劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王

…てなワケでキバの感想です。


古代展の会場で石造から怪人が復活。
どうやらヤツらは「王(ロード)」の覚醒が近いことにより復活したらしい。
そして、何故か20歳にして高校に通うことになった渡。

正直、この話(劇場版)はTV本編とリンクしているのか、パラレルなのか微妙…。
ムック本によると、いずれは渡=キバと周囲に知られてしまうらしいんだけど、渡に対する名護さんの態度とか、恵の「アンタは(高校になんか行かなくても)戦ってればいいのよ」って発言がちょっと引っかかった。
特に、恵は渡が社交的になることを歓迎してたはずなのに、コレだと渡を単に戦闘マシーンぐらいにしか思ってないカンジじゃないか…。

…で、渡が編入したクラスの担任はこの人!

なんだかんだでイマジン声優ではいちばん出番があったよ、てらそまん。
渡が仲良くなった同級生・なつきと部活めぐりをしていると、続々登場イマジン声優。

止めるけどいいよね、答えは聞いてない!
サッカー部員・鈴村健一(34歳児w)

僕に、詰まれてみる?
将棋部員・遊佐浩二(40歳*1
メイキングでの遊佐いわく、「(高校生役なのは)ファンタジーとして見て下さいw」だそうな…www

結局、渡が入れそうな部活はなく、(´・ω・`)ショボーンとしていると、誰もいない教室からバイオリンの音が…。
弾いていたのはなつみで、感動した渡はなつみとバイオリン同好会を作らないかと提案するも、なつみは「バイオリンは嫌い」と出て行ってしまう。
直後、高校に脱獄囚・杉村が逃げ込み、なつみを人質に取るが、渡の機転と名護が駆けつけたことによって事なきを得る。
しかし、名護が杉村を護送する途中、ファンガイアとは違う怪人がパトカーを襲撃。杉村を王と呼び、奪還していく。
このシーンで怪人にボコられる警官役が、電王の三浦役・上野亮くんと、大人桜井役の・岡野友信さん(多分)*2


この怪人がファンガイアではないことで現れたのが、名護さんがかつて所属していた3WAの白峰天斗。
メイキングでは、「もう昔の私ではない」と言い、

名護「終わったらコレに天斗のボタンが…」

名護「第3ボタンを(もらおうかな)…」
と、「妖怪ボタンむしり」ぶりを発揮してますwww

現れた怪人はレジェンドルガというらしい…。
白峰に詳しい話を聞く嶋さん。

↑はメイキングでの小芝居w
どうやら22年前、杉村が収監されていた刑務所に、バイオリニスト・榊原とわが慰問に訪れた日に、その刑務所で古代遺跡が発見されたことがレジェンドルガ復活と関係しているらしい。

しかし、22年にも前に起こってしまったことを今更どうすることもできない…という恵。
それでもどうにかできないものかと思案する渡はキャッスルドランへ。
ガルル・バッシャー・ドッガの手で時の扉が開けられ、渡は22年前へと飛んだ…。
ちなみにこのシーンで渡はガルルさんを「次狼さん」と呼んでいるので、キャッスルドラン3人衆のことはフツーに人間名で呼んでいるものと思われる。
…てか、ネットムービーでもだったけど、バッシャーが渡のことを「お兄ちゃん」って呼んでるwww
確か100歳越えてたよね? バッシャーたん…。


22年前に飛んだ渡は、とわと出会い、刑務所への慰問を中止するように懇願するが、とわは聞く耳を持たない。
それでも食い下がる渡をとわから引き剥がしたのは、なんと音也!
しかし、渡と音也は誘拐犯と間違われて警官に連行されそうに…。
このとき、音也を連行した警官役がキバのスーツアクター高岩成二さん(もちろん生身w)
ある意味「息子に捕まる父」の図。
なんとか逃走するものの、婦人警官(電王のナオミ役・秋山莉奈ちゃん)に捕まり、杉村と同じ刑務所に収監されてしまう。
しかし、程なくして慰問に訪れたとわを人質に杉村が脱獄しようとする。
そして、ここの刑務官役が、ハイこの人!

関俊彦、参上!
避難するように…と、牢のカギを開けた関さん演じる刑務官に、音也が「アンタ、名前は?」と尋ねる。
俺? 三条
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
どうやら、現場で決まった役名らしいぞ。

「三条さん、ゴメン!」と三条刑務官を便器に突っ込む音也…ヒデェ
親子の連係プレーで杉村の脱獄は阻止する…が、三条さんの正体はファンガイアだった!!
そこに現れたゆりからイクサを受け取って変身した音也がファンガイアを倒し、渡は過去を変えることができたと現在へ戻る。
しかし、杉村は壊れた刑務所の奥に古代遺跡を見つけてしまっていた。


現在へと戻ってきた渡だったが、人々がレジェンドルガ化していく事件が発生し、恵とともにピンチに陥ってしまう。
そこへ駆けつけたのは、なんと22年前から飛んできた音也とゆり!
渡が自分の息子であることを無条件に信じる音也に対し、

恵が自分の娘だと信じようとしないゆり。

ちなみにメイキングでは、バイオリン工房での渡と音也の会話や


親子での入浴シーンがあったんだけど、どうやら尺の都合でカットされた模様…(´・ω・`)ショボーン
ディレクターズカット版では復活してホスィ…。


レジェンドルガの目的がキバ=渡へ復讐ということで、敵の目をごまかすために音也は渡を女装させる。

わざわざスネ毛が目立つ白のストッキングですwww
本編でもスネ毛がどアップありw
しかもスカートはいてるのに渡は大マタ開いて椅子に座っておったwww

いかにもな女装だけど、イケメンは女装してもカワイイよな…orz
未来に来ても音也は相変わらずナンパ。
ナンパしたギャルがギャル曽根演じるサヤカ。

去年の星野亜希ほしのあき)以上のチョイ役。

「アタシの好きな音楽を教えてやろうか? 人間の悲鳴だ!」
ってレジェンドルガに変身して終わりですた。
メイキングでは、現場でも食いまくりで、食い>>>芝居になってて、「(本気で)食べないで!」ってスタッフに言われる始末だったゾヨ…。


レジェンドルガの猛攻に渡はピンチに陥る…が、そこに駆けつけるキャッスルドラン3人衆。


キバ&人間体3人衆もいいけど、キバ&獣人体3人衆も( ・∀・)イイ!!
しかし、フォームチェンジが素早すぎて、ちょっと物足りなかったぜ…(´・ω・`)ショボーン
レジェンドルガを倒したキバとイクサだったが、突如、白峰=仮面ライダーレイが、恵とゆりを攫ってしまう。

実は、3WAの開発したライダーシステム=レイは通常の人間に扱える代物ではなかった。
白峰はレイを扱うためにレジェンドルガに身も心も売ってしまっていたのだ…。


恵とゆりを助けるために魔界城へ向かう渡と音也。
父としてしてやれること…と、自分が行くから渡に残るように言う音也。
しかし、渡は「親孝行させて下さい」と言い、隙を見せた音也を気絶させ、ひとりで向かう。


魔界城に乗り込んだ渡だったが、王として覚醒した杉村=アークの罠に嵌ってしまう。

人間からドラゴンのような怪人体へと変身していく渡。
オレ的には、レジェンドルガ化というより、渡のファンガイア体かな…という気が。

音也が駆けつけるも、時すでに遅し。
テメェ、俺の息子に何をした!!」には震えたぜ…。
必死に止める音也の声も、怪人化した渡には届かない。
しかし、それでも音也は渡に呼びかけた。
息子のお前に殺されるなら本望だ…。だが、今のお前は渡じゃない。俺を殺すなら元の渡に戻ってから殺せ!
…ヤベェ、ちょっとウルッときた。
怪人化した渡を抱きしめる音也。
すると、渡は元へ戻る。


一方、捕らわれていた恵とゆりも脱出に成功。
2人同時にイクサに変身キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ちなみに麻生母子イクサのスーツアクターは、覆面の美人姉妹の兄・蜂須賀祐一さん。
ムック本だかによると、蜂須賀イクサ用に新しくスーツを作ったそうな。
バンダイさん的に「女性ライダーのおもちゃは売れない*3」から、基本的に女性ライダーはナシ*4らしいが、イクサは複数人が変身するライダーだから、女性が変身してもアリってコトか。

そして恵からイクサを渡された名護さん(イクサ)も白峰(レイ)を倒す。
…っていうかさ、白峰って一体なんだったの?
白峰役の山本匠馬や、レイのスーアクの永徳さんが「白峰(レイ)の戦う目的が何なのか分からないと演じられない」って悩んでた…って話に納得。
山本はパンフのインタビューで「(ガンダムの)ジオン軍のような正義があったかもしれないし、(正義の)方向性を間違っていた」って語ってたけど、白峰が自分の心情を吐露したり、レジェンドルガに魂を売る描写もなかったから、ホント分かりづらい…というか、1回見ただけじゃ分かるはずもないな…。
ディレクターズカット版に何かしらの描写があることを期待しよう。


アークとキバの一騎打ちは空中戦。
キバにいたっては「飛翔態」=渡怪人体。
えぇ、もはやライダーじゃないよね…orz
でも、2メートル(キバ)*5が3.2メートル(アーク)と戦うにはそのくらいしないと…なんだろうけど、なんか物足りなかった。


物語(ドラマ)としてはいい話だったんだけど、アクション部分が今ひとつ物足りなくて、結局「ゴーオンジャーのほうが面白かった」んだよなぁ…(苦笑)。

とりあえず、劇場版DVDとディレクターズカット版を首を長くして待つことにしますぜ。

*1:撮影当時は39歳

*2:上野くんは分かったんだけど、岡野さんはクレジットが警官役だったので、多分このシーンかと…。

*3:加藤夏希が演じる劇場版龍騎の女性ライダー・ファムが、「初の女性ライダー」と鳴り物入りだった割に売れなかったらしい。

*4:響鬼に出てきた朱鬼(ザンキさんの師匠)はいたけど、おもちゃはないハズ。

*5:あくまでも設定。中の人=高岩さんの身長は175cm。