PSYCHO-PASS サイコパス #12「Devil's crossroad」

PSYCHO-PASS Sinners of the System



年末年始2週空いて、3週ぶりの放送と思ったら過去編だったでござるの巻。

3年前、弥生はバンド活動をしていた。
爪を傷つけた弥生に、リナという音楽仲間が爪をガードするマニキュアを塗ってやる…と

そこは潜在犯の隔離収容所。そして、それは弥生が見た過去の夢だった。
3年前、弥生は潜在犯として隔離施設にいた。
弥生の音楽好きというかギター好きは、かつてバンド活動をしていたからか…。
パッツン前髪じゃない弥生もカワイイのぅ…。

隔離施設は8話*1にも出てきたけど、あの時に「犯罪係数別に棟分けされている」みたいなことを言っていたので、弥生のいた区画は犯罪係数120前後…らしい。が、まぁ、犯罪係数とマトモ度が比例するわけでもないしな。
犯罪係数はとっつぁんが127で弥生が118か…。狡噛さんと縢と志恩さんの高ポイントぶりに期待が募るなw …いや、志恩さんはあー見えて案外マトモそうだしなぁ?

そんな弥生のもとに、公安局から「執行官の適性がある」と、ギノさんがスカウトに来る。
しかし、社会復帰を目指す弥生は「それって、私のサイコパスはおしまい…ってことですか?」と消極的。
3年前のギノさん、前髪短い…というかフツーだ…………というか、メガネかけたクール松坂桃李に見えるぞ、ギノ!(それは単なる183センチつながりなだけです。異論は認めます。実写化したらギノは松坂桃李ね…とかは全然思ってないからw)


そして今回からOPが変わりますた。

公式MADとか言われてますが、私はカッコイイと思うぞ!
塩谷いわく、OPは進化する…って言ってたしな。
そして刑事課1係メンツのIDがOPで分かったわけだが…ハブられた志恩さん(´;ω;`)
でもって…うん、ドミネーターのインジケーターとか円盤1巻パケの狡噛さんIDは正確には朱のだったなw おもいっきりミスかいw
おまけにミスといえば、おい縢の名前www秀星じゃなくて、秀「」になっとるwwwwwwwww
あと、おなじみのシビュラマークと公安局マークの他に、救急と国境警備隊と思われる(訳するとそんな感じ)マークが登場。今後なんか関係あるのかしらねぇ?
そして救急マークにデジャブ…と思ったら、「梅ちゃん先生」の広志の勤め先の製薬会社のマーク(アスクレピオスの杖)だったw


弥生がどんな理由で潜在犯として収容されたのかは明言されてはいないけれど、どうやら施設では比較的模範的でマトモな人種の様子。

だが、収容されて半年、ギターの弦の購入申請だけは蹴られ続け、その度に激昂していた。

8話で収容施設は独房形式。有事の際はガス室化…と言ってたけど、何も処刑だけじゃなくて、こうして沈静化させるためにガスを注入することもある様子。
てか、あの1係のクールビューティ弥生がこんなに感情がハッキリしてる子だったのに、あんな寡黙で感情を表にしない子になったのかと思うと…うん、切ない。

そんなある日、弥生のもとに公安局から、今度はスカウトではなく、捜査協力の要請が…。
反社会的組織が北沢地域にあるらしく、そこで音楽活動をしていた=土地勘がある弥生に協力して欲しい…ということなのだが。
アラサーコンビがまだアラサーじゃなかった頃。そしてギノさんの前髪が短く、まだ狡噛さんがマトモだった頃。
あえて狡噛さんとギノさんが「若い頃」とは言いませんよw だって、25も28も「若い」もの…。
そりゃ、アニメや特撮の主人公・メインキャラ的に28歳がギリだというのは分かってますがねw(その他の例=ブルーバスター28歳→29歳)…てか、そういう事情で設定年齢28歳になったらしいよね、狡噛さん。本来はもうちょい上(30代)だったそうな。

…で、過去編なので、あの狡噛さんが執行官堕ちする原因を作った愉快なクソ野郎=佐々山の登場です。
どうやらこの世界では芸術は認可制…らしい。
そして3年前は狡噛さんもギノさんもまだ今のような黒スーツ黒ネクタイじゃない…ってことは、少なくともアラサーコンビにとっては、今の黒スーツ黒ネクタイって「喪服」なんだろうなぁ…と。
で、多分、今回の過去編は、弥生の掘り下げ…という部分もあるんだろうけど、佐々山が生きていた3年前を描くことで、現在の1係メンツとの対比を描いてるんだろう…というか、そっちが重要なんじゃないかって気がしてきた。
基本、必要のない描写は全力でカットしているみたいなんだわ、この話。なにせ狡噛さんと朱のイイカンジのシーンなんかバシバシカットされてるって話だし、ここでインターミッション的に過去編を持ってきたのは、「彼らはこんなふうに変貌したんですよ」と描くのが、1クール目と2クール目を繋ぐここでしかありえなかった…ってことでもあるんだろう。
多分、この過去編で描くのは別に標本事件ダイジェストでもよかったのかもだが、標本事件は(今回の脚本担当の)高羽がスピンオフ小説で詳しく描くみたいだし、標本事件をやっちゃうとおそらくというか絶対今後のネタバレになるから、弥生の過去を絡めて3年前を描いたんだろうな…。ってことは、今回の事件が今後に繋がる…のか?
…………え、まさか…弥生死亡フラグ!?

捜査協力に対し、弥生は自分に執行官の適性があったからか? と問う…と、狡噛さんは「こういうのには刑事の嗅覚が必要」と答える。
すると弥生は執行官を犬のように連れ歩いている監視官の姿から、「刑事の嗅覚じゃなくて犬の嗅覚でしょ」と揶揄する。

執行官のスカウトも蹴り、捜査協力にも非協力的な弥生に、狡噛さんは「ここを出て、また音楽でもやるつもりか?」と尋ねるが、弥生は関係ないでしょ…と取り合わない…が、ギターの弦を23回も購入申請し、未だに爪も整えていることを指摘。
観察眼や洞察力は天性のものか、狡噛さん。まぁ、生まれ持った知性や観察眼・洞察力に凶暴性やダークさが加わって今の狡噛さんがあるんですよ…ってことを描きたいんだろうからな、今回。

その頃、佐々山は弥生が捜査協力するのかをギノさんに問いかけていた。
ギノさん、要領悪い自覚があったwwwwwwww
そして、この頃のギノさんって、まだ監視官と執行官との間に厳しすぎるほどの線引をしてなくて、むしろ今の朱みたいに執行官を同僚として扱ってた風さえあるんだよな…。
やはり今回は、狡噛さん・ギノさん・弥生の3人がどう変貌したか…というのを描いてて、そしてその3人が3年前と今ではガラッと変貌した3人なんだろうな。

頑なに捜査協力を拒む弥生に狡噛さんが差し出したのは、弥生が欲しがっていたギターの弦。
そして過去を思い出す弥生。
リナは非公認アーティストで、バンド仲間からは関わるのを心良くは思われていなかった。しかし弥生はリナが好きだった…まぁ、この場合の「好き」が友情なのか愛情なのかは不明だけど、ニコ生の座談会で2話で朱と弥生が鉢合わせするシーンで「あなた、女の子とのセックスは好き?」という弥生のセリフがカットされた…という話を聞くと、愛情か…と思わざるを得ないw
弥生の部屋にあったマニキュアはリナから貰ったもので、そのマニキュアと音楽(ギター)が弥生とリナを繋ぐもの…ってことか。
…ってか、この頃からすでに狡噛さんはその名の通りのズルい男じゃないですかー!!www
でもまだこの頃は目が澄んでるよね…。
でもさ、なんだ…このラブいシーンはw …いや、単に「この頃から狡噛さんは狡猾な部分ありましたよ」とか「この頃から人心掌握テクニックには長けてましたよ」とかそういうのだと思うけど、結構ラブいので、本当にこの人は女が苦手なのだろうかと小一時間(ry
…まぁ、朱も弥生もサバサバしてて「女」を感じさせないからね…志恩さんみたいなのが苦手なのかもしれないけど、それはそれで上手く付き合ってるんだよなぁ…まぁ、ほら、ハイスペック童貞じゃなくて、単なるハイスペックイケメンですから、この人w



狡噛さんにオトされたw弥生は捜査協力することに。
執行官の適性がある…と言われた通り、弥生の優れた推理力に感嘆する刑事課メンツ。
しかし、志恩さんが弥生を気にしているところを見ると、これは志恩さんが弥生をオトしたのか…?w
でもって、1話で「刑事課は人手不足」と言ってたように、3年前は監視官2・執行官2+分析官…だったのか1係。そして執行官のコードネーム(ハウンド○)って、別に入った順じゃなくて、空いてるところに入る制だったのか…たまたま現在の番号並びが入った順になってるだけで。ってことは、とっつぁん(ハウンド1)から佐々山(ハウンド4)の間には2人いたけど、殉職したか施設送りになったのか…ってこったろうな。
まぁ、おそらくはアラサーコンビが配属された時には、とっつぁんとクソ野郎しかいなかったんだろうな…と。「部下を死なせた」ことで狡噛さんが執行官になったんだから、アラサーコンビが配属中に他の殉職者がいたってーのは考えづらいしな。いたとしても施設送りか退職者だろうな。

そして潜入捜査…って、またキャプテンUDONがいるwwwwwww

捜査なのに随分暢気なのね…と言う弥生に「慣れてしまったんだろう」と言うギノさん。「人間はどんな苛烈な状況でも、そこに身を置き続ければ、すべてを日常として飲み込んでしまう」…と。
そして狡噛さんも「俺(監視官)しかり、執行官しかり、更生施設の潜在犯しかり」と言い、「更生施設から正常な状態で社会復帰する人間は、ほんとどいないといっていい」と弥生に言う。
要するに、弥生に社会復帰は諦めて執行官になれ…と暗に言っているのか。
しかしなぁ、すべてがあらゆることへのフラグとしか思えないこの話において、潜在犯が正常な状態で社会復帰することはない…とか言われると、いや、もしかしたら狡噛さん案外フツーの人に戻るんじゃね? とか思えてくるだろ。…ほら9話で朱に「深いとこまで潜ってもちゃんと戻ってくる」と言われたのに対して「シビュラは俺が戻ってこれなかったと判断した」ってくだりとかさ。
…いや、多分、「戻れる」のだとしても、狡噛さん自身が戻るという意思がない気がするんだよね、たとえ「戻れる」ことに本人が気づこうが気づくまいが。
ついに復讐相手=槙島の姿を掴んだ2クール目って、狡噛さんが自分自身の生きる意味も含めて槙島への復讐に突っ走って、それを朱やギノさんが止めようとして止められない話みたいだからさ、もうそのためだけに生きてるもの、この人。だからもう、復讐果たしたら満足して死にそうなんだもん、この人。
もし「感動のラスト」が本当なら、死なないけど刑事は辞めるとか、死なないけどどこかしら壊れちゃうとか、「死なない」けど本当にそれだけ…って気がしないわけでもない。案外、2期とかあるなら、「死なない」けど公安局を去る展開で、2期はじゃあ刑事に戻ってくるところから始めよう的なのって、よくあるよねw
…いや、狡噛さんは死ぬだろ、常識的に考えて。

強い意志で乗り越えることも可能かもしれないが、ほとんどの人間は潜在犯として奪われ続けることに慣れてしまい、沈み込んでいく…だが、「奪う側」に回る方法もある…と、狡噛さんは弥生にその「奪う側の力」ドミネーターを渡す。
「奪われ続けることから抜け出すには、自分が奪う側に回ること」…そう狡噛さんは弥生に言う。そしてIDを登録してあるから持っていけ、そして万が一の際には使え…と。

その時、佐々山から「怪しいヤツらがいる」と通信が入る。
そして弥生は、その奥から聞こえる歌声にハッとする…リナが歌っていた。

「慎重に」って言われたのにクソ野郎はクソ野郎だけあって…うん、騒ぎにしちゃうんだw
「公安局でーす」ってノリ軽っΣ(゚Д゚)!! というか台本は「公安局です」だったけど中の人がこだわって「でーす」にしたらしいw
ちなみにモロトフカクテル=火炎瓶な。


クソ野郎のおかげでなし崩し的に突入するハメになったのだけど、ギノさんが消防に出動要請してる間に弥生まで突入してましたとさ…ギノェ…。

佐々山の元へ向かう狡噛さんについていくことなく、リナを探しに行く弥生。

反社会的組織…ってーのは実際にあった模様で、どうやらライブハウスやバンド活動を隠れ蓑にしている…のか?
犯人は人質を取るが、人質との距離が近すぎてドミネーターの照準が犯人に合わない。そこで佐々山は(犯罪係数98で潜在犯も同様だから)人質ごと犯人やっちまおうぜ…と言うが、「そんな大雑把なことできるか」と静止する狡噛さん。6話でも当の本人が言ってたけど、「立場上止めるけど、そういう(佐々山の)やり方が絶対的にダメだとは思わない」っては思ってないんだよな、狡噛さんってさ。
「優しいねぇ…そういうの命取りにならなきゃいいけど」って佐々山のセリフすら死亡フラグ的な何かに感じちゃうのは、もう完全に2クール目で誰か死ぬ、最終回で主人公死ぬ…と覚悟ができてるせいだよなw

一方、リナを探していた弥生は、地下通路(?)でリナと再会。

そしてクソ野郎は犯人を煽る…クソ野郎、テラクソ野郎だな、おいw
…で、だんだん分かってきたよね…うん、今の狡噛さんってクソ野郎トレースであることが。

再会を喜ぶ弥生とリナだが、弥生が施設から退院したのではなく、公安の捜査協力で一時的に出てきたこと、そしてリナの仲間が持っていたものに弥生が気づいたしまったことから、これは互いにとって喜ばしい再会ではないことに気づく両者。

隙を突いて人質と引き剥がし、クソ野郎は犯人をエリミネーターで爆殺。
…うん、要するに今回における佐々山って存在は、狡噛さんにとってどれだけ思い入れのある人物だったか…ではなく、佐々山の凶暴性を取り入れたことで今の狡噛さんがあるよ…って描写なんだな。
多分、現段階ではそれが描ければいい…というだけの情報量でOKなんだろう、佐々山という存在は。
おそらく標本事件スピンオフで佐々山の詳細な人間性とか狡噛さんや以下刑事課メンツとの関係とかを描くだろうから、狡噛さんにとって佐々山がどんな存在だったのかとか、それでどういう過程を経て今の狡噛さんになっていったのかとかは、現状本編が余計な話を詰め込めないってーもあるんだけど、むしろ小説で書くからそっちでね…って話なんだと思う。
基本、余計な…というか、本編ではカットしても差し障りのないエピソードはバシバシカットされてて、そこら辺はコミカライズとか小説版で補完される…みたいな形式なんだよな、この話。なので、ある意味、薄い本を厚くするには困らないだけの(隙間を縫った)妄想とかは相当し甲斐があると思うw
むしろ死んだことによって狡噛さんの中の佐々山が美化されてんじゃないかという気すらしてくるんだよ。この情報量の少ない描き方だとさ。少なくとも「あんな死に方をするようなやつじゃなかった」という意味が分からんというか、逆にあんなんじゃ悲惨な殺され方するのも解せなくもないわ…とも思えるしね。
まぁ、なんだろう…冷たい言い方かもしれんが、これは別に「佐々山」だからじゃなくて、狡噛さんは「部下」「仲間」が殺された…という理由で復讐に突っ走ってるんだと思うがね。これがギノさんかとっつぁんだったらそうならなかったか…と言われたら、むしろ彼らでもそうなっていただろうって思うし、佐々山という個人を思う心ではなく、部下っつーか仲間を思う心が狡噛さんを復讐に走らせたんだよ…ということだわな。
穿った見方をすれば、ある意味、腐女子の皆様への牽制かw ほら…公式は狡噛×槙島(槙島×狡噛?)を推してるのに、腐女子は狡噛×宜野座とか、佐々山×狡噛が熱くて、ことごとく公式の推しを外してるじゃないw どうでもいい話ですが、私は狡噛さんが右でも左でも相手がギノさんだろうがとっつぁんだろうが縢だろうが朱ちゃんだろうが槙島だろうが美味しくいただけますw(ホントにどうでもいい話だなw)

リナはバンド活動を隠れ蓑にレジスタンス活動をしていた。いや…隠れ蓑というより音楽活動を通してレジスタンス活動をしている…か。
そしてリナは弥生にその仲間になることを期待していたけど「期待してたのとは違った」…と。
番組開始時から「主人公たちがシステムと戦う話にはしない」と明言されていたので、どこかで反システム派が出てくるとは思ってたけど、こういう出方ですか…。
ということは、ムダな話は詰め込まないのがこの話だから、この過去編が後々に繋がっていく…のか? 例えばリナのレジスタンス活動に槙島が手を貸す…とか?
となると、ますます弥生死亡フラグ…orz
ただ、13話先行組の話を聞くと、なんか権力の闇にも立ち向かわなきゃいけないような展開もあるっぽいから、そこら辺が絡み合ってくるのかのぅ? なにせ2クール目は「正義が、終わる――」だし。
ただ、リナが「私たちの音楽で世界を変える」とかちょっと青臭いこと言ってるのがイタいわ…「中二病でも革命したい!」だわw

弥生が社会復帰を目指していた理由――それは単にリナとまた一緒にステージに立ちたいという思いからだった。
しかしリナは弥生が収容された時に自分の無力さを思い知り、力を求めた。楽しいだけの音楽活動に意味はない…と。

そして弥生は、リナが変わってしまったこと、自分たちは道を違えてしまったことを悟り、リナにドミネーターを向ける。

潜在犯では済まなくなる…と、公安局に出頭するよう懇願する弥生だが、リナは「アンタには撃てない」と弥生の横を通り過ぎる。しかし弥生は振り返り、トリガーを引くが、不正ユーザーとしてトリガーロックされてしまう。
結果として、弥生はリナを引き止めることができなかった…。

要するに、狡噛さんは弥生を試していた…ってわけだわな。
どんな時でもためらいなくドミネーターのトリガーを引けるか否か…を。
ドミネーターの記録から弥生が何度もトリガーを引いていたことを確かめ、「シビュラの目に狂いはなかった」と満足する狡噛さん…だけど、それが今じゃ「シビュラシステムさまさまだな」と皮肉るんだから、これもまた何かあるよな。自分がふるい落とされたのもあるんだろうけど、それよりももっと別のところにありそうだよな…。潜在犯になって思考的には自由になったこともあって、あの知性だからシビュラの穴にさっさと気づいてもおかしくないんだけど、システムには立ち向かわない主人公だったな、そういや。
今の狡噛さんの目って、どこか諦観したところがあるから「この世界は間違ってるんだけど、結局この世界で生きていくしかない」的な部分もありそうだしな。…いや、むしろ復讐でまわりが見えなくなってる部分が相当にあるから、そういったもんは自分には関係ない…と言ったほうがいいのかしらね? 思ってても変えるのは自分じゃなくて朱とかギノさんの役目だろうと思ってそう。
そして「システムの是非に答えを出すキャラクター」っていうのは、槙島以外では執行官組じゃなくて監視官組な気がしてきたぞ。13話バレを聞くとそんな気がする。


…で、EDも今回から変わりました。
Bパート終わりに被せてくるのとEGOISTというのは一緒です。

収容施設から出るその日、弥生は過去とも決別した。
リナから貰ったマニキュアと、あれほど欲しがっていたギターの弦を施設に置き、弥生は執行官となった…ってところで12話は終了なのだが、問題はその後のEDだ!

裸祭りwwwwwwwww
噂には聞いていたが、これは吹いたわwww吹かざるを得なかったわwww
でもまぁ、意味深ではあるよな。朱だけが揺るがない存在で、他のメンツは万華鏡のようにユラユラしてて、ドミネーターすらもユラユラしてて、まるで朱ちゃんがまどかよろしく概念ENDになってしまうんじゃないかという気すら…。
ただ、いつものいのりソングであるはずのEDの歌詞を聞くと、おい、これは朱なのか? 狡噛さんなのか? ってくらいの勢いでリンクしてる気がするんだよな…。
「どこにも行けやしないんだ 私と君」とか「罪は背負ってあげる」とかフツーに聞けば朱ちゃん→狡噛さんなんだけど、ちょっと角度を変えると、「一人ぼっちじゃ寂しいもんな」の杏子的な狡噛さん→槙島にも受け取れないことはない。異論は認める。
多分、狡噛さんと槙島って、出会い方が違ったら親友になれたといわれるほどだから、考え方は一致してるけど、それで至った結論が違うんだと思うんだよ。だから「分かり合えなかったわけでもない」って1話アバンで朱が言ってんだと思うしさ。
ただ、最後の最後で分かり合うんだとしたら、相打ちという名の心中だろうな…って気がするわ。
要するに何が言いたいかって?
最終回でこのED聞いて泣きたいだけさ! 色んな意味でいい最終回だったな…って泣きたいだけさ!
俺のこれまでの21話分返せ…以外で泣きたいだけさ!
狡噛さん、いい死に様でよかったね…になるのか、狡噛さん、死ななくてよかったね…になるのかは分からんが。
いや、絶対死ぬって…(もはやショックを最小限にするための自己暗示レベルに入っている気がしないでもないw)


13話先行組の話を聞くと、13話からはED後のCパートがあるらしいのと、塩谷がOPが進化していく…と言ってるのが楽しみ。
ちなみに13話でもしかしたら刑事課メンツが権力の闇とも戦うんじゃないか展開かもしれないと聞き、「相棒シリーズ X DAY」のCMとか予告を見ると、だんだん伊丹がギノさんに見えてくる不思議…「俺たちは何と戦ってるんだ?」的な意味で。
むしろ「正義が、終わる――」と「その時、全てが終わる」からして共通点だろ…おまけにPSYCHO-PASS終わるの3月だし、イタミンは3月公開だし。


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PSYCHO-PASS ラジオ 公安局刑事課24時 冬の一斉検挙SP

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小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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そういや今回のネットラジオのミニドラマがやけにマジメな話だな〜と思ってたら、小説版に収録されてる縢の過去編の1部をドラマ化したものだった件。

*1:王陵璃華子編。狡噛さんと朱が芸術に詳しいオネェに話を聞きに行った。