救命病棟24時 2010スペシャル

http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/trailer/

本編の話数が短かったからそのプラスアルファ的なものを期待してたら、1時間以上総集編って…_| ̄|○ il||li
救命で純粋にSPドラマとしてやったのって2期のSPだけじゃん…。
3期前のは事実上1期の総集編だし、3期後の看護師SPも総集編だったし、よく考えたら期待したほうが間違ってたのか…?


…で、話はというと、澤井に呼ばれて長崎の経営破綻した病院にやって来た進藤ちゃん。
「人の生活には身近なところに頼れる医療システムがあるべきだ」と言い、地域医療の崩壊を食い止めたい…と語る澤井。
一方、海南医大では工藤が復帰。
野口も丹原もすっかり立派な救命医になって…(ちょっと感動)。
小島は医局長になったはいいが、副院長から「澤井の政治的野心から海南医大の広告塔にされた」「女性だから医局長になれた」と言われ、ちょっとカチン。
そして今回のパニックその1は、観光バス事故。
搬入されてくる多数の患者のためにICUの患者を一般病棟に移すが、その最中、近くの高圧線にヘリが墜落して停電に。
しかも自家発電も作動しないという最悪の事態に…。
患者を一般病棟に移していた工藤と千夏はエレベーターに閉じ込められる。
…って、1期で小島と桜井が閉じ込められたっけなw
医療機器が使えない状態でパニックの救命。
小島・花輪・山城さんらベテラン勢は冷静に対応するが、やはり機器なしでは太刀打ちできない。
そこに神・進藤ちゃん帰還。
アフリカで培ったサバイバル医療を発揮…ゴッドハンドキタ――(゚∀゚)――!!
当然、進藤ちゃんと一緒だった澤井も加入ですw
すると、停電の余波で各科で事故が発生して救命への応援要請が…。
工藤と千夏が閉じ込められたエレベーター内でも患者が急変。
進藤ちゃんが向かうが、その間にも患者の容態はどんどんと悪くなっていき…。
しかし「人の死」のトラウマがよみがえる工藤。


一方、外科に呼ばれた小島。患者は副院長の妻だった。
自家発電が復旧しない状態では持たないと判断した小島はその場でのオペを決断。副院長も承諾する。


進藤ちゃんはエレベーター内部を降りて工藤と千夏のもとに到達。
うずくまる工藤に、進藤ちゃんは「患者の死を恐れるなとは言わない。でも助けられるのは俺たち医者にしかできないんだ。お前は医者だ」と叱咤。
その言葉に立ち上がる工藤。
…さすがは進藤流カウンセリングwww
「お前は医者だ」で立ち直るのな…自分も含めてw*1


外科でのオペを終えた小島に礼を言い、予算の件や何やらの非礼を詫びる副院長だが、小島は「目の前にいる患者が誰であろうと全力で助ける。それが救命の仕事」と言い救命に戻る。
…大人になったなぁ、小島!!
そして進藤ちゃんの「工藤、お前は救命医だ」キタ――(゚∀゚)――!!
これで工藤も立派な進藤イズムの継承者になったかwww
でもって自家発電が動かなかった原因が判明…。
ネズミが基盤をかじっていたそうな…(;´Д`)


澤井から進藤ちゃんが長崎へ行くことを聞いた小島。
「ここ(海南医大)はもう大丈夫だ」という進藤ちゃんに、小島は海南医大に誘われたときに「救命の限界を感じた」と進藤ちゃんに言った言葉を取り消す…と言う。
エピローグはいつもの海南医大救命と、「救命を中心とした医療を模索する時期に来た」「救命で働く人間のために夢と希望を種をまく」と語る澤井。
救命の研修を終える工藤。
そして長崎の赴任地へ向かう進藤ちゃん…で終わり。


…うん、5期はない。
正直、4期は「医療改革」とか、未だ解決策の見えてない問題に手を出すべきじゃなかったと思う。
3期で「災害時の救命医療」という問題をやったことから、4期も医療に対する問題提起をしたんだろうけど、広げた風呂敷を上手くたためなかったな…と。
ぶっちゃけ視聴者が見たいのは、救命医・進藤ちゃんのゴッドハンドと、それを取り巻く救命人間ドラマであって、4期はその成分がまったく足りなかった。
結局、今回のSPで進藤ちゃんはDr.コトージョブチェンジだしな…w


…とはいえ、進藤ちゃんは救命医をリタイアしても「医師」として生涯、人と関わり続けて行くだろうと思っているので、医師・進藤一生の物語としては地域医療で奮闘するというのはアリだと思うし、救命のスピンオフというか番外編的なものとしては見てみたいところはある。
…が、ヘンに医療に対する問題提起をして風呂敷を広げたはいいけどたためないようなことになるのなら、やっぱり5期はなくていい。


そういや、コードブルーが月9になって帰ってくるけど、救命のように3期4期とやってグダグダにならないことを祈るぜ…。

*1:妻・早紀が死んだショックで医者を辞めてたのに、成り行きでオペをしたら「自分はやっぱり医者だった」ということを思い出した2期1話