PSYCHO-PASS サイコパス #10「メトセラの遊戯」

今週のサブタイは分かりやすいな…。
メトセラ（というエライ長寿の爺さん）＝泉宮寺の遊戯だからな。

イブの未明、友人・ゆきからのメールに起こされた朱。
…いかにも罠だ！

ギノさんには内緒で、非番の狡噛さんに相談した朱は、共に指定された場所に向かう。

指定された場所は旧新橋駅。温暖化による海面上昇で東京は水没してる地域がある…という設定がようやく出てきたな。
ちなみに20・21日と松坂桃李ファンイベントで上京したついでに渋谷と台場のノイタミナショップを制覇した時に、たまたま新橋で降りたので「あぁ、狡噛さんと朱が来た場所ってこのあたりか〜」と確認してきてしまったじゃないかｗ
明らかに罠と分かる呼び出しに、狙われる心当たりはないと答える朱。そんな朱に「刑事の自覚ないんじゃないか？」と呆れる狡噛さんだが、朱を地上に置いて自分が地下に向かうことに。
本当に罠なら危険だと同行しようとする朱に、2人揃って行っても両方やられたら助けを呼べない、（ギノさんたちの）応援が必要だと判断したらその時点で呼べ…と、当然ギノさんには内緒で来てるのでドミネーターは持てないため、レベル2装備の武装（電撃の出る特殊警棒）で狡噛さんは地下に降りる。

IDは静脈認証か。おそらくドミネーターも同じ認証方式だろうなぁ…。
地下に潜ると…分かりやすいぐらいに妨害電波ﾃﾞﾀ━━━ﾟ(∀)ﾟ━━━!!

妨害電波で地上の朱との交信ができなくなり、おまけに何者かが流した偽の朱ボイスに狡噛さんが誘導されてしまう。偽朱ボイスに誘導されて電車に近づくと、そいつはそのまま急発進してしまい、朱はついに狡噛さんの位置情報をロスト。

狡噛さんが車内に入ると、そこにいたのはこの呼出メールの送信者である朱の友人・ゆき。
狡噛さん、朱を知ってるのかと訪ねたゆきに「同僚だ」って答えたけど、正確にはアナタ、朱の「部下」ですよね？ｗ

狡噛さんと連絡が取れなくなった朱はギノさんたちを呼び、事情を説明。
狡噛さんが電車に乗ったあと、地下は廃液混じりの汚染水で水没させられており、ここからは地下に突入できなくなっていた。
そして狡噛さんの最後の位置情報がマップ上にはない場所だったため、縢はナビの故障を疑うが、弥生はこのあたりは地下の再開発を繰り返していたため、登録されたデータは実態とは一致してないだろう…と言う。

しかし、ギノさんは狡噛さんが逃亡目的でこの状況を作り出したのではないか…と疑う。
まぁ、ギノさんにしてみりゃ、3年前の事件の黒幕＝槙島の尻尾を掴みかけてる狡噛さんがいつ暴走してもおかしくないと判断してるわけで、狡噛さんが執行官に甘んじてるのも「執行官であれば（行動に制約はあれど）捜査できるから」という理由だというのも分かってる。そしていざ事件の黒幕＝槙島に近づいた時に執行官という身分が狡噛さんの足枷なるということまで分かってる…から疑わざるを得ないんだよね。
そして、これまであんまり描かれてはないけど、いざとなったら狡噛さんは手段を選ばない、いかなる手段を使ってでも目的を達成する男（＝狂犬）だというところまでギノさんは分かってる…と。

そこに割って入ったとっつぁんは朱に位置情報をロストするまでの狡噛さんの動きについて尋ねる。
（マップ上で）壁を通り抜けたと思ったら途中からまっすぐすごい速さで動いた…と思い返し、そこから狡噛さんが乗り物に乗ったのではと推測した朱は、このあたりに南北に走る地下鉄路線はないかと弥生に尋ねる。
弥生が検索した結果、地下鉄銀座線が走っているが、60年前に廃線になっていた…。

その頃、ゆきを助けた狡噛さんは彼女に事情を聞く。
朱にメールを送ったのはゆきではなかった。そして昨夜帰宅して眠ったゆきを何者かが連れ去り、朱を呼び出すための餌として地下鉄車内に監禁したらしい。

そして自分をここに誘導した朱ボイスがサンプリングされた偽物と分析した狡噛さんは、その何者かは地下に来るのは朱ではなく代理の誰かというところまで最初から予測済み…ということは、目当ての獲物は朱ではなく自分ではないか…という判断を下す。

すると電車が停止。「降りろ」という意味だろうと判断した狡噛さんはゆきを連れて降りるが、現在の位置情報を知りたくても妨害電波でシステムにリンクできない。敵はどうあっても狡噛さんたちを孤立させたいらしい。

「ここに入れ」と言わんばかりの入り口を前に、「言いなりになるのは癪だ」と言う狡噛さんだが、~~AIBO~~泉宮寺のロボ犬が迫り、選択の余地はない。そして2人がたどり着いた先には異様な地下空間が広がっていた…。
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予定通り狩り場に獲物＝狡噛さんを誘い込んだ泉宮寺は槙島にも参加を勧めるが、槙島はここで起こることに興味がある、第三者の立場から観戦する…と不気味に笑う。

狩り場を進む狡噛さんは道すがらにバッグを発見。中身は水とケミカルライト＝サイリウム…って、サイリウムならそこで指の間に挟んでヲタ芸ですよ、狡噛さん！（CV朱）
ライトを持てば常に光が移動して歩くので敵に所在地を教えてしまう。サイリウムなら光源にもなり1度通った道の目印にもなる…が、どうやらこのお助けアイテムは泉宮寺ではなく槙島の差し金な様子。

朱がこんな仕事をしていることに驚くゆきは、もっと親身になって相談に乗ってやればよかった…と悔やみ、職場では上手くやっているのか？　と狡噛さんに問う。すると狡噛さんは、朱は信念を持っている。刑事っていうのはどんな仕事なのか直感的に理解している。世の中に必要なのはあぁいうタイプだと思う…と朱を評価していた。
う〜ん、やっぱり狡噛さんは、朱に刑事としての理想を託してるんじゃないのかな…？
前回プロファイリングを学ばせたのも、朱のサイコパスの濁りにくさを利用して、自分の目的のための駒（使い勝手のいい監視官）にしてる部分もなきにしもあらずだけど、シビュラシステムに頼らず、自己の判断で行動できる朱に、自分が成し得なかった「刑事としての理想」を託してる気がしてしょうがないんだよなぁ…。
朱と出会ったことでかつての自分が抱いていた刑事としての理想を思い出したけど、潜在犯＝執行官に落ちた自分ではもうそれを成すことはできない→朱は自分によく似ていて、かつサイコパスが濁りにくいという特性を持っていた→朱になら自分が成し得なかった刑事としての理想を託せるのかもしれない→いずれ自分は槙島を殺すことで犯罪係数が300を超えて殺される身だから、生きてるうちに教えられるだけのことは教えておこう…と思ってても不思議じゃないんだけど。
そうは見えないんだけど、やっぱりなんだかんだと狡噛さんと朱は互いに影響しあってるよなぁ…。

するとゆきも「学生時代から朱が間に入るとどんな揉め事も解決した」「最高にサイコパス色相がクリアなのはあぁいうタイプばかりなのかも」…と言う。
朱が間に入ると揉め事が解決する…だと！？　ウソダドンドコドーン！！
朱は公安局入ってからずっと揉め事ばっかり起こしてますよ！？　この前もギノさんと軋轢生んだばっかりですよ！？

そこでゆきは以前聞いた「朱を振り回している部下」が狡噛さんではないかと気づく。
「俺のことをそういうふうに言っていたのか、アイツは」と溜息をつく狡噛さん。…うん、「いつ振り回した？」って話ですよねｗ

次の瞬間、罠を発見する狡噛さん。…うん、本当にいい趣味ですねｗ
しかし、泉宮寺が地下開発に乗り出したのって、趣味＝狩りのためじゃないか？　地下なら誰にも気付かれないし、地下開発で私有化してしまえばあとは好き放題だし。
最初はそれこそ動物で狩りをしていたのが物足りなくなって、そこで槙島と出会って人間で狩りを始めた…というところか？
槙島は槙島で、自分が殺人の手段を与えたはいいけど飽きて捨てる人間を泉宮寺に提供すればいいだけで…璃華子のように。

すると、ゆきがさっきと同じバッグを見つけ、駆け寄ってしまい…………罠なのに…。
罠発動で~~AIBO~~ロボ犬に察知され、待ち構えていた泉宮寺に撃たれる狡噛さんたち。…………ゆきェ…。

うわ…コンクリの壁抉るとかどんだけ！？　そりゃ璃華子もマミられるわ…((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
そして狡噛さんは自分たちは泉宮寺の狩りの獲物だ…と、趣旨に気づく。
しかし、ドミネーターがない以上、反撃の手段はなく、勝ち目はない…。

怯えるゆきに「慌てるな、怖がるな。落ち着いて慎重に逃げ道を探すんだ。焦れば焦るほど敵の思う壺だ」と諭す狡噛さん。…いや、これ、自分に対しても言ってるよな。冷静になれ…って。

ゆきがさっき拾ったバッグを確かめると、中には携帯トランスポンダが…。トランスポンダってナンジャラホイ？　って調べたら「中継器」だった。これなら妨害があっても外に通信できる…ってことは、トランスポンダ≠トランシーバーだから、コイツ＝中継器を使って狡噛さんの端末から刑事課へ通信するってことだな。
しかし、このトランスポンダにはバッテリーとアンテナ素子がない…ということは、どこかにバッテリーとアンテナが隠されている…ということだ。

ロボ犬が2匹なため分が悪く、せめて片方だけでも潰さないと…と、ゆきに身を潜めていることを指示して狡噛さんは猟犬潰しに。
すると1匹にトランスポンダのバッテリーがくっついているのを発見。

1匹仕留め、トランスポンダのバッテリーを確保した狡噛さんは、ゆきのもとに戻るが、まだアンテナが見つからない…。

狡噛さんが猟犬を潰したことに感嘆する泉宮寺。そして泉宮寺は、この狩りに槙島の趣向＝狡噛さんへのお助けアイテム差し入れが含まれていることに気づく。
人は恐怖と対面した時、自らの魂を試される。何を求め、何を成すべく生まれてきたか、その本性が明らかになる…と槙島は語る。そして狡噛さんだけではなく、泉宮寺にも興味がある。不測の事態、予期せぬ展開を前にして、泉宮寺もまた本当の自分と直面することになる…とも。
そんなスリルと興奮を求めていたはず…と問われ、いかにも…と返す泉宮寺。
今回、槙島が観察しているのは「生への執着」か。そして生へ執着する人間の本性を暴く…と。

そして槙島は「この問いの意味を理解してくれるかな？」と、ひとり狡噛さんへお助けアイテム差し入れの意味を問いかける。
とりあえず今回で、1話アバン＝11話ラスト説は消えたな…と。
やはり直接対決は最終回か…。11話で初対面して、2クール目でジワジワと槙島が狡噛さんを追い詰める…という展開だろうな。
ジワジワと狡噛さんを追い詰めていく過程で、槙島も狡噛さんを深く理解する…と。
どう考えても相打ちか、狡噛さんが槙島殺して犯罪係数ぶっちぎった自分を朱に執行させるENDしか想像できないのですが…………orz
どうあれ、今のところは槙島に対しては狡噛さんの熱い片思い状態なのと、槙島はそれと知らず狡噛さんに興味を抱き始めた段階なんで、「互いを深く理解し、互いだけを見つめていた」という両思いになるにはもう1クール（おそらく事件にすれば2つか3つ）は必要だわな。
そして狡噛さんと刑事課メンバーがジワジワと追い詰められていくだろう2クール目が鬱展開だろうということは覚悟済みだ！

一方、狡噛さんは考えていた…。
ゆきを餌にして朱が釣られ、代わりに自分が探しに行くことまで織り込み済みで敵はこの狩りをセッティングした。
それを聞いたゆきは、敵が遊びたいのは狡噛さんであって、自分は巻き添え食らっただけ…と気づく。
ゆきについては最初の偽メールを送った段階で役目は終わっているのに、何故敵は…というか槙島はゆきを地下鉄に乗せたのか？

朱の友人だけあるのか、ゆきはそれについて、狡噛さんを簡単に逃げられなくするためではないか？　と答える。現に自分はこうして狡噛さんの足を引っ張っている。自分がいなければ狡噛さんはもっと上手く逃げいているはず…。だからもう自分を見捨てていい…と言うゆき。

そしてそこで狡噛さんは気づく…。
ケミカルライトやトランスポンダというお助けアイテムが置いてあったことから、自分にも勝ち目がある…と。
そして自分は試されている。ゆきを見捨てるか否か…それが勝敗の鍵を握っていたのだ…と。
すると突然「服を脱げ」とゆきに要求する狡噛さん…へ、変態だー！！　…ってか、私は見られなかったが、11話前のニコ生の座談会でものっそ「変態」と言われてたらしいですね、狡噛さんｗ
そしてゆきよ…。その人、理知的に見えるけど、結構アタマはイカれてるぞ…。監視官というエリート様から潜在犯＝執行官に落ちるくらいには、でもって執行官生活長くなって、犯人追い詰めるの楽しいヒャッホーって思うくらいにはイカれてるｗ

「生き残りたければ言うとおりにしろ」と言われ、仕方なく脱ぐゆき。
そしてブラとショーツ姿になったゆきに「アンタは下着を揃えないのか？」と問う狡噛さん。
この場面ね、「女は下着を揃えるもの」だと思っている狡噛さんが、女は下着を揃えるものだという夢を見ているハイスペック童貞なのか、それとも下着を揃えることが常識な女としか寝たことがない、ただのハイスペックイケメンなのかが謎…って呟いたら100RT以上されて私は吹いたｗｗｗ
非常時だからかもしれないけど、女の下着姿を見ても動じないあたり、多分、そういう女としか寝たことがない「ただのハイスペックイケメン」なんだと思うけどｗ

下着を揃えないのか？　と問われ、「え、なんで…？」と動揺するゆき。そして立て続けに狡噛さんはブラジャーよこせ要求。
多分、最後の1つはそこにあると気づいたな？　ゆきがブラとショーツは揃える派でよかったね、狡噛さん…いや、そうでなくても脱がせてたよな、この人ｗ
…しっかし、ブラジャー頭からかぶってもイケメンはイケメンですね！ｗ
最後の1つ、トランスポンダのアンテナはブラのワイヤー部分から出てきた！
…うん、ブラジャーに触り慣れてるから、やっぱりただのハイスペックイケメンだ…それもハイスペック変態イケメンだｗ

一方、刑事課チームはこのあたりに妨害電波が出ていることを確認。中継基地を立て、シラミ潰しに調べることに。
そしてギノさんは狡噛さんを見つけ次第、警告なしでドミネーターで撃てと指示。

まだ脱走と決まったわけではないのに…と異論を唱える朱に、その判断はシビュラシステムが下す、狡噛さんに逃亡の意思がなければ犯罪係数に変化はないからパラライザーで決着がつく、だが本当に逃亡するつもりなら容赦なくエリミネーターが起動する…とギノさんと縢は言う。

友だった人間を殺しても構わないというのか…と反対する朱に、ギノさんは冷たく言い放つ。
「これで狡噛が死ぬハメになれば、全ては君の監督責任だ」「狡噛をコントロールしていれば、こんな事態にはならなかった」「どうだ、自らの無能で人が死ぬ気分は？」…と。
陰険だよ！　陰険だよギノさん！！
しかし、これってさ、朱に言ってるけど、実は自分自身にも言っていて、更にはかつての狡噛さんと自分自身にも言ってないか？
狡噛さんとギノさん自身、死なせてしまった佐々山をちゃんとコントロールできていれば死なせずに済んだ…と思っているだろうし、ギノさんも狡噛さんが落ちていく過程で（その時点では同僚ではあったけど）ちゃんとコントロールできていれば落とさずに済んだと思ってる。そして今現在、ちゃんと朱と狡噛さんをコントロールできていれば、友だった男を殺してしまうかもしれない状況に陥らずに済んだ…という苛立ちやら自責の念を、ただ八つ当たり的に朱にぶつけてるだけ…だよな。
「友達だったんでしょ」と朱は言ってるけどさ、多分、表にはお互い出さないでいるだけで、狡噛さんもギノさんも、まだお互いを「親友」だって思っているよね…。立場が変わってしまったから互いに一線引いてるだけでさ。
めんどくせぇ友情だな、このアラサーコンビは！！

そこにとっつぁんが割って入り、ギノさんの首根っこを掴んで放り投げたぁーΣ(ﾟДﾟ)！？
ギノさんにしてみれば「殴ったね、親父にも殴られたことないのに」状態である…いや、殴られないけどｗ　ってか、とっつぁんが実の親父の可能性あるけど。

とっつぁんに放り投げられ、呆然とするギノさん。そこに狡噛さんからの通信――応援要請が入る。
狡噛さんが無事なこと、逃亡したのではなかったことに安堵する朱ら。そしてギノさんは狡噛さん救出のため、ありったけのドローンを投入させるよう指示を出す。
…ってか、なんだよこの「キリッ」と感ｗｗｗ　いや、分かるよ…逃亡じゃないって一番信じたかったのはギノさんだからさ。
ドミネーターを携え、地下に突入する朱ととっつぁん。
果たして、狡噛さんがさらなるピンチに陥る前に到着できるのか…というところで次回に続く…なのだが、私は20日に東京で見てしまったのだよ…………。