PSYCHO-PASS サイコパス2 #05「禁じられない遊び」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

今回も虐殺祭ェ…の巻。
ツイッターの実況および実況後の感想やら考察とか#pp_anime


潜伏場所に戻ってきた鹿矛囲と、「上手く行ったのね」とそれを出迎える酒々井さん。…完全に取り込まれてますやん、酒々井さんwww
バッグから青柳さんのドミネーターと取り出した鹿矛囲に「(青柳さんを)殺したの?」と尋ねる酒々井さんに、「執行官がね」と応える鹿矛囲。青柳さんが死に至った発端は酒々井さんの通信だっただけに「心が痛む?」と問う鹿矛囲。しかし酒々井さんは「分からない…。でも少し悲しい」と言う。…あぁ、これは洗脳されてますわw 判断能力が奪われてる。けど、「少し悲しい」とも答えたあたりはまだ彼女自身の心が残ってる…のか? もっとも、この彼女自身の心の最後の片鱗すら次回あたりには消えてしまってそうだけど。
「ちゃんと教えた容量を守ってるね」と酒々井さんが薬を服用したあとを認めた鹿矛囲は「色相を見てようか」と彼女にドミネーターを向ける…って、あぁ、やっぱり鹿矛囲はドミネーターを使うために酒々井さんの目を自分に移植したんか。
「綺麗だ…」と呟く鹿矛囲。「効かないって言われていた薬を少し飲んだだけで、こんなにも楽になれるなんて…」と言う酒々井さんに「人には固有の処方がある」「それを無視して、ただ強い薬を飲ませるのは暴力を振るっているのと同じ」と薬品への精通ぶりを見せる鹿矛囲。…しかし、元鬱病患者である私はちょっとその酒々井さんの気持ちは分からないでもない。精神科薬を飲むのに抵抗はあったけど、実際飲んだら楽になって「薬飲んで楽になるんだから、素直に薬飲んで鬱病と付き合っていくぐらいの気持ちでいたほうがいい」って思ったもんな。そして鹿矛囲の「ただ強い薬を飲むのは暴力と同じ」っていうのはメンヘラ界隈にはびこる『お薬ヒエラルキー』に対する風刺にも聞こえるわw
もっとも、この鹿矛囲の「ただ強い薬を飲ませるのは暴力を振るっているのと同じ」というのは、厚生省と製薬会社のズブズブの関係を指してるんだと思う。多分、特定の薬を売るためにその処方が厚生省から推奨されてて、その薬使うと医者にも金が入るからとにかく処方を乱発するという、我々の世界にもあるアレだろうな。
「どうして私をクリアにしてくれるの?」と問う酒々井さんに、鹿矛囲は「君自身の意志が欲しいから」と答える。…うわぁ、鹿矛囲も上手いこと暗示かけんてんなぁ…。判断能力を奪っておきながら、相手を隷属させているとは見せかけず、あえて自分の意志で選択させるように導く…っていうのが悪質だわぁ…。
「そばにいてくれ」と微笑む鹿矛囲に、酒々井さんは「私、何でもする」と陥落。…てか水絵、完全にダメ男に引っかかってる女だよ!!w
そして鹿矛囲は呟く。「シビュラよ、お前を裁くまであともう少しだ…」

一方、メンタルケア施設を現場検証中の1係。裏口を調べてくると朱から離れた東金。あまりの凄惨さにトイレでリバース中の美佳。物陰から朱にドミネーターを向けた東金は、あんな凄惨な現場を目の当たりにしてなお濁ることのない朱のサイコパスに「きれいなものだ…」と驚嘆する。そしてトイレから出てきた美佳がそれを目にし、「何なの、アイツ?」と怪しがる。
1期の小説版でメンタル美人と称されていた美佳だけど、実際はメンタル弱いんだな…というか、彼女がメンタル美人なのは、朱とは全く正反対の理由だよな。サイコパスが濁る危険性があるものは本能的に避けてきたのと、ネガティブなことは自分の内に抱え込まない(基本的に人のせいにする)とか、「心が強い」んじゃなくて「神経が図太い」。早い話が「自己中心的」ってやつなんだけど、自身のサイコパスを守ることが何よりの至上命題とされているこの社会って、究極の自己中心的社会だから、美佳の姿は間違ってはいないんだよね、この社会では。何よりこの社会の支配者である当のシビュラそのものが究極の自己中心的存在だしw


ついに…ついに雑賀先生が分析官に就任したぞー!!
…といっても臨時分析官という立場らしい(?)が、とりあえずサイコパスにおっさん枠が戻ってきたわけだ!
征陸のとっつぁんは相手を息子や娘のように包み込んで、そして背中を押してくれる父性なら、雑賀先生は基本自立した人間が相手だけど、時には寄りかからせてくれる、そして相手が自分からまた歩き出していくのを見守る父性だよなぁ…うん、おっさん枠はいいものですよ。
そしてな、私、ホントに今頃になって、雑賀先生の中の人と、軍師官兵衛安国寺恵瓊の中の人が同一人物であることにようやく気づいたわ…どっちも最初から見ているにも関わらず(私ってホントアホ)。
就任早々、事件の資料を全部読み終わってしまった先生に「さすが」と驚く朱。しかし先生は「流石なのはお前さんのほう」と、メンタルケア施設の事件から、まだたったの一晩なのに落ち着いている朱に嘆息する。「ホントに人間か」とからかう先生に「人聞きが悪いです」と返す朱。…先生、それは言っちゃならん。朱ちゃんにとっては、ゆきちゃんが死んだ時や狡噛さんがいなくなった時でもサイコパスが濁らなくて、「心とサイコパスが一致しないこと」で「自分は薄情な人間なのか?」というある種のトラウマになってるから。とはいえ、先生だからまだ許されてるところもあるけどな。
「ショックじゃないと言ったら嘘になる」「でも、それ以上に『やらなきゃ』っていう気持ちのほうが強い」と、落ち着きの理由を答える朱。1期の時もだけど、朱ちゃんって、悲しむ時間があったら、その時間で自分ができることをしなきゃ…ってひたすら前を向き続ける人間なんだよな。ゆきちゃんが槙島に殺された直後あたりはそれが頼もしさに見えたけど、狡噛さんがいなくなって以降はその姿に悲壮感を覚えるわ…。
5話後のニコ生ではなざーさんが「2期の朱は、狡噛さんがいなくなってしっかりしなきゃ、自分が1係を引っ張って行かなきゃ…という思いでいっぱいいっぱいになってる」と言ってたんだけど、はなざーさんのその言葉でその悲壮感の理由がハッキリと分かった。2期の朱が暴走監視官気味なのも、その「いっぱいいっぱい」な部分から発してて、多分2期の朱ちゃんって、突っ走ってしまってるがゆえに1期よりまわりが見えてないんだよね。その分2期のギノのほうがまわりが見えてるだけに、朱の理解者たろうとしてるし(でも止める時は止める…ただ朱は止まらないけどw)。
1期の朱ちゃんなら美佳ともっと上手くやれてるはずなのにな…という疑問も、「朱がいっぱいいっぱいでまわりが見えてない」とすれば合点がいく。1期のギノとのように互いに分かり合うために美佳とぶつかりあってる余裕がないから、美佳を受け流すので精一杯で、それが逆に美佳の神経を逆撫でしているという悪循環で1年半やってきたとすれば、この2期1係のギスギスっぷりには納得だな。そりゃギノどころか弥生も苦労するわけだ…。
「早速で悪いんですが…」と先生に増田代議士の聴取を依頼する朱。不自然なほどに落ち着いているという代議士に、「ヤツの存在自体がトラップの可能性」と朱の推理に同調する先生。

携帯端末のログの解析により鹿矛囲が潜伏している場所の特定にも成功し、そこにドローンを向かわせている、と朱は言うが、「結局、直接出向くハメになるだろうな」と先生。青柳さんを呼び出した酒々井さんの声は本人のものだった。監視官を懐柔するような相手が簡単に尻尾を掴ませてくれるはずがない…と言う朱に「買っているわけだ、鹿矛囲を」と、先生は指摘。
先生はサイコパスが測定できない、そして簡単に尻尾を掴ませない鹿矛囲の存在に、「槙島聖護を思い出しているのか」と朱に問う。
しかし朱は「似たような不気味さは感じる」「でも何かが決定的に違う」と槙島とは違う存在であることを感じていた。「その『何か』が分かれば、鹿矛囲の正体に大きく近づけるんだろうな」と言う先生に「だから先生と話している」と答える朱。…うーん、やっぱり2期の朱ちゃんの基本って「狡噛さんならどうするだろう」ってのがあって、雑賀先生と話をすること自体も「狡噛さんならどうするだろう」に含まれてる気がするよ。雑賀先生だから頼ってるというより、狡噛さんが雑賀先生を頼ったから頼ってるって感じ。雑賀先生から得る知識自体は朱自身も勉強になってるんだろうけど、回が進めば進むほど、朱がここまで狡噛さん依存というか、「狡噛さんならどうするだろう」っていうことに縛られすぎてるとは思わなんだ。
ただ、朱も我々も、「鹿矛囲が槙島に似ていること」、そして「槙島とは何かが決定的に違うこと」には気づいてるんだが、まだその「何か」には気づけてないんだよな。ぼんやりとした「違い」としては、

  • 槙島は「白」という色がまだあったが、鹿矛囲は「無色透明」であること
  • 槙島も鹿矛囲も「シビュラへの挑戦」という部分は共通しているが、その根源はおそらく正反対であろうということ
  • 槙島がシビュラを「暴く」なら、鹿矛囲はシビュラを「裁く」と目的が違うこと
  • 槙島はシビュラの正体を暴くことで人々が自らシビュラを捨てることを望んだが、鹿矛囲はシビュラを打倒することで人々をシビュラの支配から無理やり開放しようとしていること
  • (シビュラに認識されない)槙島が誰かに「見つけて欲しい」という欲求なら、鹿矛囲は「見つけられるかな?」と挑戦的であること
  • 槙島の犯罪は裏で槙島が手を引いていたとはいえ、犯罪自体はスタンドアローンだったが、鹿矛囲の犯罪は鹿矛囲が主導していること

他にも、槙島と似て非なる事柄はあるんだけど、まだ鹿矛囲が槙島と決定的に違う「何か」が何なのかは分からないにせよ、鹿矛囲と槙島の違いは回を進めるごとにハッキリとしてきている気がする。
おそらく、槙島も鹿矛囲も「シビュラに対する憎悪」という点では一緒なのかもしれないけど、そこから芽吹いて枝葉を伸ばしたベクトルが正反対なんじゃないかって気がする。…とするとだ。今のところ両者の一番の決定的な違いって「人間らしさを求めた槙島に対して、人間らしさを(洗脳で)消していく鹿矛囲」…かな?
だとすると、シビュラに認識されないことで「誰でもいいから自分を見つめてくれる存在」を欲した槙島に対して、鹿矛囲は「シビュラに認識されないなら、みんなシビュラに認識されなくなっちゃえ」という、槙島以上の駄々っ子理論に行き着いてしまうのだが…。…いや、でも多分、(槙島以上の存在にはしないと明言されてるだけに)鹿矛囲の動機って槙島以上にくだらない気がするよ。
朱からの信頼を感じつつ、「俺は手品師じゃない」と先生。
捜査は3係と共同で行うという朱に注意を促す先生。朱が立てた作戦に「よく局長が許可したもんだ」と漏らしつつも、作戦自体は後ろ向きだが、行う以上はリスクヘッジすべきという判断か…と、局長の判断にも理解を示す先生。「ホント…さすがです」と呟く朱。局長=シビュラの手のひらで転がされているされている自覚は…やっぱりあったかw

その頃、局長はシビュラと合議中。「彼女の行動には何ら正当性はない」「しかし単独で動かれるよりは命令系統の下に置いたほうが、まだ御しやすい」「いずれにしても現状の損害は問題にすべきほどではない」…ここで局長の言う「彼女」が誰を指すのか…朱なのか酒々井さんなのか…ミスリードを誘ってるんだろうけどw
彼女=酒々井さんだとすれば、ドミネーターを持ったまま行方不明の酒々井さんを泳がせていることに何か思惑があることになるし、朱だとすれば、朱の動きが実はシビュラには邪魔…ということになる。…いや、むしろそのどちらでもある…ってことも考えられないか?
ここまで来てるのに未だ酒々井さんを連れ戻そうともせずに泳がせていることにシビュラの思惑があることは、もはや疑いようがない。そして鹿矛囲を追おうとする朱の動きもシビュラにとっては邪魔。かつて槙島がシビュラ社会にとって脅威でありながら、シビュラシステムは免罪体質者として彼を求めたように、鹿矛囲もまたシビュラ社会にとっては脅威でありながらもシビュラシステムにとって何か利益をもたらす存在…なのではないだろうか?
シビュラ社会にとっての脅威は、イコール「シビュラシステムにとっての脅威」…ではないんだよな、そういえば。
だとすれば、シビュラが酒々井さんを泳がせ続け、鹿矛囲を追う朱の動きを邪魔に思うのも合点がいくぞ!?

壊滅状態になった2係の執行官たちは、1係と3係に割り振られることに…。
2係がどう割り振られたかはこちら
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1係に転属になった蓮池が荷物を持って引っ越してくると、刑事部屋にいたのは雛河ひとりだけ。チラリと蓮池を見ただけで全く気にも留めない雛河の態度に、「手厚い歓迎だ」と苦笑する蓮池。

一方、カウンセリング帰りのギノの前には須郷が…。なんかなー、このカウンセラー怪しいんだよなぁ…というか、前回出てきた時となんか違う気がする。前回出てきた時は胡散臭かったけど、今回のこのカウンセラーは1期の時にギノさんを気遣ってたあのカウンセラーっぽさが出てる気がする。もっとも、まだまだこのカウンセラーが鹿矛囲の協力者説は捨てきれないが。
須郷もまた1係に転属になっていた…というか、2期のグッズに須郷がいたのはコレか…ってことは、いない蓮池は…………あっ(察し)。
「青柳監視官はあなたの同期で友人だった」と、結果的に青柳さんをドミネーターで撃ったことになる須郷はギノに詫びようとするが、「お前は潜在犯を執行しただけだ。何も間違ったことはしていない」とギノはあくまでも職務を果たしただけ…と詫びを入れさせない。
しかし、やっぱりギノは割り切ることができず「しばらく俺の前には顔を見せないでくれ」と、ロクに須郷の顔も見ないで立ち去ってしまう。
でもギノの気持ちは分からないでもない。執行官としてのギノは、須郷は職務を果たしただけって割り切ろうとしてるんだけど、宜野座伸元個人としては「友人・青柳璃彩を殺された」って思いがあるから割り切れないんだよね。ましてやあのメンタルケア施設で青柳さんに何があったかギノは知らないわけだから、彼女が自身の正義を貫いた果てに死んでしまったなんて知る由もないし、彼女の死自体がギノにとっては納得行かないものだろう。とはいえ、ギノが彼女の死の真相を知ったところで納得できそうにもないけどな…ただ、彼女が正義を貫いた果てに死んだことにギノが救いを見出すかは別として。
結局のところ割り切れなくて自分でも感情を持て余してしまうギノさんって、1期からずーっとサイコパスという話において一番人間くさいキャラだなぁ…としみじみと感じたわ。

その頃、美佳は弥生の部屋を訪れいていた…。そういや1期では弥生の部屋だけ出てこなかったら、2期で初出か。意外に普通の女子の部屋でビックリだw 元ギタリストだからもっとロックしてるのかと思ってたけど、刑事部屋の私物とかから見ても、弥生自体はごくごく年齢相応の女子なんだな。感情を表に出さない*1彼女の内面が私物とか部屋から垣間見えた気がした。
「怖いんです…」と、正直な気持ちを弥生に吐露する美佳。メンタルケア施設での惨状を目の当たりにし、「自分が変わらずにいられるって自信が欲しい…」と弱音すら吐く。…あぁ、美佳もまだ19歳の女の子だしなぁ。
こうして弱音を吐かれると、彼女は彼女なりに気を張ってきたんだろうな…というのが分かるな。本当はそれを朱にぶつけていれば分かり合えただろうに…と思うのだが、この際、弥生に感情を吐露してくれただけでも御の字といえば御の字か。
ただ、このメンタルケア施設の惨劇を目にしてしまった美佳は、この先も目をそらすことはできない悲惨な事件を見続けていかなければいけないって分かったからこそ、「自分が変わらずにいられる自信が欲しい」と思ったわけで、これは成長の芽と期待していいのだろうか…?
そんな美佳の頭を優しく撫でた弥生は、「いいのよ…。監視官にだって泣く権利はある」と美佳に言う。…あぁ、1期8話のリプレイか。

ただ、ここで美佳は泣き出すようなことはせず、逆に子供扱いされたことに不貞腐れた表情を見せる。
そして、気持ちが落ち着いた美佳は、弥生に東金のことをどう思うかと問う。「判断力と実行力に優れた優秀な執行官だと思う」と言う弥生の答えに、「そうですね…」としか返せない美佳。
ともあれ、この場面での行動を見て、美佳に対して思うことはあれど、弥生は弥生なりに朱と美佳の間を取り持とうとしているのかな…とも感じた。ガチレズでレディーキラーの弥生さんなので、おそらく美佳が自分に気があることにはとっくに気づいてて、それを逆手に取ってる部分が多々見られるんだよねw それとなく美佳との間に入って、朱なりギノなりとの緩衝材に進んでなってる感じ。
結局のところ、彼女もまた「残された者」であり、残された者として1係を守ろうとしている…ってところに、1期から2期における弥生の成長を見た気がする。

シビュラの合議により中の人が変わった局長。「なるほど、この件に関しての担当者は『私』というわけ」…うぉ、演技が変わってる。ん? 女性っぽい? 今度の局長の中の人。
「しかしどんなに責められても、私には責任の取りようがない」「過去を覆すことなんてできない」「生まれてしまったものは、せいぜい活用しましょう」「我々の進化のために」と意味深なことを呟く局長。そして、「それに気にならない? 彼女が『あれ』にどんな影響を受けるか…」と朱を試しているような発言も…。
…ん? 今度の局長の中の人は、この事件=鹿矛囲に関係のある人物?
だとすれば、OPでも匂わされている飛行機事故を起こした犯人…とか? 見返してないからうろ覚えなんだけど、1期でシビュラが自分たちも免罪体質者(の脳)で、中には槙島よりも残忍な行為をした個体もいる…っていう説明のところに9.11を思わせる飛行機事故の絵もあった気がするんだよ。
だとすれば、鹿矛囲が生まれるきっかけになったかもしれない飛行機事故の犯人だから「責任の取りようがない」「過去を覆すことなんてできない」と言ってる…のか? そして、その事故によって鹿矛囲が生まれたのなら、だから「生まれてしまったものは活用する」…ってこと?
シビュラにとってはイレギュラーの出現すら想定の範囲内…だったな、そういえば。1期で「一定数のイレギュラーの出現はしょうがない」みたいなこと言ってたしな。
そして朱を試しているような発言は…そうか、自身の進化のために朱を観察しているんだったな、シビュラは。

鹿矛囲が潜伏していると思われる場所は軍事ドローンの実験場。1係と3係の共同作戦であるため、執行官は担当監視官にこだわることなく状況判断で適切な指示に従えと命令を出す朱。そんな中、須郷は「まさか、ここに戻ることになるとは…」と呟く。
そんな作戦に美佳は大所帯で行く意味があるのかと不満を漏らすが、人員配置に関しては局長の指示と言う朱にバッサリ切られる。増田代議士の聴取に、立てこもり現場の解析、朱から依頼されたホロの解析と美佳チームもやることがありすぎてパンクしそうだと訴える美佳だが、朱はそれぞれに作業を割り振ってあるから充分にこなせると判断したと返す。…あぁ、やっぱり朱、まわりが見えてそうで見えてないわ。
2期のちょっと雑な点って、朱の推理や捜査に対する対案を出すキャラがいないところだよね。1期だと狡噛さんの推理にギノさんがそんなわけないだろってギノさんはギノさんなりの捜査をしたりしたんだけど、2期は朱がすべてを主導してしまって「朱様スゲー」にしてるせいで、ぶっちゃけ「朱以外全員無能」に成り下がってるの。そのせいもあって、朱の「いっぱいいっぱいな部分」とかほとんど見えなくて、それが余計に朱が実はまわりが見えていない暴走監視官であることを描き切れてないという雑さが見えてきた気がする。
元々1期から尺が足りなくて必要最小限の情報量にとどめた結果、本編以外のところ(アニメ誌とかニコ生とか)で製作陣やキャストの発言で補完してたダメな部分はあったけど、2期の朱の描き方に関してはそのダメな部分が出てきちゃってるわぁ…。
ともあれ、2期の朱が「いっぱいいっぱい」で余裕がないから「自分がやるべきこと」にだけ突っ走ってて、そのために周囲をいいように巻き込んでる…から美佳が不満を漏らすのであって、美佳もただ嫉妬やプライドから朱に噛み付いてるわけじゃない…っていうことだよね。ようやく、美佳の立ち位置が立場を逆にした1期ギノさんだってことが分かってきた。…てか、確かに視聴者をイラッとはさせるけど、憎まれるだけのキャラじゃないってカワイイ部分も出てきた気がするわ、今回。
ドローンが調査済みの現場に向かう必要性を問う美佳だが、朱は実際に行ってみないと分からないこともあると答える。それを「時代遅れ」と否定する美佳に「進んだ時代が常に正しいとは限らない」と言い、現場に到着したと通信を切ってしまう。
…ねぇ、正直に言っていい? 私、今、最高に朱ちゃんにイラッとしたんだけど…
多分このイラッとした理由って、それこそ朱の「まわりが見えていなさ加減」なの。狡噛さんものめり込むとまわりが見えていないところはあったけど、それでもこんなにイラッとはさせなかったの(多分、狡噛さんの場合は、彼自身人を乗せるのが上手かったのと、それによる周囲のフォローもあったせい)。でも何だ…この朱ちゃんのイラッとさせ具合。なんか今回ばかりは美佳に同調しちゃう。
別に朱の行動が間違ってるとかそういうんじゃないの。ただ、ホントにあの1期の朱ちゃんと同一人物かと思うほどのまわりが見えていなさ加減で、ある意味、自ら周囲から孤立していってるとすら感じるほどの突っ走りぶりにイラッとする。
なんかね…朱ちゃん、アンタもっと周囲を頼りなよ!! って叫びたいほどイラッとする!!
…あぁ、そういうことか。「朱が孤立する」って意味は、朱が誰にも理解されないっていうより、朱が(周囲を頼らないことで)「誰にも理解させない」から自ずと周囲から孤立していってしまう…ってことか。
朱が周囲を頼らないのは、それこそ狡噛さんがいなくなってしっかりしなきゃ、自分が1係を引っ張っていかなきゃ…っていう「いっぱいいっぱいな部分」から生じてるんだけど、この朱ちゃんに対するイライラさ加減は、やっぱり彼女が真の覚醒(狡噛さん依存からの脱却)をしない限り解消されない気がしてきた…。
朱の対応に舌打ちする美佳。あやねるが音響監督から「いいわー、霜月イラッとするわ〜」と褒められた(?)舌打ちw
すると弥生が、増田代議士の色相改善を理由に釈放を求める通達が厚生省から届いたと知らせる。「圧力ですね…」と腕組みする弥生。
同じ頃、志恩さんも厚生省からの通達を突っぱねるわけにもいかないし、あれこれ誤魔化してもせいぜい1日か2日…と、雑賀先生とともにどう対処するか考えあぐねていた。

現場の軍事ドローン実験場は元々貿易港だったところが破棄され、無人倉庫となっていたところを、装備や部品の保管と安全面から、国防省の軍事ドローン開発研究部門が転用したところだった。
…ここか? 今週の(虐殺)祭の会場は(CV浅倉威)
そこで須郷は実験場の職員に声をかけられる。須郷が施設送りになって以来の再会を喜ぶ職員に、「今は公安の執行官だ」と答える須郷。それを見たギノは、かつて須郷がここに勤めていたことを知る。
…ってことはだ、わざわざ須郷のバックボーンを描くあたり、これは須郷がここで起こる事件でGJな働きをする…んだな?

施設内に異常がないことを確かめると、3係は「やる気満々の1係さんに任せて」「付き合わされるほうはたまったものじゃない」と待機に入る。…噛ませの3係確定じゃねぇかよw どう考えても次の餌食こいつらじゃねぇかよ!www しかし、3係に転属になったはずの元2係・波多野はどこ行った!?
倉庫区画を探索する朱と東金。関係者以外立入禁止で人が住んでいる可能性はない…と主任オペレーターは言ったが、透明人間にサイマティックスキャンは意味がない。逆に注意すべきは「人間の目」。スキャナーが配備された上で人通りがほとんどない場所。そこに目をつけた朱と東金は怪しい建物を見つける。
非常口を正面に設けた設計でありながら、裏側に当たるスペースが壁に区切られているのは不自然…と指摘する東金。構造上不必要な壁、サイマティックスキャンによる監視範囲内、そして人通りの少ない通路の最深部…東金が壁に手を差し入れると…それはホロだった。
「刑事の勘ってやつですよ」ホロをくぐる東金の後ろ姿に、朱は狡噛さんの姿を重ねたのか、かすかに微笑む。



一方、美佳は局長に幾度目かの朱の問題行動について抗議。「何度も報告書を提出」と言ってるんで、これは相当回スルーされてるんだなw 美佳ちゃん、告げ口は嫌われるで…されたほうにも受けたほうにも。
美佳が問題としている朱の行動を「大したことはない」と一蹴する局長。そりゃ美佳でなくても朱を「局長のお気に入り」って嫌味のように言うわなw
朱の問題行動を「大したことはない」と一蹴することは危険ではないか…と、なおも局長に食らいつく美佳。「過度な現場主義。確信のない事柄に執着する偏った思想。執行官の扱い。それら全てにおいて常守朱監視官は大きな問題を抱えています」と訴える美佳。…ただなー、それってなー、征陸・佐々山→狡噛→朱って受け継がれてきた刑事の勘とか魂なんだよなぁ…それを今の美佳に理解しろっていうのは難しいだろうなぁ…。
しかし、局長は「だから何だね?」と更に一蹴。ホント局長、美佳のことは駒にすら思ってないんだなw
「同僚の目を覚まさせるのも、職務の一環と心得ています」と言う美佳だが、局長は「要件はそれだけか?」と取り合おうともしない。「いえ、もう一点」と美佳は東金が朱にドミネーターを向けたことも問題行動として告げ口報告。それに対して局長は手段としては少々問題はあるが「君のように常守監視官の精神状態を知りたかったのかもしれない」と問題視せず。
局長にまともに取りあわれないものの、潜在犯である執行官の危険性を考えもしない朱が監視官では、いずれ必ず大きな問題が生じる。その時は朱の処遇について考えて欲しい…と訴える美佳に「考えておこう」という局長の返事。「今のお言葉、忘れないでください」と、ひとまずは満足して退出する美佳。
そして美佳が退出すると局長は溜息をつき、呟く。「あれは食われるな…」と。
美佳は駒にする価値もない…ってことか。「食われる」というのは、おそらくは美佳自身の負の感情…というやつにだろうか。美佳自身がまだまだ子供なせいもあるけど、美佳って基本的に問題を自分で対処しないで人に押し付けたり、自分の失敗も人のせいにすることでサイコパスをクリアに保っているタイプみたいだから、こうして局長にまともに取り合ってもらえなかったり、この先あるだろう、人のせいにしようがない明らかな自分の失敗によってどんどんサイコパスが濁っていく…という展開かしら?
ともあれ、局長=シビュラが美佳を駒にする価値すらないと判断した理由は、どう見ても美佳のその自己顕示欲…だと思うわね。シビュラが求めているのは「システムに従順な人間」であって、たとえ朱の行動に問題があるとしても、局長=シビュラが良しと判断したものに対して異を唱える存在は要らない…ってことよね。
ホント、シビュラさん、損得勘定と見切りの早さには定評があるわぁ…w

ホロの壁を抜け、鹿矛囲が潜伏していると思われる場所を探索する朱と東金は、ある部屋にたどり着く。
手術室とおぼしきその場所にあったのは、臓器や、顔の皮膚といった移植パックがズラリと並んでいた。「おかしい…。何故こんなものを…」と首を傾げる朱。
もしかして…なんだけどさ、こうして移植パーツがズラリとあるのって、鹿矛囲が人々をクリアにする…ひいては自分がクリアなことに関係がある? たとえばサイコパスがクリアな人間の組織を移植することでクリアにしてる…とか。
そしてその最たる鹿矛囲なんかは自身のオリジナルのパーツがひとつもなくて(あっても脳ぐらい)、様々な人間のパーツの繋ぎあわせだからサイマティックスキャンが効かない…とか?
もし、鹿矛囲が件の飛行機事故に関係あるとすれば、鹿矛囲はその事故でオリジナルの肉体を失い、臓器やその他もろもろを移植されることで助かった。サイマティックスキャンが(我々視聴者には)謎技術なので何を測定しているのかは分からないけど、複数の人間のパーツが存在することになる鹿矛囲では、サイマティックスキャンが複数の人間の反応を感じ取ってしまってエラー扱いになる→故に測定できない=透明人間扱いになる…ってことなんじゃないのかな?
あの槙島でさえ、(グソンのハッキングによって自身のID登録を消していたとはいえ)サイマティックスキャンは効いていた=犯罪係数は測定できてたのをみると、鹿矛囲にサイマティックスキャンが効かないのは免罪体質者とイコールではない。
そして、死人扱いだからサイマティックスキャンできない…というのも、1期1話でID登録されていないだろう廃棄区画の人間の犯罪係数を測定できたことから、また違う気がするんだ。
免罪体質者でも死人扱いだからでもない、他のカラクリがある。そんな気がしてならない。

増田代議士の演説映像を分析していた雑賀先生は何かに気づき、「とんだ茶番だ」と言い放つ。分析室を出て増田代議士の聴取に向かう先生。
ここ3年分の増田代議士の演説をすべて見たという先生。増田代議士の演説の特徴のひとつは、巧みな抑揚の付け方。聞かせるポイントであえてトーンを下げ、結果的に聴衆の注意力を高める。その加減が絶妙…と増田を褒める先生。しかし、先生は更に言う「だった…というべきか」と。
「最近の演説ははまるでなっちゃいない」…先生の気づいた部分はそこだった。
志恩さんが「膨大な情報を分析して取捨選択すること」に長けているのに対し、雑賀先生は「人間を分析してそこから情報を得る」ことに長けているので、これは分析室が最強の体制になったな!
個人的には今後の志恩さんと先生の絡みとか関係性が気になりますw
「よく似せちゃいるがな…」先生は増田代議士に問う。「アンタ…誰なんだ?」
そして表情を買えなかった増田代議士が、まるで機械のようなモーションで笑った。…え、まさか…義体!? 義体に皮膚パーツを移植してた…とか!? うぉぉぉ…ますますさっきの移植パーツが怪しいじゃねぇかよ!!
てか、鹿矛囲が酒々井さんの目を移植してる時点で、移植技術がある…ってことに気づけよ、俺w もっともこの世界じゃ手術はみんなロボットが行うから、医療技術というよりは知識…だろうな。もちろん、ある程度の技術も有してはいるんだろうけど。

車内でサボり待機している3係・錫木は人気ゲーム(ハングリーチキン)の新作の配信通知を受け、堂本の苦言にも耳を貸さず「ちょっとだけ」と遊び始める。しかし、これが今週の虐殺祭りのはじまりとも知らず…。
ゲームを始めると、施設内の軍事ドローンが起動。ゲームは軍事ドローンとリンクしていた。
ゲームで敵を攻撃するとそれはすなわち、現実世界でドローンが人や物に対して攻撃することになるのだった。もちろん、そんなことには気づきもしない錫木は「死ね、ザーコ」とゲームの敵を攻撃。現実世界ではドローンの攻撃によって職員が殺されていく…。

部屋の探査を続ける朱と東金は、部屋中にぶら下がる人体パーツ(義体パーツ?)を見つける。そして「我々が来ることは想定済みだった」と、またも東金が見つけた「WC?」の文字…。
…てか、なんかさ、ここまで連続して東金さんが「WC?」を見つけてると、東金さんが朱を鹿矛囲がいる場所へ導いているんじゃないか…って気さえするんですけど?
なんだろう…鹿矛囲・東金・シビュラって繋がりがある気がする。なんか東金さんからはスパイの匂いがするんだよなぁ…それもただのスパイじゃないっていうか、エヴァの加持さんみたいな二重スパイ的な。
そして雑賀先生は増田代議士(の偽物)に「お前はメッセンジャーだ」と言い、わざと逮捕され情報を公安に与え誘い込んだ…その目的は何だと問う。「公安の人間をおびき寄せ、何をさせたい…」
…しかし先生、なんかもう、遅いみたい…。

異常に気づいた職員がドローンを停止させようとするが、止まらない。そこに現れるドローン。爆発が起こり、地下にいた朱と東金も異常に気づく。そして現場に駆けつけたギノさんたちが目にしたのは、燃え盛る施設と、殺された職員の死体。
一方、市民たちはまさかゲームと軍事ドローンがリンクしていることなど知る由もなく、ゲームに熱中していた…。ひとり、またひとりとゲームを始めるごとに起動していく軍事ドローン。
停止信号が拒否された挙句、次々とドローンが起動していき、為す術がない施設職員たち。

ついに管理室も破壊され、ドローンを止める術を失った実験場。そしてそこから現れた鹿矛囲。
「ゲームスタートだ、公安局」刑事たちを皆殺しにし、鹿矛囲は何を企むのか…。
そして異常を察知し、地上に出た朱(と東金)は、その光景に驚く。

その頃、東金が気になる美佳は彼の部屋に侵入。執行官宿舎の103*2ってことは、どうやらギノはとっつぁんの部屋を受け継いで、東金さんが狡噛さんの部屋に入った…ってことでいいみたいだな。
部屋を調べる美佳は、東金の机の引き出しにしまわれた、膨大な朱の写真やデータに驚愕する。
…へ、変態だー!! 変態という名の紳士だー!!
…というのは置いておき、写真に書かれたメモを読む限りでは、朱ちゃんの表情とかを分析しているんだよな…。確かに東金さんは元セラピストだけど、それを差っ引いてもなんかおかしいんだよな…。もしかしてさ、東金さんってシビュラが朱ちゃんを分析するために差し向けた?
1期最終話でシビュラは朱ちゃんに対して「サンプルとなる」って言い放ってんのよね。
そう遠くない未来、シビュラはいずれ自分たちの正体を市民に開示することを明言している。おそらくシビュラは薬物でサイコパスをクリアに保ち続けることに限界を感じていて、自分たちが次のステップに進むためには、朱ちゃんのようにチートレベルなサイコパスを持ち、かつシステムに従順な人間を多数必要とした。そして朱ちゃんを分析することで「常守タイプ」ともいうべき強化人間を量産しようとしてるのではないだろうか?
その分析のためにシビュラから差し向けられたのが東金…ってことではなかろうか? もっとも、その東金自体もシビュラに従っているように見せかけて鹿矛囲と繋がっているフシもあるので、ここら辺は今後描かれるという彼が執行官になった経緯で明らかになりそう。
でもって前述した、鹿矛囲がシビュラ社会にとって脅威でありながら、シビュラシステムにとっては利益をもたらす存在なのではないか…という点は、もし鹿矛囲がそれこそ人体パーツの寄せ集めであるフランケンシュタインであることによって、どんな心理であろうとサイコパスがクリアであるのなら、それは常守タイプの強化人間を作り出すよりも手軽にシステムが求める人間を作り上げられる。もしくは(劇場版でシビュラシステムを海外に輸出することから)人為的に免罪体質者を作り出せる可能性を見出しているのではないだろうか。
ともあれ、おそらくシビュラは自分たちが時に「怪物」生み出すことは分かってて、その怪物たちを「いつでも潰せる」「自分たちの側に取り込める」と思ってるからこそ自分の手のひらで踊らせて楽しんでいるんだろうなとさえ思えてきた。
そして鹿矛囲フランケンシュタイン(移植パーツの寄せ集め)説なら、そこで鹿矛囲にサイマティックスキャンが効かない秘密がパーツによって反応が違うのでサイマティックスキャンは判定不能と出てしまう…とかだろうか? ともあれ飛行機事故が鍵だろうな…と。
飛行機事故でオリジナルの肉体を失い、そのオリジナルの肉体をホロで再現(成長)させている…から鹿矛囲がホロに強いこだわりを持つ…とも考えられそう。ともあれ、2話で出てきたホロの元になった女の子(飛行機事故の犠牲者・染水槇ちゃん)のことを頭の片隅においておく必要を、俺は藤間幸三郎の時に学習している…*3。鹿矛囲本人でなくても鹿矛囲に関わりのある人物(例えば事故の犠牲者たち)をホロで再現(成長させている)してる…とかさ。

でもって、もうひとつ出てきた怪しい部分が、東金さんの机の上にあった写真の女性(東金母or祖母)が局長に似ている…ということ。
もし東金母or祖母が局長と何らかの関係があるとすると、局長が言ってた「過去を覆すことなんてできない」「生まれてしまったものはせいぜい活用しましょう」っていうのが、鹿矛囲ではなく東金を指していることにもなる。朱が「『あれ』にどんな影響を受けるか」という部分は確実に東金さんを指してるんだろうけど、ますますここはミスリードを誘ってるなぁ…。
むしろ、やはりここは、鹿矛囲・東金・シビュラは何らかの繋がりがある…と疑ったほうがいい気がしてきたな。東金二重スパイ説とともに。

そして5話後のニコ生で2期後半のPVが公開されたんだけど

そこで出てきたのが「透明人間」「奪われたドミネーター」「最高値の犯罪係数」「シビュラへの挑戦」「185」というキーワード。
「185」だけが現時点では意味不明なので、この先出てくるキーワード…か。
このPVの新規カットやセリフに関しては先行組から6話で回収されているというので、気になるセリフについては次回6話のブログで…。

…ということで、なんとかギリギリ1週遅れで間に合ったよ!!
次回は何日遅れかなぁ…w もはや1週2週遅れようが最後まで完走することに意義を見出している、自己満足日記帳的な感想考察ブログなのでリアルタイム性はツイッターのほうでお願い致しますm(_ _)m
そしてコメントや拍手ありがとうございます。個別にお返事は致しませんが、励みになっております。


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*1:SFマガジンのスピンオフ小説では、捜査協力者の少女から「感情を表現するのが苦手」と評されていた。

*2:ゼロにおいては佐々山が、1期においては狡噛さんが入っていた部屋

*3:のちのち振り返ってみると、あの時の藤間のデータや写真は意味ありげに出てきてた