PSYCHO-PASS サイコパス2 #06「石を擲つ人々」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

3週連続で虐殺祭に慣れてきたでござる…の巻。
ツイッターの実況および実況後の感想やら考察とか#pp_anime


鹿矛囲の策略によって、またも虐殺祭の会場となった軍事ドローン実験施設。
とにかく今週は初っ端からアクションシーンで見入って実況ができないというw
志恩さんがドローンを遠隔操作しているのがゲームユーザー=一般市民だということを突き止め、朱たちに連絡。血気盛んな蓮池は「スクラップにしてやる」と、ギノと須郷の静止を振り切りドローンを追う…あ、蓮池死んだなw
なにせ1係に来たのに2期のグッズに須郷がいて蓮池いない時点でお察しだったけど、単独行動を取ったということは…死ぬわ、楓死ぬわw

国防省のドローンが乗ったられただけではなく、不特定多数にコントロールされるという前代未聞の事態。志恩さんの分析では、おそらくゲームをしている当人たちに(自分がゲームを通してドローンで人を殺しているという)自覚はなく、国境警備オペレーターが使う保護プログラムが利用されているとのこと。「保護プログラム?」と問う朱に、志恩さんは「(人を殺傷したことで)サイコパスが悪化しないよう違うホロ映像を見せるやつ」「ドローンのカメラ映像をゲーム画面に見せかけてる」と答える。
…あぁ、今週のサブタイの「石を擲つ人々」ってコレか。キリストが石打ちの刑に処される売春婦を見て、「罪を犯したことがない者が石を投げろ」と言ったら、誰も投げることができなかったというアレか。
この話においては、自覚のない犯罪というか、ゲーム画面という偽の映像を見ていることで罪を犯している自覚がないまま、実はドローンをコントロールして人を殺傷している一般市民=石を擲つ人々…ってことか。
サイコパスは1期でもサブタイが聖書からの引用だったことがあるけど、2期はより突っ込んできてるなぁ…。1期は深見の哲学引用が多かったから、そっちの要素のほうがデカかったけど、2期は哲学引用がない代わりに、サブタイの聖書引用多めで、更にそのサブタイ要素を「皮肉」としてぶっ込んできてる気がする。というか、2期は振り返ってみてもサブタイがそのまんま、その回における「皮肉」になってるよな…。
「殺意なく殺す人々…彼らの色は何色か。そういうことなの? 鹿矛囲」朱はこの事件で鹿矛囲が問いかけているものに気づく。


「ゲームは複数のサイトで公開。削除しても数分で再登録。イタチごっこね。港のドローン、全て乗っ取られるのも時間の問題」と志恩さんは朱に伝える。コントロールを奪って停止できないかと言う朱に「クラウドタイプのサーバだから大本のプログラムをどうにかすれば…」と志恩さん。ただ、サーバの場所が巧妙に隠されてて時間がかかる…とも。
早急な対応とプレイヤーへの警告を志恩さんに頼む朱。増殖を食い止めなければ被害は拡大する一方…。しかし、朱たちがこの場を対処するにも、デコンポーザーはひとり3発しか撃てない*1。「厳しい状況ですね…」と東金。すべてのドローンを破壊して止めるのが困難な以上、ドローンの停止を志恩さんたちに託し、全員この場から脱出することを朱は最優先とする。

増田代議士(の偽物)に「お前は公安を狩りに誘い込んだ」と言う雑賀先生。しかし、増田の反応に「いや、それだけじゃないな」と、その目的に気づき始める。そして朱も、鹿矛囲はドミネーターの機能を追求していたのなら、ドローンがデコンポーザーで無力化できるのはわかっていたはず…と、何か別の目的があることにに気づき、ハッとする。
この事件における鹿矛囲の目的に気づいた朱は、慌てて執行官たちに単独行動の禁止と監視官のそばへ集合の指示を出す。
「ドローンはおとりです。ドミネーターを持った敵が背後にいます!」
しかし、ドローンを仕留めるのに夢中な蓮池に、その声は届かない……死んだ、楓死んだw

ドローンを仕留めた蓮池の背後に忍び寄る人影。そして蓮池にドミネーターの照準が…死んだ、蓮池死んだw
気配に気づいた蓮池が振り返るとそこにいたのは酒々井監視官改め女海賊水絵!
エリミネーターで撃たれた蓮池は右足が爆散…死んだ、楓死んだw
「鹿矛囲の作る世界に猟犬はいらない」冷たい声でそう言い放つ女海賊水絵。出血多量で蓮池は絶命する…死んだ、蓮池死んだwwwフラグ通りに死んだwwwwwwwwwwくそっ、蓮池いいキャラだったのに殺しやがった!!
蓮池を撃った水絵に「気分はどうかな?」と訊く鹿矛囲。「とても澄んだ気持ち。サイコパスがクリアなままなのが自分でも分かる」と水絵は答える…が、ここでオフィシャルプロファイリングを持っている人は100ページを開いてみましょう。そこに「青空NG」という項目があって、そこを読むと

この作品では基本、青空NGです。
(中略)
本当に意図的に青空を見せるシーン以外は、時間帯をずらすか、濁った空という描き方をしています。

とある。
つまり、サイコパスという作品で「青空」が描かれることには「意味がある」。ということは、この青空には意味があるってことだ。
しかし、画面右が暗い…ということは、それにも意味がある…ってことか。おそらく、右側が暗いのは「水絵の閉ざされた右目(視界)」って意味があると思うんだが、それとはまた別に「澄んだ青空のようにクリアに見せかけて、実は濁り始めている」水絵…という意味もあるんじゃないか…と。
「クリアになったように見せかけて実は濁っている(後に濁る)」というのはこれまでの犯人たちがたどってきた道なんだよね…。ってことは、いずれ水絵もそうなる運命…ってことではないかい?
ともあれ、2期に「さやか枠」があるとすれば、現状では水絵が有力候補なので(東金の秘密を握ったことで美佳は回避しつつある気がする)、(サイコパスがクリアになれるという)力を手に入れてヒャッハーした水絵は、この先、自滅の道をたどるとしか思えないのだが…。
その「澄んだ気持ち」が「それこそ、君が本来持っていた心だ」と言う鹿矛囲。
「君は開放された。おめでとう」水絵を祝福する鹿矛囲。

「あなたのおかげよ」鹿矛囲に礼を言う水絵に、「そんな言葉を受け取る資格はない」と鹿矛囲。「僕は君に酷いことをした」と水絵の右目を自分に移植したことを詫びる鹿矛囲だが、水絵は「自分の目が嫌いだった」と、そんなことは取るに足りないこと…とでも言いたげに答える。
そういえば、ギノも「自分の目(目元)が嫌いだった」とメガネで隠してたけど、「目が嫌い」=「人の目を気にしている」ということでいいのかな? 
ギノの場合は父親似の目元を気にしてメガネをかけて隠してたけど、父親を認めることでメガネを必要としなくなった。もっと深いところへ突っ込めば、「潜在犯の息子」として「人の目を気にしていた」ギノは、自身も潜在犯に落ちることによって人の目を気にする必要がなくなったから、メガネという仮面を必要としなくなった…ということにもなるんだけど、水絵の場合だと、官僚一家のお嬢様とか「自身のサイコパスにコンプレックスを持っている」という設定からも、「人の目を気にしていた」のは明らかなんだが、かといってギノのように「嫌いな自分の目」が物理的になくなったことで人の目を気にしなくなったかというと、どっこいそうじゃないんだな。
確かに水絵は自分の目が嫌いだったろうけど、その目を抉り取ったのは鹿矛囲で、鹿矛囲によって目を失わされたことで「クリア」になって「人の目を気にしなくなった」のだろう。しかし、ギノが自身の力で解脱して人の目を気にしなくなったのは真逆で、水絵は完全に鹿矛囲の手によってそれを行われているから、水絵は鹿矛囲に「依存」しなければクリアな状態を保てず、鹿矛囲は水絵に今の状態が「本来持っていた心」と言ったが、それこそが偽りであることに気づいてない。
鹿矛囲って、決して相手を否定せず、肯定しかしない…というところに悪意を感じるんだよな。「笑顔の悪意」…とでも言おうか。
槙島も「笑顔の悪意」ではあったけど、槙島は悪意のある者に手段を与えて、あとはスタンドアローンで犯罪を起こさせるという「毒麦を撒く」的なものだったけど、鹿矛囲はそれこそ「悪意のない者に悪意を植え付ける」という「ウィルス」的なものを感じる…いや、ウィルスとも違うな、「染める」だ。
槙島が悪意ある者に「最後の一滴」を落とすのなら、鹿矛囲は悪意なき者に洗脳という「悪意の一滴」を落とし続けて「染めて」しまう…。だんだん槙島と鹿矛囲の違いが分かってきたぞ。
ともあれ、「相手を尊重しているようで実は尊重していない(利用している)」「相手が自主的に動いているようで実は相手を自分の思い通りに動かしている」ってのは槙島も鹿矛囲も一緒なんだけど、それでも槙島は相手の自主性を重んじたのに対し、鹿矛囲は相手を肯定しかしないことで洗脳して実は自主性を奪ってるんだよな…。
槙島は「人はこうあるべき」という姿を求めた結果が「悪意」に帰結してたけど、鹿矛囲は「悪意」によって「人はこうあるべき」という「偽り」の姿を植え付けている…多分、槙島や狡噛さんに言わせれば、鹿矛囲は「思想がない」って言われそうな気もする。
まだ上手く言い表せないんだけど、鹿矛囲が槙島と決定的に違う部分って「思想がない」って部分な気がするんだよ。鹿矛囲からは槙島のように思想的なものを感じないの。薄っぺらいっていうのかな…多分、どっちも犯罪の根源が「駄々っ子理論」だから、狡噛さんなら槙島も鹿矛囲も「どっちもガキだ」って言うんだろうけど、鹿矛囲のほうが悪意がストレートな分、薄っぺらい気がするんだよなぁ…。
水絵が「嫌い」という目だが、「僕にとっては大切な目だ」と言い、受け取ったドミネーターが自分が持っても水絵のIDで認証されることを確認した鹿矛囲は「完璧だ」「これでこのドミネーターは僕を君(水絵)だと認識し続ける」と満足そうに笑みを浮かべる。
この時、鹿矛囲が右手にしてる手袋型のデバイスらしきものが映ったんだけど、これがまた非常に怪しい…怪しすぎるほど怪しい。
「あなたの目になれて嬉しい。役に立つなら私の身体をいくらでも使って」と喜ぶ水絵。「私の身体をいくらでも使って」…ね。目以外にも水絵のパーツが使われてる(この先使われる)可能性がある…ってことか。
水絵の申し出に礼を言うも、鹿矛囲は「今は計画を進めよう」と水絵を促す。

この事件の目的が執行官の殺害ではないことに気づいた朱。そして雑賀先生もまた、事件の目的に気づいていた。
「今までの事件を考えれば、答えはひとつ」「…なるほど、お前たちの目的は」
――ドミネーターの回収
これまで、鹿矛囲が何故ドミネーターを複数必要とするのかを考えてたんだけど、ひとつは「予備のドミネーターが必要」である…ってことだと思ってたんだ。フル充電時でエリミ4発、デコポン3発っていう弾数制限があるからね。でも、どうやらこれは本当の理由じゃないらしい…ってことがこれで分かった。
さっき出てきた鹿矛囲が手にはめてたデバイス。これが槙島のヘルメットよろしく、水絵のID(生体認証)をコピーして、より多人数の人間がドミネーターを使えるようにしているとしたら…。
そのために、より多くのドミネーターを集める必要があって、今回の虐殺祭を引き起こしていたとしたら…?
監視官・執行官ではない複数の人間にドミネーターを持たせることで鹿矛囲が何を企んでいるのか、ハッキリとは分からないにせよ、次にシビュラの穴を突いた犯罪を起こすとしたらこれしかない…気がする。

一方、東金の部屋に忍び込んで彼の秘密を探り出そうとする美佳は、東金のもつ膨大な朱の写真の他にも、朱のサイコパスの変化を配属されてから毎日記録していることを知り、「気持ち悪っ!」とドン引き。
…えぇ、美佳でなくてもドン引きです…が、やっぱり写真といい、「配属されてから」のデータといい、シビュラでなければ知り得ない情報ばかりで、東金とシビュラは繋がってる…という線は濃厚だよな。とはいえ、東金は鹿矛囲とも繋がってる気がするから、その繋がりが何処で出てくるのか…。そして、シビュラ・東金・鹿矛囲がどう繋がっているのか…。
その瞬間、志恩さんから「先輩がピンチの時に、何処ほっつき歩いてんの?」と志恩さんから通信が入り、突然の通信に驚き、椅子から転がり落ちる美佳。
この時、転げ落ちた拍子に後ろのテープルにもぶつかって、その拍子に灰皿から吸い殻が1本落ちた…って描写があるんだけど、これで東金は美佳の侵入に気づく…って流れだろうな。美佳、ピンチだぞw
ただ、逆を考えると東金は美佳が侵入することまで計算ずく…という気もしないではない。

志恩さんと弥生は、水絵のIDでドミネーターが2丁起動し、別々に動いていることを確認。「彼女に成り代わった誰かがドミネータを扱ってる」と言う志恩さんに「あり得ない」と言う弥生だが、「それ以外に説明がつかない」と志恩さん。
ここで今回、ドミネーターのGPSによる各人の位置表示で、各係の監視官と執行官のコールサインが判明したんだけど

  • 1係
  • 2係
    • 監視官=BALTO(バルト/犬ぞり犬。アラスカでジフテリアが発生した際、猛吹雪の中、犬ぞりチームのリレーで血清を届けた。その最後の輸送区間を走った犬ぞりチームのリーダー犬の名前に由来)
    • 執行官=CHIPS(チップス/軍用犬。第二次大戦中、敵陣に突入して勲章を受けた軍用犬の名前に由来)
  • 3係
    • 監視官=GUARDING(ガーディング/牧羊犬。群れの見張りや外敵を防ぐタイプ「ガーディングドッグ」に由来)
    • 執行官=LURCHER(ラーチャー/狩猟犬種の混血犬)

となってるので、刑事課全員が揃ってもコールサインが混乱することはない…ってことだったか。
しかし、1係と3係が犬種由来のところに、2係だけが犬の名前由来というところにエリート集団というイメージを感じるわ…いや、壊滅しちゃったけどさw
美佳を待って応援に出る…と言う弥生に、「敵にドミネーターがある以上、執行官は来るべきじゃない」と局内に留まるよう命令を出す朱。

その間、鹿矛囲の手によって倒れていく3係…噛ませ、乙。
鹿矛囲の手で會川執行官がエリミネーターで撃たれ死亡、それを目の当たりにした兵頭執行官もまた撃たれるが、こちらはパラライザー。そして乗っ取られたドローンによって蜂の巣にされた錫木監視官が死に、堂本監視官も負傷する…って、「3係の監視官・錫木萌の話がある」っていうのは、奴が死ぬ話…ってことだったんかいw

朱・東金組と合流したギノ・須郷組。3係の監視官と連絡が取れなくなり、朱は志恩さんに水絵のドミネーターの位置を両方とも転送するように指示。追うつもりか…と言う東金に、自衛を最優先に3人ともこの場から脱出しろとに指示する朱。「ひとりで行く気か!?」と止めるギノに、「ドミネーターでは監視官は殺せない」「鹿矛囲は私が捕えてみせます」と納得させようとする朱。しかし、ギノは納得するはずもない。

一方、分析室に向かう道すがら、その通信を聞いていた美佳は、「何、勘違いしてんの」「ちょっとサイコパスがクリアだからって調子に乗って…」と相変わらずの朱への悪態。そして「濁っちゃえばいいのに…」と呟くが、自分の発言にハッとし、「私、何言ってるんだろう」…と立ち止まる。
おそらく美佳って1期に出てきた時もだけど、人の悪口言ってストレス解消…みたいなところがあったんじゃないかな。自分が「人の悪口言ってる」って自覚がないから濁らなかっただけで、それこそ神経が図太いから自分の悪意に自覚がなくて、それでメンタル美人だった部分が往々にしてあったんだと思う。
ただ、今ここで美佳は自分の悪意に気づいて「何言ってるんだろう…」って、ひょっとしたら自分自身に恐怖すら抱いたかもしれない。これがこの先サイコパスが濁って破滅に向かう「終わりの始まり」になるのか、それとも自分の中の悪意を克服するために朱(や執行官たち)を理解しようとする=成長の芽になるのか…。
前回、美佳は「自分が変わらないという自信が欲しい」と言い、自分が変わってしまうことを恐れているところがあるので、ここで自分の中の「悪意」に気づいてしまったことはちょっと嫌な予感がする…ましてや東金の秘密を知ってしまっただけに。…と考えると、美佳にもまだ「さやか枠」の可能性が残ってるんだよなぁw

ドミネーターの周囲はドローンだらけで「それは無謀です!」と朱を止める弥生。だが、執行官たちがドミネーターで撃たれることなく事態に対処できるのは朱しかいない…。
そこに雑賀先生(と雛河)が分析室に入ってきて、「ゲームのクラウドサーバ…灯台下暗しなんじゃないのか」とアドバイスを。
「…そうよ」志恩さんは「どうして気が付かなかったのかしら」と、国防省のドローン管理サーバのハッキングに成功。「次はゲームプログラムをクラックしてサイコパス保護のホロを解除しろ」と指示を出す先生。サイコパス保護のホロを解除するということは、すなわち…。
「見せるんですか!? プレイヤーに現実の光景を」とサイコハザードが起きかねない状況を危惧する弥生。しかし先生は「それが一番手っ取り早い」と意に介さない。…確かにそれしかプレイヤーのほうからゲームをやめる手段はないわな。
「さっすが国防省のプログラム。ホロ情報を解除するだけでも骨が折れそう…」と、やや苦戦気味の志恩さんに、「僕が…やる」と手を上げた雛河。「お姉ちゃん、助けなきゃ…」と作業に向かい、弥生もサポートに入る。
…お、お姉ちゃん!? 朱をお姉ちゃんって呼んだ!?
お前は某リュウタロスか、雛河!wwwwwwwww
もっとも、雛河に姉がいる可能性もあるわけだが、「雛河の朱に対する信頼」とか「報われぬ雛河の想い」とか言われてるので、雛河に姉がいる説を捨てないまま、とりあえずは雛河に「お前はリュウタロスか」と言っときたいと思いますw

「悪い魔女を倒せ」と、ゲーム内でラスボス扱いされた朱。志恩さんのナビでドローンが手薄なところへと逃げこんでいくが、疲労が蓄積されていく…。
そして志恩さん・雛河・弥生はホロの解除を急ぐ…が、8体のプレイアブルホロに、その全てが15層のホロレイヤー構成と、そう簡単に解除させてくれない。…うん、よく分かんないけど、とにかく手が込んでて難しいっていうのだけは分かったよ、弥生。
朱に襲いかかるドローン。そのピンチを救ったのは、須郷。
…うん、須郷、アンタここで今、その前職(元この施設の職員)を生かしてGJなことしてくれる!! 分かってた!!

ドローン2台に挟み込まれた朱と須郷。しかし、ドローンは撃ってこない。ゲームのプレイヤーも突如、敵が撃てなくなったことに困惑する。デコンポーザーでドローンを破壊する朱と須郷。一方、ゲームプレイヤーは一方的に敵に攻撃されてゲームオーバーになったことに納得いかず腹を立てる。
2人と合流したギノと東金。「お守りは監視官の仕事だぞ。逆なんてやらせるな」と朱を咎めつつ、心配するギノ。監視官時代もさることながら、執行官になっても心配ばっかしてないといけないとか…もうギノはそんな星の下に生まれたとしかw
「それより、今のは?」と尋ねる東金。須郷は「同士討ちを避けるための安全装置」と答える。一定の射角内に同機種が存在する場合、銃にロックがかかるようになっている。それを知っていた須郷はその機能を逆手に取って朱を救ったのだった。
須郷GJ! 超GJ!!
前回、ここが須郷の元職場だというバックボーンが描かれた時点で須郷GJフラグとして存在してたけど、期待通りのGJぶりだよ須郷! そりゃ蓮池死んでも須郷は生き残るわw そしてグッズに存在するということは、まだまだ生き残る=活躍するんだな、須郷!?
「勝手知ったる職場か」と須郷を振り返らないものの、その仕事を評価はするギノ。まだまだ青柳さんの件でのわだかまり残りすぎてるなぁ…。
「自分に作戦があります」ドローンの大半を無力化できるかもしれないと朱に切り出す須郷。「失敗した場合は?」と問う東金に、「自分が死ぬだけです。損害とはいえない」と答える須郷。
この時、ギノが嫌そうな顔するんだよね。そういや監視官時代のギノも、執行官を使い捨ての存在とは考えてなくて、どちらかと言うと前線に立ちたがる監視官だったことを思い出した。あとギノ自身、自分の部下だった執行官を何人も死なせてるから、尚更「執行官は使い捨て」って考え方を嫌ってるんだと思う…執行官になってもなお。
かといって執行官である現在のギノが死ぬことに躊躇があるかというと、多分そうではないと思う。自分の命を使うべきだと思ったら、ギノは躊躇なく死ぬと思うんだ。ただ、父親であるとっつぁんにもらった(救われた)命だから、軍師官兵衛の言葉じゃないけど「命の使い道」をギノはちゃんと知ってて、間違った使い方をしない(してない)だけだろうって。
須郷に説明を求める朱。そして「私がやります」と言う。もちろんギノはそれを止めようとする。

そこに3係・新庄執行官から「みんな死んじまった」と応援要請…というより「助けてくれ」って言ってるから救援要請だな。
そういや新庄も1期では2係の監視官だったけど、2期では執行官として3係に配属されている、いわばギノとは元監視官仲間だったんだな。1期で狡噛さんが元監視官って明らかになった時は、監視官の執行官落ちはレアケースかと思ってたけど、ギノが落ち、新庄が落ち…だと監視官の執行官落ちなんて日常茶飯事なんだろうな、公安局…って2期の組織図見た時に思ったわなw
しかし、そこに迫る足音――鹿矛囲。為す術なく、新庄もまたエリミネーターで殺される。
そしてリアルタイムで見た時にはこれで3係全員死んだと思ったんだけど、実は半分は生きている模様。
 ←クリックで原寸になります
放送終了後に確認したら、堂本・兵頭・芳賀が生きてて、この現場に波多野の姿が見えないのと合わせると、半分は生きててビックリしたものw
そして前々から3係の芳賀の名前がどこかで聞いたことがあると思ったら、あの所ジョージの本名だったwww
新庄と連絡が取れなくなり、いよいよ後がなくなった朱たち。朱は須郷に「命令です。私に指示を!」と、彼の作戦を実行に移すことを決意。「お前がやる必要は…」と制止するギノだが、「早く! これ以上犠牲が出ないうちに!」と叫ぶ。
朱に圧された須郷は、この先の運用試験場へ移動し、そこで作戦を実行に移すと告げ、朱たちはそこへと走る。
そして東金は、先を行く朱の背にドミネーターを向け、サイコパスを計測。
「この状況で…なんて美しい」「だからこそ、黒く染めてやりたい…
ウットリと東金は呟く。
へ…変態だ―――――――――――っっ!!
キモい、キモいよキモ金さん!!
前回言った、後半PVにあった気になるセリフが、この「黒く染めてやりたい」なんだけど、まさかこんなにもキモい表情でウットリと言うとは思ってなかったわ…。
しかしなんだろう…。この「黒く染めてやりたい」って言葉は、ともすれば支配欲や征服欲といったサディスティックな感情に思えるんだけど、実は裏を返せば「救って欲しい」とか「愛して欲しい」という欲求の裏返しなんじゃなかろうか?
このセリフを聞いた時に私が思い出したのが、銀河英雄伝説ロイエンタールだったんだわ。漁色家で野心的なキャラクターなんだけど、実は幼いころに母親に殺されかけたトラウマで女嫌いになってて、でもその実は愛を求めていた…っていう金銀妖瞳(ヘテロクロミア)のアンチクショウですよ。
東金の目的が今のところ明らかになってはいないんだけど、朱にここまで執拗にこだわることには絶対に理由があるはずで、この「黒く染めてやりたい」っていう欲求の奥にあるものが、その執拗さの理由なんじゃないかなぁ…?
でもね、キモいもんはキモいです、キモ金さん!!(キッパリ)
ストーカーのストー金さん通り越して、もうキモ金さんでいいですか、キモ金さん!?
そしてね、この東金さんの執着っぷりに何かデジャブを覚えると思ったら、シンケンジャーの腑破十臓だったw アイツに匹敵するキモさだね(多分褒めてる。ドン引きしながらも褒めてる)


ドローンが朱に標的を絞っている。朱を囮にドローンを目的の場所まで誘導し、例の安全装置を逆手に取って動きを止める。そして保管されていたドローンの装備用火器を利用して一気に叩く…というのが須郷の作戦だった。志恩さんのナビでドローンを引きつけながら作戦の場所へと走る朱。
そこで美佳が分析室に到着。「何を…」自分の預かり知らないところで作戦は着々と進行していたことに呆然とする美佳。
持ち前の身体能力があるとはいえ、さすがの朱も疲労の色が隠せない。しかし、ついに朱は作戦の実行場所場でたどり着く。集まってくるドローン。しかし…というか、予想通り安全装置が働き、銃にロックがかかる。
ドミネーターを構える朱。そして、ドミネーターはデコンポーザーに…。

「今よ!」志恩さんの合図で東金が吊り下げフックを下ろす。タイミングを逃さず掴まる朱。同時にギノ・須郷組がドローンの装備用火器を撃ち、ドローンを殲滅していく。撃った弾は積み上げられていた弾薬にも引火し、爆発。ドローンが全滅したことで、連動していたゲームもゲームオーバーに。
そして、水絵のもとに5丁のドミネーターが集まっていると伝える志恩さん。そして動いている方角から、海路で逃げるつもりかもしれない…とも。

ただ、この絵で見ると水絵(と鹿矛囲で)2丁、3係監視官のが1丁、3係執行官の2丁で計5丁…ってことになってるようにも見えるんだよな。確か蓮池のドミを回収した描写もあったし、殺傷された人数と集まったドミの数が合ってない気がするんだが?

ドローンから銃を外した朱に「どうするつもりだ」と問うギノ。「鹿矛囲はドミネーターで裁けない可能性が高い」と、まるで槙島の時の狡噛さんのような行動を取ろうとする朱。「サイコパスを濁らせたいのか」とギノは銃を取り上げるが、朱は「お守りですよ」と取り返す。
すると東金はパトドローンの怪しい動きに気づく。街ではゲーム画面にコンティニュー表示がされ、ゲームの再開と同時に、今度は公安局のドローンが乗っ取られた…!
「ウチ(公安局)にも仕込んでたなんて…」と驚く美佳。「いよいよもってマズイかもね…」呟く志恩さん。為す術なしなのか…。
「で…できた」そこに上がる雛河の声。そして、雛河が作ったプログラムをすぐにゲームプログラムに打ち込んで、ゲーム画面のホロを解除しろと指示する雑賀先生。

しかし「待って!」と止める美佳。プレイヤーに今までの現実を見せることで、サイコハザードが起こることを危惧する美佳。しかし、志恩さんも弥生も雛河も、誰一人としてその手を止めようとしない。
「そいつはお前さんの仕事だ」と美佳に説く先生。「このまま全てのドローンがコントロールを奪われたら、どうなると思う?」街ではドローンが人を殺傷し始めていた。
多数の人間がサイコパスを濁らせることと、多数の人間が殺されていくこと。先生たちにとっては天秤にかけるまでもないことなのだが…。
「そんなの公安のやることじゃない!」人々のサイコパスを濁らせてまで、それを行うのか。果たしてそれは正義なのか…美佳は叫ぶ。しかし、先生は言う。「マニュアル通りじゃどうにもならないこともある」…と。
2期で雑賀先生がレギュラーになった理由って、朱の師匠としてという意味もあるんだけど、征陸のとっつぁんがそうであったように、若い者に対して道を説く先人としての役割もあるんだよね。朱はいっぱいいっぱいであるがゆえに先輩として美佳に対して道を指し示す役割を放棄してるし、同じ先輩でもギノではまだ押しが足りない。しかし、先生には年の功から美佳に有無を言わさない押しの強さがある。確かに美佳は素直に聞くタイプじゃないが、先人でなければ出せない「説得力」を先生が持っているからこそ、先生を分析官として登場させた意味はデカいな…と。
やっぱね、おっさんには説得力があるんだよ…。おっさんでなければ出せない「深み」ってやつがね…。うん、おっさんはいいものですよ。
「…っ」言い返せない美佳。…そうよ、美佳ちゃん。この場の責任者は、あなたよ、ア・ナ・タ♪

一方、乗っ取られたパトドローンを止めるのに必死なギノたち。負傷した須郷が倒れ、それを救いに入る東金。しかし、デコンポーザーを何発も撃ったため、もう残弾がない。そこに襲いかかろうとするドローン…にギノパンチ!! まるでタツノコヒーローの作画だぜ、ギノ…。
ギノの義手が活躍する時が来るとは思っていたが、まさか…まさかこんなにカッコよくギノが活躍する日が来ようとは!!
1期2期通して今まで一番カッコいいぞギノ!!
カッコ悪いところはみんなメガネが背負ってくれたんや…。そして今なら狡噛さんに勝てるぞ、ギノ。ワンパンチで狡噛さんを沈められるぞギノ!!
ギノ(と東金)に抱えられた須郷は「すいません、宜野座執行官」と詫びるが、ギノは「黙って走れ」と安全な場所へと移動する。…あ、なんか今、ギノと須郷のわだかまりがちょっと解けた気がする。
そして鹿矛囲を追う朱。その手にはドミネーターとドローンの銃が握られていた。
多分これ、1期11話のドミネーターと泉宮寺さんの散弾銃を持った朱のリプレイ的なものなんだろうけど、あの時の朱は実弾の銃を撃つ覚悟がなかったけど、今の朱は撃てる(少なくとも本人的にはどうしても必要であればやむを得ず撃つことも覚悟している)という対比でもあるんだろうね。そしてそんな2期を通して劇場版では実弾の銃を持っている(本当の意味で撃つことも辞さない)朱がいる…ってことか。

解除プログラムの転送も終わり、「OK〜行っちゃおうかしら」とエンターキーを押す志恩さん。…この時の志恩さんに「やっておしまい!」なんてセリフをフォロワーさんがつけてくださったので、暫くの間、みゆきちボイスで脳内再生が止まらなかったわよwww
ホロが解除され、ドローンのカメラに映る現実が、それぞれのプレイヤーの端末に映る。「なんだよこれ!?」悲鳴を上げるプレイヤーたち。
そしてプレイヤーたちがゲームをプレイする手を止めたことにより、乗っ取られたドローンもまた停止していく。「よし!」とガッツポーズする雛河。

同時に都内各所にエリアストレス警報が…。「だから言ったのに!」危惧した通り、ゲームプレイヤーは現実を見たことでサイコパスを濁らせた。「こんなの全部対処しきれるわけないじゃん!!」叫ぶ美佳。しかし、「泣きごと言うな、監視官だろ」と雑賀先生。そして弥生もまた「出動しましょう」と美佳を促す。
朱の指示もあったとはいえ、雑賀先生たちは監視官=美佳の制止を無視してこの作戦に出た。しかし、先生も志恩さんも弥生も雛河も「人が死に続けるよりはマシ」とサイコハザード覚悟でプレイヤーに現実を見せることを選んだ。それは間違いなく、彼らの「正義」がそうさせたものだ。
今の1係の中で、唯一「自分の中に」正義を持っていないのが美佳だ。「正義」を決めるのはシビュラであり、シビュラこそが「正義」。それはかつて朱がそう思っていて打ち砕かれたものだ。おそらくこれから美佳は「正義の在処」を試される。そこで成長するのか、はたまた濁るのか。美佳が成長するだけの尺は…足りるのか!?
「集団的なサイコパス汚染か…」先生は呟く。
まるでシビュラによる秩序の弱点を、ひとつひとつ確認してるみたいだな…
前回、「シビュラ社会に対する脅威」は必ずしも「シビュラシステムに対する脅威」とイコールではない。むしろ槙島がシビュラ社会の脅威でありながら(免罪体質者として)シビュラシステムに求められたように、鹿矛囲もまたシビュラ社会の脅威でありながらシビュラシステムにとては有益な存在なのではないか…と言ったんだけど、ここで鹿矛囲がシビュラにとって利益をもたらす存在である可能性について整理してみる。
鹿矛囲もまたシビュラシステムにとって有益な存在であるから鹿矛囲を泳がせているとすれば、考えられるシビュラの思惑として考えられる可能性は3つ。

  • シビュラが量産しようとしているであろう「強化人間」に繋がる存在
    • 1期最終話で朱に語ったように、シビュラはそう遠くない将来、自身の正体を市民に開示することを前提としている。そのためには朱のように強靭なサイコパスをもった人間が必要だが、シビュラ自身は薬物等で人間のサイコパスを維持することが困難であることに気づいている。故に、次の段階への進化のためには、どうしても朱のような強靭なサイコパスを持った人間(ガンダムになぞらえて仮に「強化人間」と呼ぶ)を人工的に増やす必要がある。そこで東金を差し向けて朱を分析していたのだが、そこに現れた鹿矛囲は「強化人間」を作るより、もっとお手軽にサイコパスが濁りにくい(どころか濁らない)人間を作り出せる可能性を持っている。
  • シビュラ輸出にあたって人工的に免罪体質者を作り出せる可能性としての存在
    • サイコパスが測定できない存在ということは、免罪体質者にも似た存在である。(劇場版でシビュラシステムを海外に輸出するという設定があるので)シビュラを海外に輸出するにあたって、免罪体質者(の脳)が今以上に必要になる。そのため、鹿矛囲には人工的・後天的に免罪体質者を作ることができる可能性がある。
  • シビュラシステムがセルフデバッグのために使用している存在。
    • 強襲型ドミネーターの開発など、シビュラ自身、槙島事件で突かれたシビュラ社会の穴を埋めようとしている部分がある。そのためシビュラがセルフデバッグとして、この一連の事件を鹿矛囲に主導させている可能性。ただしこれは鹿矛囲による裏切りまでもを前提としている可能性が高い。

2期が劇場版に繋がるという前提を考えると、「人工的・後天的に免罪体質者を作り出せる可能性としての存在」かな…と思っているのだけど、すべての可能性が可能性であるうち(=真実が明らかにされるまで)は捨ててはならなのが、このサイコパスという話なんだけどねw
ともあれ、劇場版でもシビュラが健在な以上、2期も結局は「常守朱、抗いなさい」ENDは確定だし、やはりシビュラの思惑としちゃ、槙島同様、鹿矛囲は脅威ではなく「取り込みたい存在」として泳がせている…んだろうなぁ。

船で逃走を図ろうとする鹿矛囲と水絵。そこには新たに5丁のドミネーターが…。5丁ってことは、蓮池・會川・錫木・新庄の殺された4人と、兵頭・堂本の負傷した2人のどちらかの1丁…ってことか。殺傷された描写がない所さん芳賀は無事…と解釈していいのだろうか?
つまり、鹿矛囲側には、水絵・山門屋・青柳の3丁+今回の5丁の計8丁のドミがある…ってことか。ただしこれまでにエリミで4人*2殺してるから、少なくともエリミ弾数が残り1〜2発のドミは存在するよな。ドミの充電設備を持っていなければ…の話だが。てか、鹿矛囲のことだ、ドミを充電できる設備は持ってるだろ、絶対。
そこに朱が追いつき、鹿矛囲にドミネーターを向けるが、ドミネーターは鹿矛囲を認識すらしない。そして鹿矛囲もまた、朱にドミネーターを向け、「これが君の色…やはり驚くほどクリアだ」と満足気に呟く。
そんな鹿矛囲と朱を見て、水絵が嫉妬すら感じさせる表情を浮かべるのがまたなんとも…。文字通り身を捧げているのに、朱にこだわる鹿矛囲に対して、なにかアクションを起こしそう…というか、逆に朱にアクションを起こしそうだな、水絵。昼ドラ展開、お待ちしておりますw(そんな尺は多分ない)
「あなたは何者? 何が目的なの」と問う朱に、「君に裁きを見届けて欲しい」と告げる鹿矛囲。
果たして鹿矛囲は「何を」裁こうとしているのか…――。「シビュラを裁く」と鹿矛囲は言ったが、一体シビュラの「何」を裁くのか。鹿矛囲が裁こうとしているシビュラの「罪」…それが鹿矛囲が犯罪を起こした「動機」…だよな。
船を動かし、逃げる鹿矛囲。ドローンの銃を構えた朱。しかし鹿矛囲は「君が撃てないのは知ってる」と笑う。埠頭から離れていく船…って、よく見たらこの船、船体に「What Color?」って書いてあったよね…鹿矛囲ダセェwww

そこに東金が朱に追いつき、朱から銃を奪い取る。「汚れ仕事は我々の役目だ」と銃を構える東金。
夕日を背後に銃を構える男――朱はその姿にハッとする。
東金の姿に、あの日の狡噛さんの姿が重なった朱。
まさかの狡噛さん新規カットキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
ありがとう!! 本当にありがとう!! もう狡噛ファンはOPと名前以外には出てこないと思ってたから、この新規カットに狂喜乱舞せずにはいられなかった!!
もうこの際、作画がどうとかいう問題は取るに足りない。あの伝説の1期18話に比べたら全く問題ありませんよ!!
ありがとう!! 本当にありがとう!!
「ダメ!!」朱は叫び、東金を止める。そして鹿矛囲の船は沖へと去っていく…。
ハッとした朱ちゃんの顔がさ、1期の朱ちゃんに戻ってるの。きっと朱ちゃんは、あの時狡噛さんを止められなかったがずっとトラウマになってたんだな…。もちろん、ここで東金を止めたことで、そのトラウマが解消されたわけではないけど、「同じ轍を踏まない」ことはできた。でも多分、朱ちゃんが「狡噛さんを止められなかった(救えなかった)」というトラウマが解消されるとしたら、それは本当に狡噛さんを救った時じゃないと解消されないんだろうな…とも思う。
そしてここでハッキリと分かったのが、2期は東金を通して朱ちゃんが狡噛さん依存を卒業する話だ。
前から2期は「朱の守破離の物語」とは言ってたんだけど、朱が明確に東金を狡噛さんに重ねたことでハッキリとした。そして…うん、確実に朱を裏切るよね、東金さん。
多分、東金は「意識して」自分を狡噛さんっぽく見せてるんだろう。それこそ朱を「黒く染める」ために…。朱から信頼されるために狡噛さんを意識させ、その信頼が高まったところで朱を裏切る…それが東金の筋書き…か?
だとすると、尚更、東金は鹿矛囲と繋がってる説が濃くなってきたな…。そのためにシビュラを利用している…か。
そしてまたもや意味ありげに見せられた鹿矛囲の顔の傷だけど、前回出てきた手術室に移植パーツとか人体(義体っぽい)パーツがいっぱいあったし、やはり鹿矛囲は移植パーツだらけでサイマティックスキャンがエラーを起こして認識されない…ということだろうか。
あと、今回「クラウド」って出てきてふと思ったんだけど、鹿矛囲があまりにも様々なことに精通しすぎてて、逆に「鹿矛囲桐斗」って存在が複数…というか、それこそ「鹿矛囲桐斗」というデータ的なものがクラウド上に存在してて、そこで様々なスキルがアップデートされて身体(義体)にDLされてるんじゃないかって気さえしてくるのよ。もちろん、ゴルゴ13みたいに様々なことに精通しすぎてる完璧超人も存在してはいるけどさw
もちろん、鹿矛囲フランケンシュタイン(人体パーツ継ぎ接ぎ)説も捨ててないから、「鹿矛囲桐斗」=鹿矛囲の身体の元になった人間の名前から取った説も考えられるけど、鹿矛囲の正体を考えると、どうやっても「気持ち悪さ」に辿り着くんだよなぁ…。
ともあれ、まだまだ鹿矛囲・東金・シビュラの繋がりと、それぞれの思惑が見えてこないので、それがいつ、どう繋がるのか…。残り5話でどう描くんだろうな…楽しみすぎるわ。

でもって、ひとまず虐殺祭は今週で終わり…よね?
青柳ハザードの時は色相が濁りに濁ったけど、こうも続くと人間慣れるもんだね…。そういや1期で狡噛さんが言ってたわ…「人間は過酷な状況に慣れるもんだ」ってw
だけど残り5話もあるし、あと何人死ぬんだろうね…(遠い目)。


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*1:ドミネーターはフル充電時でパラライザーは無制限、エリミネーターは4発、デコンポーザーは3発という弾数制限あり

*2:1話の山門屋+今回の蓮池・會川・新庄