めたくても止められなくて翻弄されていく…んだろう。

でもまだこの時点では槙島を裁くには上の判断待ちなので…というか、自分たちの手で裁ける可能性があるはずだと2人とも思ってるので、縢の消息が途絶えたことに対する疑問も同じくらい重要になっている。
縢が消えた謎…そこにたどり着けば組織の闇にも辿り着くんだけど、さぁどうするよ?

大規模なサイコハザードで起こった都市機能の麻痺による経済的な損失。復旧するにはまだ時間がかかりそうだった。
槙島というのはとんでもない男だった…と語る弥生に、とっつぁんは「過去形にするのはまだ早い」と言う。

槙島の量刑をどうするかも含め、裁判制度がなくなって久しい今、証拠だけで槙島の犯罪を立件するのは難しいだろうととっつぁんは言い、「頼んだぜ、監視官」とギノさんに期待をかける。
しかし、「馴れ馴れしいぞ、執行官」と返すギノさんが以前と違って息子だ…。
まだまだ思うところはいっぱいあるし、わだかまったまんまなんだろうけど、それでもこの前「息子」として向き合ったからか、徐々にギノさんの態度がほぐれていってるよね…たとえそれがとっつぁんの死亡フラグでもさ。

局長から呼び出されたギノさんは、公安局に取り調べ権がないことを伝えられる。食い下がるギノさんだが、縢が行方不明になっていることを問題にされる。
局長ェ…。
シビュラの秘密を守るためにとことん1係を槙島に近づけない算段か…。

槙島に対する取り調べ権がないことを伝えられ、狡噛さんはギノさんに噛みつく。
ギノさんの中間管理職の悲哀が…。
しかも、この狡噛さん、よっぽど怒ってるよな。ギノさんのことは「監視官」って呼ばないのに、あえて「困るのはお前だ、監視官」って言うあたりが狡噛さん渾身の嫌味というか…。

そして狡噛さんが「ふざけるな!」って机バンした時に映ったギノさんの机の上にあったコーヒーがミルク入りでした…カワイイ28歳めw

上からの命令をどうにもできない以上、縢の捜索に全力を投入することになった1係。
果たして手がかりは見つかるのか…?

その頃、逮捕された槙島が目覚めると、傍らには局長=禾生が。
自分を「聖護くん」と呼ぶ禾生と面識はないはず…と首を傾げる槙島に、禾生は「借りていた本を紛失してしまったので、同じ物を用意した」と1冊の本を差し出す。
そこで槙島は禾生が誰なのかを認識する。
禾生=藤間幸三郎だった。
…あぁ、それで「あとがないよ、聖護くん」って知り合いだったみたいな言い方だったのか!

姿がまったく変わったしまったことに驚く槙島だが、禾生=藤間はこの体は民間には公開されていない高度な技術で作られた、生身と見分けがつかない全身サイボーグで、「藤間幸三郎は脳だけしか残っていない」と言う。

しかし、連続猟奇殺人犯が公安局のトップなどと冗談にも程がある…と嗤う槙島に、禾生=藤間は「自分たちは禾生の身体を持ちまわりで使っている」と言う。…やはり脳の換装か。
そして、自分を「僕ら」と複数形で呼ぶことに疑問を持った槙島に、禾生=藤間は更に答える。
自分たちがシビュラシステムだ」…と。
やっぱり脳ユニットかー!!


一方、縢捜索の手がかりを探すために地下に来た狡噛さんたちだが…って、その先! その先にあるんだよ、狡噛さん!!
しかもデコンポーザーとか超推理してんのに…っ!!

そこにギノさんから縢のドミネーターが見つかったとの通信が入る。
ノナタワーから20キロ離れた先で縢のドミネーターは見つかった。しかし、暴動後の混乱とはいえ1回もカメラチェックに引っかからないなんてことがあるのか? と疑問を抱くギノさん。
縢のドミネーターはかなり損傷しており、内蔵GPSも機能していなかった。
追跡を逃れるために自分で壊したか、あるいは、そう思わせたい誰かの偽装工作…。
ともあれ、縢の失踪は、1係の目を槙島と組織の闇から逸らすために利用された…ってことだわな。
やはり、上層部=「組織の闇」と戦うのはギノさん担当…だろうな。
残り話数やこの話の本題からいっても狡噛さんはこの先、槙島との最終決戦へ一直線だし、朱はそれを止めるために刑事として槙島を裁くための方法を模索するだろうし、そしたらギノさんはそこに立ち塞がる組織の闇と戦うしかないわな…中間管理職として。
中間管理職ギノさんが男を上げる日が来るって、私、信じてる!
そしてよく見ると、縢のドミネーターが最後に使われた日時(?)が2/6になってるから、まだちゃんとこちらの世界の時間(季節)進行と合ってたのね…。じゃあ、最終回は3月になってるのかしら? しかし、18話を見るとタイムリミットある的な感じなんだが…。

禾生=藤間はグソンが撮影した動画を見せ、彼がシビュラシステムの真実にたどり着いていたことを教える。
シビュラシステムの正体。それは人体の脳の活動を統合し、思考力を拡張、高速化した生体コンピュータともいえるシステムだった。
システム構成員274名のうち、常時200名が順番にセッションを組むことで運用…ってことは残りは休息とか藤間みたいに禾生の中に入ってる…ってことか。
うわー、やっぱりそうか―!!
そりゃ秘匿するわ…グソンも縢も消されるわ。
しかし、禾生義体までは読めたけど、中身が藤間までは読めなかったぜ…!
確かに藤間の顔写真をやたらとアップにする伏線があったよ…あったよ!
そして藤間が消えた理由は免罪体質者をシビュラでは裁けないからではなく、免罪体質者の脳がシビュラシステムに必要とされたからで、そして禾生(藤間)=上層部が槙島にこだわるのはシビュラに組み込むための免罪体質者の脳が欲しいからか。

人間のエゴに依存しない機械による公平な社会の運営。そう謳われていたからこそ民衆はシビュラシステムを受け入れたというのに、その実態が人間の脳の集合体である藤間らシビュラの構成員による恣意的なものだったことを知り「お笑いぐさだ」と言う槙島。
しかし藤間は「限りなく公平」だと言う。
民衆を審判し、監督している自分たちは「人類を超越した存在」だ…と。
シビュラシステムの構成員たる第1の資格は「従来の人類の規範に収まらないイレギュラーな人格の持ち主であること」。
いたずらに他者に共感することも情に流されることもなく、人間の行動を外側の観点から俯瞰し、裁定できる。そういう才能が望まれる…例えば藤間や槙島のように。
…ん? これって、こっちの世界でいう「サイコパス(Psychopath=精神病質者)」のこと? もしくはそうでなくても相当ぶっ飛んだ性格…まぁ、奇人変人と呼ばれる人種だろうな。
「免罪体質者」=凡百の市民とは一線を画す新たな思想と価値観の持ち主を見つけて取り込むことで、システムは拡張し、知性体として新たな可能性を獲得してきた…と語る藤間。
システムに取り込まれた当初は戸惑ったが、他者の脳と認識を共有し、理解力と判断力を拡張されることの全能感に悦びを感じ、支配者としての愉悦に浸る藤間は、同じ免罪体質者の槙島に「しかるべき地位を手に入れてる時がきた」とシビュラ構成員の一人になることを誘う…うわ、何このマキシマムさんもドン引きの中二病
というかだ、なんだろう…。だんだん卵が先か鶏が先かみたいな話になるんだけど、藤間=シビュラが槙島を求めるのって、同じ免罪体質者の脳を欲しているからなんだけど、それこそ犯罪係数の概念って、シビュラが自分を拡張するために免罪体質者を探すためにできたみたいな気がしてきたんだけど…?
そしてなんだ…その、朱ちゃん=まどかENDの予感がひしひしと…
朱は決して免罪体質者ではないんだけど、朱もある意味、あの世界のおける「従来の人類の規範に収まらない人格の持ち主」であることは確かなんだよね。前に例えたサイコパス世界におけるニュータイプ
システムを打倒する話にはしない、かつ、朱の「この世界のシステムは間違ってるけど、それでもこの世界で生きる人々の笑顔は本物だから、私はそれを守りたい」っていう正義を実現するとしたら、多分、朱がシビュラに入るしか解決策がないような気がしてくるんだが…。でも2回続けて同じことをするかなぁ?
ホントに落とし所がまったく見えなくて予想するのがホントに楽しいな、サイコパス

機械の部品に成り果てろという話もゾッとしない話だ…と言う槙島に、シビュラの構成員になっても自我は保たれる。だからこの要求に頷けと言う藤間。

それに対し、槙島はスウィフトのガリバー旅行記を引き合いに出す。
ガリバーが訪問したバルニバービのある医者が、対立した政治家を融和させる方法として、二人の脳を切断し、半分ずつ繋ぎ合わせることを思いつく。それによって節度のある調和の取れた思考が可能になる…と。この世界を監視し、支配するために生まれてきたと自惚れている連中には何よりも望ましい方法だ…と。

交渉が決裂したことを悟った藤間はドミネーターを手に取るが、槇島の反撃に遭い、義体を破壊される。
「何故、全能の愉悦と世界を統べる快感を理解できない?」と問う藤間に、槙島は「あいにく、審判やレフェリーは僕の趣味じゃない」「僕は人生というゲームを心底愛している。だからどこまでもプレーヤーとして参加し続けたい」と、まるで泉宮寺のようなこと言い、その義体を破壊し続ける。前回、狡噛さんと戦った時のような愉悦の笑みさえ浮かべて。
義体を破壊され、戦慄する藤間に「神の意識を手に入れても、死ぬのは怖いか?」と尋ね、槙島はその脳をも破壊した。
そして槙島は墜落する輸送機から脱出する。

そして今回、Cパートあった。

自室でふて寝(?)してた狡噛さんがため息とともに起きると、そこに槙島が…って、狡噛さんでもマジでビビることあったんだなw
ちなみにこのあとのロボノでも、あきちゃんが同じ状態で姉ちゃんの幻覚(夢)を見てたよw
ここで狡噛さんが読んでた本が「深夜プラス1」なんだけどさ…うん、「慎也+1」ってことはないだろうな?
何がプラス1かは知らないけど…っていうか、この場合プラス1は朱か槙島のどっちかだろうけど。
ついでにあらすじググったら、主人公がアル中の凄腕ガンマンを組んであるものを運ばされるんだけど、依頼者が裏切り者で、最後は主人公が依頼者=裏切り者を殺してそいつの死体を車に載せて去っていくラストらしい。
槙島の死体とともに狡噛さん消えるENDとかあり得そうだからやめてw

しかし、そこには誰もおらず、次の瞬間、槙島から「シビュラシステムは君が命がけで守るほど価値のあるものではない。それだけは伝えておきたくて」と通信が…。
逮捕・拘束されているはずの槙島が自分に通信してきたことに、「何があった」とギノさんに問う狡噛さん。
すると、槙島が乗っていた輸送機が墜落したと知り…。


槙島が脱走したことで、あとは狡噛さんと槙島の最終対決へまっしぐらなのだけど、問題はシビュラの正体とそれにまつわる組織の闇…なんだわ。
18話でそれに立ち塞がれた狡噛さんは、ある選択をするのだけど、もうとっても死亡フラグ…。
そして、18話は泣ける…。

PSYCHO‐PASS サイコパス OFFICIAL PROFILING

PSYCHO‐PASS サイコパス OFFICIAL PROFILING