PSYCHO-PASS サイコパス #13「深淵からの招待」

PSYCHO-PASS Sinners of the System


ようやく11話の続き。そしてやっぱりひっそりと劇中でも年越して2113年になっていたでござるの巻。


カウンセリングを受けたギノさんだが、色相も濁り気味で犯罪係数も86.3と無視できないヤバいラインに。
そしてここでの最新の計測日が2113年1月なので、11話(2112年12月24日)から10日以上は経っている模様。
よくよく見れば、2112年9月までは犯罪係数が30台で、10月以降、爆上がりしていってる…ってことは、紛れもなく、この話が始まってから=朱が配属されてから上がっていっていることになるな。
「これ以上上がると報告義務が生じる」ってライン(おそらく赤線引いてあるレベル5ライン)が92ぐらいか。
…うん、ギノさんにも軽く死亡フラグ立った。
しかし、中の人(野島健児)いわく、ギノさんはあの世界での「常識人」で、常識人らしい活躍をするみたいだから、死なない気もするんだがね。あと監視官→執行官(潜在犯)はもうとっくに狡噛さんでやってるから、それも特段衝撃の展開じゃないし。
ちなみに秋田県(土曜深夜放送地域)、清盛(大河ドラマ)では「あるある」だった冒頭でのニュース速報テロップテロを食らいました…orz

ヒーリング系の装置でケアしてるが効果がない…というギノさんに、カウンセラーは「単純かつ効果的な方法」として、親しい人=恋人や家族に悩みを相談することを勧める。「恋人はなく、家族は父親だけが存命」というギノさんに、カウンセラーは「父親は理想的な相談相手」と言うが、「特殊な事情がある」とギノさんは苦笑する。
狡噛さんの童貞疑惑がアッサリと解消された次にきたのが、ギノさん童貞疑惑…だと!?w
それにギノさん、アニメ誌とちみキャラ*1で犬飼ってる設定が出てて、イメージ的にギノさんはリアル飼い犬*2を溺愛してそうだから、恋人なんて(ry っぽいじゃん! これはハイスペック童貞疑惑が濃厚やで…。あ、でもあの世界ってバーチャルで色々できるみたいだから、こっちの世界で言う素人童貞みたいなもんかも?w(というか、何故それを急に熱く語るのだ、自分w)

そして最初に言っておく。
先週の弥生フィーチャリング回に比べるとそうは見えないが、実は今回はギノさん回だ!!

今週の「進化するOP」。

OPの縢の名前の誤植は修正…されてねぇwww

最後に血まみれ狡噛さんが拳銃を撃つカット。
なんか…うん。死ぬか、死ぬに準じる結末をひしひしと感じるよな…。


ゆきが殺害された事件の報告書=槙島にドミネーターが作動しなかった件の信憑性をハマーン様局長に疑われたギノさんだが、朱は気が動転してドミネーターの扱いを間違えるほど無能ではないし、監視官としての資質はシビュラの判定でも本物だ…と言う。

しかし、「そのシビュラの判定を疑う報告書を君たちは提出している」とギノさんに返す局長。
この世界で最大多数の最大幸福を支え、未だかつてない繁栄と安定を築いたシビュラシステム。今や、人々は思い悩むより先にシビュラの判断を仰ぐ…と。

故にシステムは完全でなければならない…と言うギノさんに、局長はシステムが完全無欠ならそれを人間の手で運用する必要などないはず…と言う。
公安局に刑事課が存在し、監視官と執行官という「人間」がシビュラの目であるドミネーターを握る意味。万全を期したシステムでも不測の事態に備える必要があるからだ。

「システムとは完璧に機能することよりも、『完璧』だと信頼され続けることのほうが重要」…と説く局長。
しかしなんだ…踊る大捜査線とか相棒くさいぞ…。あ、総監督=本広だったわw

そして本来ならばギノさんの階級では閲覧できない機密情報を、局長との信頼関係によって見せられたギノさんは驚く。

それは藤間幸三郎=標本事件の容疑者の逮捕記録だった。
さすがのギノさんも秘匿されていたことに抗議するが…。
ちなみに拡大版
そういや藤間って、狡噛さんと学部と在籍期間が違うけど同じ学校出て、同じ社会科の教員免許持ってんだよね。
そして12話の時にツッコミ忘れたんだけどさ、12話って2109年4月の話になってたけど、これだと佐々山死亡が2109年1月との整合性が取れないんだが…佐々山死亡=藤間逮捕って2110年じゃね? 一応それだと狡噛さんが犯罪係数ぶっちぎって1回公安局辞めたのが2110年2月ってことを考えると整合性取れるんだが…。ヘタに2112年〜2113年と年またいでるのに加えて「3年前」がキーワードになってるせいで色々と整合性取れない部分多くなってきたなぁ…。
劇中での時間経過の年表が作られているという割に、「3年前」が、2112年(1クール目)から見て3年前=2109年なのか、2113年(2クール目)から見て3年前=2110年なのか、基準がハッキリしてなさすぎ。
正解は今後、標本事件=佐々山死亡(藤間逮捕)を「4年前」と言うか言わないか…だろうな。劇中はもうすでに2113年1月だから、佐々山死亡が2109年1月だとすると「4年前」になっちゃってるし。
ちなみにサイコパス一の難読ネームである局長の名前は禾生壌宗と書いて「かせい じょうしゅう」と読むらしい…って女の名前じゃねぇw


藤間の逮捕が秘匿されていた理由。それは現行犯と物的証拠がありながら、槙島同様、藤間にもドミネーターが反応しなかったからだった。

200万人に1人の割合で現れるという、犯罪係数と犯罪心理が一致しない「免罪体質者」。
そういったレアケースが存在するため、槙島の存在は驚くに値しない…という局長。

藤間と槙島という2人の免罪体質者が揃ったからこそ、標本事件の捜査は難航を極めた…って、その槙島を嗅ぎつけた佐々山ってパネェな…。
そして、さっき「今後、標本事件を『3年前』というか言わないかで佐々山死亡年が決まる」みたいなこと言ってたら、もう「3年前」言いやがったwww 正しくは2110年1月…なんだろうな、多分。なんかもう私の中ではそういうことにしたいw
そうすれば2109年の4月に弥生が執行官になって、2110年の1月に佐々山が死んで、狡噛さんが短期間で犯罪係数ぶっちぎって2月に公安局1回やめて4月に再配属になった…ことになるんだが、8話のキャプ見たら別の標本事件被害者が殺されたのが2108年11月というのが出てきた……もうワケワカラン\(^o^)/ もういいから年表見せろや、高羽ェ!(多分、年表作ったのってこの人だよね?)

その後、藤間がどうなったのかを尋ねるギノさんに、「行方不明と公式には発表されているが、ここではそれ以上のコメントをしない」「重要なのは、彼の犯罪による犠牲者が2度と現れることはなかったという事実」「シビュラシステムの盲点を暴くことも、その信頼性を揺るがすこともなく『消えて』いなくなった」と答える局長。
うぅ…だんだん権力の闇を感じてきたぞ。

人々はシステムの末端を通してシステムを認識し、理解する。システムの信頼性とは、いかに末端が厳格に機能しているかで判断される。システムの末端であるギノさんたちがドミネーター=システムを疑えば、それはやがてこの社会の秩序を疑う発端になりかねない…と言う局長に返す言葉がないギノさん。
もともと「システムに反抗する話にはしない」と言われてるし、平成の警察モノのお約束である、上が腐ってるのを目の当たりにしても、その中で「ふざけんな」と多少は逆らいながらも頑張る現場…という話なんだろうな。ギノさん視点なら。
だんだんギノさんが室井さんに見えてきた…。理想はあるけど上には逆らえず、エリートだけど要領悪くて、現場では主に狡噛さんと朱を心配して苦労が耐えない中間管理職な室井さん=ギノさんかw

結局、局長に返す言葉がないギノさんは引き下がる……ギノェ…。
そして槙島を確保し、本部に連行するように命令される…が、即時量刑・即時処刑はシビュラあってのシステムなので、殺さず生きて連れてこい、それだけでいい、あとのことは気にするな…と、「お前ら末端は犯人捕まえるだけで、あとのことは知る必要がない」とも言われる。
もしかすると、システムとは戦わないけど、権力の闇とは多少戦うのかもしれないな…戦うというか逆らうというか…。
ギノさんが相棒の伊丹じゃないが「俺たちは何と戦ってるんだ?」と言う日も近いなw


そんな権力の闇を感じた次のカットが「闇の奥」で吹いたw
もっとも、この「闇の奥」はそういう話じゃないが…(「地獄の黙示録」の原作というか元ネタというか)。
むしろ槙島が読んでた「1984」と対になるような内容の本らしい。
あらすじググっただけで実際読んでないので正確じゃないと思うけど、どちらも「支配体制の裏側」と「人間の狂気」を描いたもので、それによって支配していた者が崩壊するか、支配されていた者が崩壊するか…という違いらしい。
1984」は支配されていた者が崩壊し、「闇の奥」は支配していた者が崩壊する。
そして、槙島はシビュラに支配されている者を皮肉り、狡噛さんは自分たちを支配しているシビュラを皮肉る。…なるほどね。
まぁ、読んだらもっと深い考察できるんだろうが、面倒だから読まんぞw
ただ、どちらも読んだ人によると、「狡噛さんと槙島の考え方は一致しているけど、そこから導き出した結論が違う」ということらしい。
「闇の奥」のあらすじをググってたら「人間の本性は獣」っていうのがあったりして、狡噛さんにこの本を割り当てたのがちょっと分かった気がしたり…。逆に「1984」を槙島に割り当てたのには薄ら寒いものすら感じたけど。

入院中の狡噛さんはすることがないので読書三昧らしい…というか、もともと読書家設定らしい。文系マッチョ男子か…。
そして今回は5話噛作画か…orz
ちなみに劇中で入院2回目の狡噛さんについて、また調査してみたところ、前回入院したのが1クール目の2話目。そして今回が2クール目の2話目という「2話目」という共通点がございました。ついでに前回入院した日時を調べてみましたところ、2話=2112年11月5日で、11話=2112年12月24日ですので、実に1ヶ月と20日ぶりの入院であったことが判明いたしましたことを、ここにお伝え申し上げますw
もう、いろいろ調べすぎて、そのうち「細かすぎて伝わらないPSYCHO-PASS選手権」ができそうwww

落ち込んでるかと思った朱が「いつも通り」なのを狡噛さんが気にしてる…ってことは、入院してからここまで会ってない…ってこと?
というより、ゆきの遺影が笑ってはいけない葬式で俺はどうしたらいいんだ…!!

遺影がGIFアニメ…………。
いや、今でさえ、遺影がデジタルフレームっていうのがあるらしいんだが、笑ってはいけない葬式なり得るのでやめてくれ…。

槙島を取り逃がしたことを謝る朱に、「アンタのせいじゃない」と慰める(?)狡噛さん。

まだ免罪体質者については知らないので、槙島にドミネーターが使えなかったことには何か理由=槙島には秘策がある…と推理する狡噛さん。
2クール目は、個々の事件を通して「ドミネーターが効かない状況」に対してどう立ち向かっていくか…も描くんだろうな。そこで結果的に槙島に対してどうするか…狡噛さんが自分の手で殺すのか否か…か。
シビュラという正義が裁けない以上、誰が、何が犯罪者(槙島)を裁くのか。その時「正義が終わる」んだろうが、何をもって「正義」というのか…という問いかけでもあるか。
自らの意志で人殺しになれる者である狡噛さんが、己の正義によって人殺しの罪を背負い、槙島を裁く…という予想をしてるのだけど、そこで朱たちがどう出るか…だな。朱は自らの意思では人殺しになれる者ではないけど、自らの正義を持つ者として別の判断を下しそうな気もする。おそらく、槙島を裁くには人殺しの罪を背負う必要があるのだけど、それを狡噛さんが自ら望んだとしても、彼ひとりに背負わせることを是とするのか否とするのか…を朱たちは決断しなくちゃならないんだろうとも思う。

狡噛さんは朱が落ち込んでいると思い、朱は狡噛さんが槙島を取り逃がしたことで焦りや憤りを感じている…と思っていたみたいだが、お互い「いつも通り」で安心した様子。

「落ち込んでばかりいられない」「槙島聖護は自分にとっても狡噛さんにとっても友達の敵」と、槇島を捕まえるために前を向いた朱。

そして、「槙島聖護」という共通の敵ができたことで、「一つの目標を追いかけられることが嬉しい」とさえ言う朱に、狡噛さんは複雑な心境になる。
まぁ、狡噛さんにとっては「かつての自分」が目の前にいるんだよね…いろんな意味で狡噛さんにとっては複雑極まりないよな、今の朱って。



その夜、狡噛さんのもとに、朱がメモリースクープ(記憶の視覚情報を脳波から読み取って映像化する装置)を使って槙島のモンタージュを作ることを縢が知らせに来る。

友人を目の前で殺された記憶を強制的に追体験させられる=サイコパスが無事で済むわけはないのに、何故止めなかったと縢を責める狡噛さんに対し、縢はみんなで止めたけど朱の意思が固かった、「槙島を仕留める」と言った朱と同じ目的を持つ狡噛さんには、彼女をとやかく言う権利はないかも…と返したため、狡噛さん「ぐぬぬ…」。

狡噛さんが朱を止めようとコールするも朱はブツ切り。縢がチクったことまでバレてたwww
どうせ自分を止めるつもりだろうから狡噛さんと話す必要はない…と言う朱に、ギノさんも分析室まで来ておきながら最後まで反対する。
まぁ、誰にとっても、今の朱は「3年前の狡噛さん」の再現として目の前にいるようなもんだしな…。

局長命令で非公開捜査、専任チームが調査している以上、モンタージュがなければ手がかりは得られない…と、朱は犯罪係数が上がって執行官になってでも槙島を追い詰めると覚悟を語る。
やめろ朱、ギノさんのライフがゼロになる! それでなくてもこの人、今サイコパス相当ヤバいところまできてるのに、身内から潜在犯落ち3人目が出たら、本当にギノさんのライフがゼロになるからやめろ!

さすがにギノさんも怒るが、「大丈夫。サイコパスが曇りにくいのだけが私の取り柄」と言われ、それ以上は何も言えなくなってしまう。

なんかこのカンジだと、志恩さんだけが朱の味方…ってカンジだな。朱の覚悟を知って後押ししてるというか、覚悟を知ったからこそ、周囲が全員反対してる中で自分だけは朱の味方になってやろうとしてるというか。

案の定、ゆきが殺された記憶の追体験で朱は絶叫、放心状態。

おい誰だ、「朱たんのレイプ目(;´Д`)ハァハァ」とか言ってるヤツは!www
っていうか、とっさのことなのに朱の左頬を叩いた=右利きのはずなのに左手で叩いたギノさんテラ優しい…。

危険を冒した成果はあり、メモリースクープは成功する。
…おい誰だ、「朱たんの嘔吐(;´Д`)ハァハァ」とか言ってるヤツは!www
朱の言うとおり、朱のサイコパス色相は規定値以内で収まり、1度上がった犯罪係数もすぐに下がる。
「大丈夫だったでしょ?」と笑う朱に、ギノさんは彼女の刑事としての覚悟を見る。

そして、朱を止められなかったことで寝てる場合じゃねぇと狡噛さんも職場復帰。
一応「医者を説得した」らしいけど、どこまで本当なんだかw

朱を心配する狡噛さんに、「心配してたのはあなただけじゃない」と弥生は言い、そして危険を冒しただけの成果はあった…とメモリースクープからイメージングされた槙島の顔写真を見せる。

3年間追い続けた犯人=槙島の顔をようやく見ることができた狡噛さん。
そして槙島の顔が判明したことで、過去の事件と槙島がどんどん繋がっていく…。
フェイスレコグニションの優先手配を済ませたので、次に槙島が動けば即座に通報が届く。
これで槙島を追い詰める手段を得た…。
それを成し得た朱に対し、「アイツももう一端の刑事だ」と、彼女の刑事としての覚悟をギノさん同様、狡噛さんもまた見る。

その頃、征陸のとっつぁんはギノさんに呼び出されていた。

朱の色相が濁らないことを不思議がるギノさんは、とっつぁんに朱がどんなストレスケアをしてるのかを尋ねるが、とっつぁんは知らなかった。
ただ、とっつぁんに分かるのは、朱は自分の犯罪係数を恐れていない、そして物事を良しとし、世の中を認め許し受け入れてる。しかし、流されているわけではない。
朱は刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている…そう、とっつぁんは朱を評した。
サイコパスが濁りにくい朱は槙島と同類ではないか…と思ってたんだけど、メモリースクープ時に犯罪係数が上がったことからすると、犯罪係数が上がらない=免罪体質者ではないみたいなんだよね。
狡噛さんは「刑事という仕事を直感的に理解している」と、とっつぁんは「刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている」と朱を評することから考えると、朱は免罪体質者とも違う、ある意味「シビュラ世代におけるニュータイプ」なのではなかろうか…と。
だから狡噛さんは「世の中に必要なのはああいう人間だと思う」と語ったのかな…と。
「主人公たちがシステムに反抗する話にはしない」と明言されている以上、狡噛さんも朱もギノさんもシステムを崩壊させるためには戦わないけど、そのシステムの矛盾を解決しようと動く話ではあると思うんだ。現状、ドミネーターが効かない相手にどう立ち向かうか…という話になってるしね。そして、それに対しての答えはキャラクターごとに違う話でもある。
おそらく狡噛さんと朱は似たような道をたどりながらも違う答えを出すだろうし、その2人を見つめてきたギノさんもまた違う答えを出すのかもしれない。
ただなんとなく現状で思うのは、狡噛さんもギノさんも、もしシビュラを崩壊させることなく世の中を変えていくのだとすると、朱のような人間が変えるのだと思いそうだな…ってことかな。
うーん、なんて言うかな、朱をアムロとすると、狡噛さんって超人的な能力を持ちながらもニュータイプになれなかったシャアみたいなもんで、ギノさんは典型的オールドタイプでブライトさんみたいな…ってなんか例えが間違ってる気がすんごくするんだけど、同じシビュラ世代であるこの3人を、朱=ニュータイプ、狡噛さん・ギノさん=オールドタイプと仮定するとそんなカンジでしか例えられないんだよなぁ…。
ただ、朱=ニュータイプ、ギノさん=オールドタイプの中間に、一見超人的な能力を持ってるからニュータイプに見えるけど実はオールドタイプの狡噛さんがいる…っていう例えを、手っ取り早く何で例えたらいいのかが分からん。

朱が「刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている」と語るとっつぁんに「じゃあアンタはどうだったんだ?」とギノさんが問うと、とっつぁんは「昔は朱のように正義を信じてた気がする」と答える。

だが、そんなとっつぁんの「正義」を崩したのがシビュラシステムだった。
ドミネーターの言いなりになることを是としなかったとっつぁんは次第にサイコパスを曇らせ、潜在犯にされた。

それでも刑事をやめなかったとっつぁんに対し、「そんな不本意な生き方のために、俺を、母さんを巻き添えにしたのか」となじるギノさん……って、予想通り、親子だったしwww
しかし、これって結構衝撃の事実なはずなのに、狡噛さんが元監視官だったよ…の時より衝撃度が薄いのは、放送前からさんざん伏線貼ってたからだろうな…うんw
でもなんだ…ギノさんって、なんだかんだ言いながらも刑事であるとっつぁん=父親のことが好きなんだと思うよ。刑事としての自分を語るとっつぁんを見る表情とか、(シビュラの適性判定があったとしても)自分も同じように刑事の職を選んだこととか、とっつぁんが潜在犯になったことで差別を受けて苦労したことを恨んではいるけど、それでも刑事である父親を誇りに思い、憎み切れない部分を相当に持ってるよね、ギノさん。
そしてアレだ…この親子、和解した時にとっつぁんが死ぬというフラグが立ったぞ…オイ。
ちなみに現時点での死亡フラグが、狡噛さん(槙島倒して自分も死ぬ)、弥生(かつての友人=リナの凶行を止めて死ぬ)、ギノさん(犯罪係数ぶっちぎって絶望して死ぬ)、とっつぁん(ギノさんと和解して死ぬ)の4人に立っているわけだが…。
ただ、ギノさんに関しては、あの世界では常識人なので今後常識人らしい見せ場があると言われていたり、虚淵におけるメガネキャラは死ぬほど酷い目に遭うけど最終的にはオイシイポジションで終わるとか言われてるんで、この4人の中では一番死なないで済むキャラじゃないかな…とは思ってる。
ギノさん=室井さんだとすると、狡噛さん同様に青島である朱にとっては、上にいる彼らの理解者である必要もあるしな。…まぁ、朱のほうがギノさんより偉くなりそうな気がしないでもないがw

それでも刑事を辞めることができなかったとっつぁんが、今の時代…シビュラに支配される時代を諦めて受け入れた頃、とっつぁんの犯罪係数は横ばいになった。

ギノさんのサイコパスを心配するとっつぁんに、「今更、父親面するな」と言うギノさん。

しかし、とっつぁんは「この仕事に疑問を持ったら、何か疑わしいと思うことを抱え込んだら気をつけろ」と忠告する。
「そこから先には俺がはまったのと同じ落とし穴が待ち構えているかもしれん」…そう言い残してとっつぁんは去る。
すでにギノさんは藤間の処遇や槙島の扱いについて公安局上層部にある闇の部分に疑問を持ち始めている…んだよ、とっつぁん!
おたくの息子さん、もう結構ヤバいんですよ、とっつぁん!


今週のEDは裸祭りではなく、暮れ→夜景になっていくノナタワー以下の厚生省ビル群。
そして…。

「ED後も見逃すな」の予告通り、Cパート!
局長の意味深発言…なんだけど、キャプ画が暗くて分かりにくいかもしれないんだけど、首の後ろに何かが接続されてるらしいのと、何かをスキャンしている風な画面を見ると、攻殻機動隊でいうところのゴーストハックされてるようにも見えるんだよね…。
2クール目が「狡噛さんVS槙島」だけで済まないのが分かった…。
やはり平成の警察モノののお約束で、上層部や権力の闇とも戦うのか…。
やっぱりギノさんが相棒X DAYの伊丹よろしく「俺たちは何と戦ってるんだ?」って言う日が来そうだろ…コレ。
だんだんギノさんがイタミンに見えてくる今日この頃…。


そして14話先行組の話を聞くと、14話はかなりエグいらしい…。
でもって着々と1話アバンのアレに近づいてきているらしい。
あと、OPが完成形になってるらしい。


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小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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PSYCHO-PASS ラジオ 公安局刑事課24時 冬の一斉検挙SP

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*1:iPhoneアプリ

*2:ちなみに、もうひとつの飼い犬=執行官な。