PSYCHO-PASS サイコパス #17「鉄の腸(はらわた)」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

関東じゃもう18話放送されちゃってるけどね…アハハハハハ。


前回ラストで縢が殉職し、「縢ハザード」が大発生。pixivでは泣けるイラストやら小説をたくさん見ましたよ…えぇ。


槙島逮捕、ヘルメット集団の壊滅で一件落着…とはいかず、縢が行方不明になり、2係でも執行官の逃亡があった。
「縢が逃げるかね?」と消えた縢の消息に疑問を抱くとっつぁんやギノさんたちだが…。

そして今週も息をしていない作画。18話はもっと息をしてない…orz

でもって今週の「進化するOP」
左17話・右16話まで

槙島の影のつき方が変わる。

落下していく朱がハッキリと。



血に沈むルービックキューブ→打たれる狡噛さんの間にドミネーターIN。

動画比較はいつもの人がやってくれてたので↓でドゾ。
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槙島を逮捕したものの、暴動で多数の被害者を出したことで「自分たちは勝ったといえるのか」と疑問に思う朱。
それに対し、被害者が出てから捜査が始まる刑事の仕事は対症療法でしかなく、最初から負けている…と答える。
…てか、引きカットがなければ、アンタ裸だから完全に事後にしか見えませんよ、狡噛さんw
つーか本編中じゃ3話・7話・11話、そして今回(17話)と4回しか脱いでないのに、「しょっちゅう脱いでる人」という認識になってしまうのは……あぁ、前期OPのせいかw

こんなに大きな暴動が起き、結局シビュラシステムの安全神話とは何だったのか…と疑問を投げかける朱に、狡噛さんは「安全、完璧な社会なんてただの幻想。自分たちが暮らしているのは今も危険社会だ」と答える。
便利だが危険なものに頼った社会。政府がリスクを巧妙に分散・分配して国民に背負わせていたので、誰も気づけなかった…いや、気づいていても気づかなかったことにした。誰もがそれに目を背けた。危険がそこに確かに存在するがゆえに逆に存在しないことにしないと正気を保てなかった。


それを聞いた朱は「自分も含めて、この街の市民はそこまで器用だっただろうか?」と問う。
「多種多様な人間を一括りにしたような話し方はあまり好きじゃない」と前置きした上で、狡噛さんは答える。「人間は器用なものだと思う。自分の責任を回避する努力を無意識に行うことができる」と。
…にしても、さすがの狡噛さんも傷かばってるから痛いのね…。そしてアナタ、確か前回、頭かち割られてドバドバ血ぃ出してましたよね? 頭に包帯巻いてませんけど、どうなってるんです?

槙島をどう裁くか。問題はこれからだった。
槙島はドミネーターで裁けない。だが、槙島が罪を犯したことは厳然たる事実だ…と、狡噛さんは刑事として槙島を裁く方法を模索し始める。…んだけど、確実に狡噛さんたちの前には組織の闇が立ちはだかるんだよね。
そして、これを書いている時点でもう18話を見てしまってるんで、組織の壁に前を塞がれた狡噛さんがどうするのかを知ってしまってるんだけどさ、この時点ではまだ狡噛さんは、自分と同じ境遇の朱が槙島を殺すことなく裁きたいと思っていることに辛うじて同調しているんだよね。そっから離れていく出来事が次回18話で起こるんだけど、朱は最後まで「刑事として」槙島を裁きたいと思っているから、そこに立ち塞がるものが生じてしまったら、狡噛さんは「刑事であることを捨ててでも」槙島を裁きたい…という方向に行くわな。
2クール目は「三つ巴」と言われてるんだけど、実は三つ巴どころか四極対決じゃないかって気もするんだよね。「それぞれの正義の対決」という意味では、「狡噛さんの正義」と「朱の正義」と「槙島の正義」が戦うんだけど、そこに組織の闇が入り込んでるしね。
ただ、組織の闇と戦うのは朱やギノさんたちだろうから、結局、朱やギノさんは狡噛さんと槙島の対決を止めたくても止められなくて翻弄されていく…んだろう。

でもまだこの時点では槙島を裁くには上の判断待ちなので…というか、自分たちの手で裁ける可能性があるはずだと2人とも思ってるので、縢の消息が途絶えたことに対する疑問も同じくらい重要になっている。
縢が消えた謎…そこにたどり着けば組織の闇にも辿り着くんだけど、さぁどうするよ?

大規模なサイコハザードで起こった都市機能の麻痺による経済的な損失。復旧するにはまだ時間がかかりそうだった。
槙島というのはとんでもない男だった…と語る弥生に、とっつぁんは「過去形にするのはまだ早い」と言う。

槙島の量刑をどうするかも含め、裁判制度がなくなって久しい今、証拠だけで槙島の犯罪を立件するのは難しいだろうととっつぁんは言い、「頼んだぜ、監視官」とギノさんに期待をかける。
しかし、「馴れ馴れしいぞ、執行官」と返すギノさんが以前と違って息子だ…。
まだまだ思うところはいっぱいあるし、わだかまったまんまなんだろうけど、それでもこの前「息子」として向き合ったからか、徐々にギノさんの態度がほぐれていってるよね…たとえそれがとっつぁんの死亡フラグでもさ。

局長から呼び出されたギノさんは、公安局に取り調べ権がないことを伝えられる。食い下がるギノさんだが、縢が行方不明になっていることを問題にされる。
局長ェ…。
シビュラの秘密を守るためにとことん1係を槙島に近づけない算段か…。

槙島に対する取り調べ権がないことを伝えられ、狡噛さんはギノさんに噛みつく。
ギノさんの中間管理職の悲哀が…。
しかも、この狡噛さん、よっぽど怒ってるよな。ギノさんのことは「監視官」って呼ばないのに、あえて「困るのはお前だ、監視官」って言うあたりが狡噛さん渾身の嫌味というか…。

そして狡噛さんが「ふざけるな!」って机バンした時に映ったギノさんの机の上にあったコーヒーがミルク入りでした…カワイイ28歳めw

上からの命令をどうにもできない以上、縢の捜索に全力を投入することになった1係。
果たして手がかりは見つかるのか…?

その頃、逮捕された槙島が目覚めると、傍らには局長=禾生が。
自分を「聖護くん」と呼ぶ禾生と面識はないはず…と首を傾げる槙島に、禾生は「借りていた本を紛失してしまったので、同じ物を用意した」と1冊の本を差し出す。
そこで槙島は禾生が誰なのかを認識する。
禾生=藤間幸三郎だった。
…あぁ、それで「あとがないよ、聖護くん」って知り合いだったみたいな言い方だったのか!

姿がまったく変わったしまったことに驚く槙島だが、禾生=藤間はこの体は民間には公開されていない高度な技術で作られた、生身と見分けがつかない全身サイボーグで、「藤間幸三郎は脳だけしか残っていない」と言う。

しかし、連続猟奇殺人犯が公安局のトップなどと冗談にも程がある…と嗤う槙島に、禾生=藤間は「自分たちは禾生の身体を持ちまわりで使っている」と言う。…やはり脳の換装か。
そして、自分を「僕ら」と複数形で呼ぶことに疑問を持った槙島に、禾生=藤間は更に答える。
自分たちがシビュラシステムだ」…と。
やっぱり脳ユニットかー!!


一方、縢捜索の手がかりを探すために地下に来た狡噛さんたちだが…って、その先! その先にあるんだよ、狡噛さん!!
しかもデコンポーザーとか超推理してんのに…っ!!

そこにギノさんから縢のドミネーターが見つかったとの通信が入る。
ノナタワーから20キロ離れた先で縢のドミネーターは見つかった。しかし、暴動後の混乱とはいえ1回もカメラチェックに引っかからないなんてことがあるのか? と疑問を抱くギノさん。
縢のドミネーターはかなり損傷しており、内蔵GPSも機能していなかった。
追跡を逃れるために自分で壊したか、あるいは、そう思わせたい誰かの偽装工作…。
ともあれ、縢の失踪は、1係の目を槙島と組織の闇から逸らすために利用された…ってことだわな。
やはり、上層部=「組織の闇」と戦うのはギノさん担当…だろうな。
残り話数やこの話の本題からいっても狡噛さんはこの先、槙島との最終決戦へ一直線だし、朱はそれを止めるために刑事として槙島を裁くための方法を模索するだろうし、そしたらギノさんはそこに立ち塞がる組織の闇と戦うしかないわな…中間管理職として。
中間管理職ギノさんが男を上げる日が来るって、私、信じてる!
そしてよく見ると、縢のドミネーターが最後に使われた日時(?)が2/6になってるから、まだちゃんとこちらの世界の時間(季節)進行と合ってたのね…。じゃあ、最終回は3月になってるのかしら? しかし、18話を見るとタイムリミットある的な感じなんだが…。

禾生=藤間はグソンが撮影した動画を見せ、彼がシビュラシステムの真実にたどり着いていたことを教える。
シビュラシステムの正体。それは人体の脳の活動を統合し、思考力を拡張、高速化した生体コンピュータともいえるシステムだった。
システム構成員274名のうち、常時200名が順番にセッションを組むことで運用…ってことは残りは休息とか藤間みたいに禾生の中に入ってる…ってことか。
うわー、やっぱりそうか―!!
そりゃ秘匿するわ…グソンも縢も消されるわ。
しかし、禾生義体までは読めたけど、中身が藤間までは読めなかったぜ…!
確かに藤間の顔写真をやたらとアップにする伏線があったよ…あったよ!
そして藤間が消えた理由は免罪体質者をシビュラでは裁けないからではなく、免罪体質者の脳がシビュラシステムに必要とされたからで、そして禾生(藤間)=上層部が槙島にこだわるのはシビュラに組み込むための免罪体質者の脳が欲しいからか。

人間のエゴに依存しない機械による公平な社会の運営。そう謳われていたからこそ民衆はシビュラシステムを受け入れたというのに、その実態が人間の脳の集合体である藤間らシビュラの構成員による恣意的なものだったことを知り「お笑いぐさだ」と言う槙島。
しかし藤間は「限りなく公平」だと言う。
民衆を審判し、監督している自分たちは「人類を超越した存在」だ…と。
シビュラシステムの構成員たる第1の資格は「従来の人類の規範に収まらないイレギュラーな人格の持ち主であること」。
いたずらに他者に共感することも情に流されることもなく、人間の行動を外側の観点から俯瞰し、裁定できる。そういう才能が望まれる…例えば藤間や槙島のように。
…ん? これって、こっちの世界でいう「サイコパス(Psychopath=精神病質者)」のこと? もしくはそうでなくても相当ぶっ飛んだ性格…まぁ、奇人変人と呼ばれる人種だろうな。
「免罪体質者」=凡百の市民とは一線を画す新たな思想と価値観の持ち主を見つけて取り込むことで、システムは拡張し、知性体として新たな可能性を獲得してきた…と語る藤間。
システムに取り込まれた当初は戸惑ったが、他者の脳と認識を共有し、理解力と判断力を拡張されることの全能感に悦びを感じ、支配者としての愉悦に浸る藤間は、同じ免罪体質者の槙島に「しかるべき地位を手に入れてる時がきた」とシビュラ構成員の一人になることを誘う…うわ、何このマキシマムさんもドン引きの中二病
というかだ、なんだろう…。だんだん卵が先か鶏が先かみたいな話になるんだけど、藤間=シビュラが槙島を求めるのって、同じ免罪体質者の脳を欲しているからなんだけど、それこそ犯罪係数の概念って、シビュラが自分を拡張するために免罪体質者を探すためにできたみたいな気がしてきたんだけど…?
そしてなんだ…その、朱ちゃん=まどかENDの予感がひしひしと…
朱は決して免罪体質者ではないんだけど、朱もある意味、あの世界のおける「従来の人類の規範に収まらない人格の持ち主」であることは確かなんだよね。前に例えたサイコパス世界におけるニュータイプ
システムを打倒する話にはしない、かつ、朱の「この世界のシステムは間違ってるけど、それでもこの世界で生きる人々の笑顔は本物だから、私はそれを守りたい」っていう正義を実現するとしたら、多分、朱がシビュラに入るしか解決策がないような気がしてくるんだが…。でも2回続けて同じことをするかなぁ?
ホントに落とし所がまったく見えなくて予想するのがホントに楽しいな、サイコパス

機械の部品に成り果てろという話もゾッとしない話だ…と言う槙島に、シビュラの構成員になっても自我は保たれる。だからこの要求に頷けと言う藤間。

それに対し、槙島はスウィフトのガリバー旅行記を引き合いに出す。
ガリバーが訪問したバルニバービのある医者が、対立した政治家を融和させる方法として、二人の脳を切断し、半分ずつ繋ぎ合わせることを思いつく。それによって節度のある調和の取れた思考が可能になる…と。この世界を監視し、支配するために生まれてきたと自惚れている連中には何よりも望ましい方法だ…と。

交渉が決裂したことを悟った藤間はドミネーターを手に取るが、槇島の反撃に遭い、義体を破壊される。
「何故、全能の愉悦と世界を統べる快感を理解できない?」と問う藤間に、槙島は「あいにく、審判やレフェリーは僕の趣味じゃない」「僕は人生というゲームを心底愛している。だからどこまでもプレーヤーとして参加し続けたい」と、まるで泉宮寺のようなこと言い、その義体を破壊し続ける。前回、狡噛さんと戦った時のような愉悦の笑みさえ浮かべて。
義体を破壊され、戦慄する藤間に「神の意識を手に入れても、死ぬのは怖いか?」と尋ね、槙島はその脳をも破壊した。
そして槙島は墜落する輸送機から脱出する。

そして今回、Cパートあった。

自室でふて寝(?)してた狡噛さんがため息とともに起きると、そこに槙島が…って、狡噛さんでもマジでビビることあったんだなw
ちなみにこのあとのロボノでも、あきちゃんが同じ状態で姉ちゃんの幻覚(夢)を見てたよw
ここで狡噛さんが読んでた本が「深夜プラス1」なんだけどさ…うん、「慎也+1」ってことはないだろうな?
何がプラス1かは知らないけど…っていうか、この場合プラス1は朱か槙島のどっちかだろうけど。
ついでにあらすじググったら、主人公がアル中の凄腕ガンマンを組んであるものを運ばされるんだけど、依頼者が裏切り者で、最後は主人公が依頼者=裏切り者を殺してそいつの死体を車に載せて去っていくラストらしい。
槙島の死体とともに狡噛さん消えるENDとかあり得そうだからやめてw

しかし、そこには誰もおらず、次の瞬間、槙島から「シビュラシステムは君が命がけで守るほど価値のあるものではない。それだけは伝えておきたくて」と通信が…。
逮捕・拘束されているはずの槙島が自分に通信してきたことに、「何があった」とギノさんに問う狡噛さん。
すると、槙島が乗っていた輸送機が墜落したと知り…。


槙島が脱走したことで、あとは狡噛さんと槙島の最終対決へまっしぐらなのだけど、問題はシビュラの正体とそれにまつわる組織の闇…なんだわ。
18話でそれに立ち塞がれた狡噛さんは、ある選択をするのだけど、もうとっても死亡フラグ…。
そして、18話は泣ける…。

PSYCHO‐PASS サイコパス OFFICIAL PROFILING

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PSYCHO-PASS サイコパス #16「裁きの門」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

ようやく1話アバンと繋がった…が。


ノナタワーに侵入を果たした槙島たち。
電力消費が激しいのは最上階と地下…と突き止めたグソンに、本命はどちらかと尋ねる槙島。
最上階は電波タワーなので電力消費が激しいのは当然。怪しいのは詳細がつかめない地下…と答えるグソン。そして案内表示上は地下4回までしかないノナタワーだが、設計当初の図面では地下20階まであった…とも。
アニメ誌で「ノナタワーを設計したのは泉宮寺」とあったので、おそらく槙島は泉宮寺から図面を入手してたんだろうな。そして小説版によると泉宮寺は槙島のパトロンだったという記述がアニメよりは詳細にされている。

そこに公安局の車=狡噛さんたちがノナタワーに向かってきていることを知り、グソンを本命=地下に行かせ、自分は最上階へ向い陽動を引き受けると指示する槙島。
着々と物語は1話アバンに向かっている…。

そして今週の「進化するOP」。
…ってか、これはいつ完成形になるんでしょうね?w
最終回はOPないんじゃないかと思ってるので、なんぼなんでも完成形は2週ぐらいは見せるだろうと予想して、20話あたりに完成形になるんじゃないかと予想。
でもって今週も変わってる部分を比較。
左・16話。右・14〜15話。


狡噛さんが追っかけてる部分がより鮮明になったのと地面(?)が描かれてるのと、あと背景色が変更。




タバコんとこの描写がよりリアルに。
…んで、また今週も比較動画作ってくれた人がいたので、14〜16話比較詳細は↓でドゾ。
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ノナタワーに到着した狡噛さんたち…ってか、朱ちゃん運転荒いwww

てか、3話と9話以来の悪い顔で、狡噛さん、超楽しそうだしwww

ノナタワーの警備ドローンや通報装置は槙島たちによって壊され、外部からの通信等は遮断状態に。
そこで狡噛さんは志恩さんに連絡を取り、公安局のラボからノナタワーの監視システムを制御できないか依頼。
厚生省は公安局の上位組織なのでできない…というか、裏パスを使えばできるが、責任問題になったりしたらヤだな〜と言う志恩さんに、朱は「自分が責任を取る」…と。そしてバッチリそれを志恩さんが録音したので、責任問題になったときはよろしくと裏パスを使ってノナタワーの監視システムを志恩さんが制御して支援することに。

そしてギノさんにノナタワーが槙島たちの襲撃を受けたことを伝えると、ギノさんは例の局長命令があるため、「生きたまま身柄を確保しろ」と指示。
それに対して狡噛さんは「努力してみる」と全くその気はない返事をするが「努力するのは当然だ! 重要なのは結果だ!」と叫ぶ。
まぁ、槙島は生かして捕まえたほうが事件の真相をハッキリとさせられるんだが、今の狡噛さんは復讐鬼を超えた執念とか呪詛みたいなもんに囚われて「槙島を殺す」ことしか頭にないからなぁ…。
ただ、1話アバンがこの回に来るってことは、この話における「狡噛さんVS槙島」が、ただの狡噛さんの復讐劇じゃないことだけは確かなんだよ。
小説版では、朱が狡噛さんの槙島に対する執念を復讐を超えて「信念」と呼べるものまで熟成されている…と評していて、あと素朴な疑問というか「なんかおかしい点」としては、狡噛さんが佐々山を殺されたことで復讐するなら、本来の相手は藤間なんだよね。なのに狡噛さんは槙島に執着している。一連の事件の黒幕が槙島だとしても、「佐々山を殺した相手を同じ目に遭わせたい」のが復讐の発端だったんなら、だんだんとお門違いに近いところまできている感すらある。分かりやすく例えるなら、「○○を殺した銃を作った銃メーカーの社長が憎い」的なところまでね。
アニメ誌の脚本家対談で、狡噛さんが今の狡噛さんになるきっかけは確かに佐々山を殺されたことなんだけど、それだけじゃなくて、そこで他の人は感じない「何か」を感じて、どんどんと凶暴性が現れてきたんじゃないか。狡噛さん自身も自分の中にそんなものがあるなんて思ってなかったんじゃないか。そして変わっていく自分自身をコントロールできなかったんじゃないか…って言われてたのね。
「狡噛さんVS槙島」が、ただの復讐劇じゃない、「宿命の対決」だとすると、標本事件=佐々山の死はあくまでも「きっかけ」でしかなく、これまでにされている狡噛さんと槙島のいろんな対比や、そしてこの2人がどんどん重なってくる部分を見ていると、この2人を繋ぐ「何か」がある気がするんだよ。
その「何か」が何なのかは今の段階ではボヤンとしすぎてるんだけど、前回した、ディック作品のモチーフに「幻影の双子」が多い→「それって狡噛さんと槙島じゃね?」が今の段階では一番ふさわしい気がする。

3人で探索するにはノナタワーは広すぎる…と言う朱だが、凄腕の分析官=志恩さんのおかげで槙島たちの居場所はすぐに見つかる。
上に4人、下に4人に分かれた槙島たちだが、槙島は最上階に向かっていた。

狡噛さんは朱を伴い最上階の槙島を追い、地下4階から行方が途絶えた下に向かった連中が気になる縢はそっちを追う。
前回立った縢の死亡フラグがビンビンに…orz

「無茶だけはすんな」「コウちゃんにだきゃ言われたくねぇ」という会話とか、息をしてない作画なのに縢の作画だけはいいことを踏まえると…………うん、これは確実に(ry

槙島を追う狡噛さんたちだが、最上階へ向かうエレベーターは追って来られないようにロックされていた。
階段で行こうとする朱に「地上90階よ!?」と、使えるエレベーターを検索する志恩さんはドローン運搬用のエレベーターが生きていることを伝える。
…でも志恩さん、筋肉バカの狡噛さんなら90階ぐらい走って登っても大丈夫だと思いますよw 

その頃、縢は図面上は行き止まりなはずの先に通路が続いているのを見つける。
そういや、設定では1係メンバーはそれぞれをなんと呼ぶかという表があるらしいのだけど、全員の呼び方が判明してるのって狡噛さんとギノさんと朱と縢だけだっけか? 縢が志恩さんを「先生」って呼んでるのは志恩さんが医師免許あるのが由来なのかね? ちなみに塩谷のツイによると征陸のとっつぁんは弥生を「クニ」と呼んでる設定らしい…。
そして謎の区画に踏み入った縢だったが、その途端にドミネーターとシステムとのリンクが遮断される…が、縢はそれに気づかない…ってますます死亡フラグがビンビンになったじゃねぇかよ!

ドローン運搬用のエレベーターに乗り込んだ狡噛さんたちに、まさか屋上で電磁パルスグレネードを使おうって気じゃないでしょうね…と釘を刺す志恩さん。
…えぇ、もう電磁パルスグレネードは使わないで下さい、狡噛さん。使うとその日放送されている地域が揺れます。
さすがに狡噛さんも電磁パルスグレネードで地震を起こすノナタワーからの電波を遮断するとマズイと分かっているので、「そのために1個拾ってきた」と例のヘルメットを朱に被せれば朱のサイコパスはコピーされない=ドミネーターは使えるとドヤ顔…なんですが、何か重大なことを忘れてますよね、狡噛さん?

最上階へ向かった槙島の目的を問う朱に狡噛さんは、槙島は囮で本命は地下だと答える。
地下に謎の施設があることは確かだが、縢との連絡が取れなくなっていて、志恩さんにも一体そこに何があるのか分からない。
だが、槙島たちにはそこに何があるのかつかめている。そしてそれが槙島たちの目的であることも狡噛さんは分かっているが、それでも槙島の目的を阻止することより、槇島を追い詰めるほうが優先だ…と言う狡噛さん。
…完全に頭に血がのぼり過ぎてというか、槙島と直接対決できることに高揚して冷静さを欠いてますがな、狡噛さん!!
だってさ、朱にヘルメットかぶせてドヤ顔してたけど、ホントに大事なこと忘れてるしw
狡噛さん同様、槙島に友人を殺された身である朱は、そう言われてしまうと、頷くことしかできない。

一方、謎の地下区画を行く縢は、ようやくドミネーターとシステムのリンクが切れていることに気づく…が、そこで敵に襲われ負傷。返り討ちにしたところで、敵が持っていた無線からグソンの存在を知る。
地下区画は電波暗室になっていたのでドミネーターとのリンクが切れた…が、逆にこの地下区画内での通信は外部から傍受できないので、自分たちの会話は外に漏れない。だから少し話をしようというグソン。
「シビュラシステムをぶち壊せば、このイカレた世界は根本からひっくり返る」と言うグソン。

グソンがいる扉の向こうには、シビュラシステムの中枢があった。
なんかさ、このシビュラシステムの中枢ってーのが、私にゃ原子炉格納容器に見えてしょうがないんだが、もしかしてさ…。
絶対安全のシステム=原子炉
絶対幸福のシステム=シビュラ
という対比かい?
そして「絶対安全」だったはずの原子炉が安全ではなかったように、「絶対幸福」のシビュラも実は…ってやつかい?


同じ潜在犯として、自分たちから何もかも奪い、虫けらみたいに扱ってきた連中=市民が街中で殺し合いが繰り広げられているさまはどうだ? と訊かれ、「正直、胸がスッとした」と答える縢。

自分はいつだって人殺しのケダモノ扱いだったが、それが今では一般市民のほうがケダモノ。今、殺し合いをしている一般市民は一体どんな気持ちで仲間の返り血を浴びているのやら…と答える縢。
それに「だったら…」と裏切りを誘うグソンに「勘違いするな」と縢は叫ぶ。

「他人をいいように踊らせて生かすの殺すの、何様のつもりだ」「シビュラが神様ならテメェらは悪魔にでもなった気分か?」「俺もアンタも他人の幸せが妬ましいってだけのゴミクズ」「このクソッタレな街の市民様たちが何千何万と死んでこうと構いやしねぇ」と本音をぶちまけた上で縢は言う。
「アイツらに殺し合いをやらせてるヤツだけがのうのうと生きているのが気に食わねぇ」「殺した数だけ繰り返し死ね」…と。

執行官として同じ潜在犯を殺してきた縢に「ならばアンタは何度繰り返し死んだら気が済むんだい?」と尋ねるグソン。それに対して「1度死んだ先に地獄があるなら閻魔様がそこで教えてくれる」と答える。
それを聞き、「友だちになれると思ったのに」と言うグソンに、「俺のダチは今、上でアンタのボスとやりあってる」「ダチに不義理はできねぇ」「今すぐにでもアンタを殺しに行ってやる」と縢は叫ぶ。
アニメじゃほとんど描かれてないけど、小説では縢は一般市民にはいい感情を持ってなくて、執行官になったのも「適性が出たから」「すぐ施設に戻ることになっても構わないから、外の世界の空気を吸いたかった」って理由なのね。
それで刑事課に来て、1係メンバーとともに過ごすうちに、彼らを家族のように思い始めて、「ここ(刑事課1係)が俺の居場所だ」って言うまでになるのさ。ぶっちゃけ、縢がいい感情を持っている潜在犯じゃない普通の人間って、ギノさんと朱ぐらいで、縢にとっては一般市民なんてどうでもよくて、そんな市民を守ることを仕事にはしているけど、刑事課1係が自分の居場所=家だからしてるだけって話なのよ。
狡噛さんと槙島が「出会い方が違ったら親友になれた」と言われるみたいに、おそらく縢とグソンも出会い方が違ったら親友になれたんだろうな…と思う。
ただ、この会話で、縢の中にも彼自身の「正義」ってもんがあって、結局のところ、彼の正義は「仲間の存在」なんだろうなと思った。

そして狡噛さんたちはエレベーターを降り、最上階まであと一歩のところまで来ていた。
槙島は最上階の一番奥、非常階段の近くにいることが分かったが、園周辺には監視カメラがないから援護できない…と言う志恩さんに、そこまで分かりゃ上等だと先へ向かう狡噛さん。
しかし、敵が待ちぶせていた。朱がヘルメットをかぶっているのに、敵の犯罪係数は24…ほら、ヌケ作じゃないですか狡噛さん!
そして敵に朱が撃たれる。

でもってドミネーターが効かないと分かった途端、ドミネーター投げつけたぁ!?
小説版でも撃てなくても重量のあるドミネーターはいい凶器になると書かれてましたしねw

そして今週の狡噛さんはインテリというよりは脳筋部分が際立ってるわwww
バックドロップで倒しやがったwwwwwww

ちなみに今回は後枠のロボノでもバックドロップが炸裂してたw
昴の父ちゃんが征陸のとっつぁんと激似だったり、2クール目の話が重いとか、今回のバックドロップとか、地味にコラボするよね、サイコパスとロボノ。

ようやく朱にヘルメットを被せてもムダだったことに気づいた狡噛さん…ホントに今回のコウちゃんヌケ作やでw
敵のヘルメットには槙島のサイコパスがコピーされていたのでヘルメットはかぶり損だった。
朱は負傷箇所を止血してから後を追うから…と、狡噛さんに先に行くように命令。

最上階にたどり着いた狡噛さんは早速、敵に切られ負傷。
この前、腕と腹に穴開けて、また同じ所やられてますがな…。というか、てっきり治り切らないまま戦ったんで傷口開いたんかと思ったけど、ラジオドラマとか小説版とかで「(公安局には)最先端の医療体制があるからビックリするほど早く治る」と言われてたんで、たまたま同じところ切られただけだったんか?
そしてさっきの敵さんから頂いた釘打ち機連打して仕留める狡噛さん…容赦ねぇぜ、狡噛さん。というか、完全に殺意の塊になっておられる…。
…さぁ、お待たせしました。
1話アバンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

現在、作画が息をしてない中で、1話アバンの使いまわし部分の浮きっぷりwww
すでに5話噛作画がかなりそのまま円盤に収録されている現在、今後どんだけ修正されて円盤に収録されるのやら…。なんかこの前、本広がトークショーして1クール目を上映した某映画祭では、11話とか修正されてたり追加カットがあったという噂だが…。

ニコの座談会だったかで、「狡噛と槙島が頭よすぎてワケの分からない会話をする」って言われてたんだけど、それってこれ? なんか後にもありそうなんだけど…?
そして「オルテガ」と言われると黒い三連星(ガイア、オルテガ、マッシュ)しか思い浮かばないw 頭悪くてゴメンナサイ…orz
ちなみにパスカルオルテガも哲学者ね。あとパスカルは「ヘクトパスカル(hpa)」のパスカルでもある。

あぁ…要するになんだ、ここで対峙することで、だんだんと狡噛さんと槙島がリンクしていくというか、正反対に見えて似たような存在になっていくって明確に分かってきたぞ。
狡噛さん・朱・槙島はそれぞれ対比の存在なんだけど、これまでは狡噛さんと朱が似たような存在だったのに対し、これから先は狡噛さんと槙島が似たような存在になっていくんだ…おそらく。
この3人って、「よく似た存在でありながら、それぞれの出した答えが絶対に相容れないもの」で、そしてそれが「それぞれに正しい」…なんだろうな。
「2クール目は三つ巴」って言われてんだけど、これって、「狡噛さんの正義」と「朱の正義」と「槙島の正義」のそれぞれの戦いじゃなかろうかね?
ただ、虚淵テイストで終わるのか、本広テイストで終わるのかによって、この物語で最終的に選ばれる正義が違う気もするんだが、「システムに反抗する話ではない」以上、この物語の最後に選ばれるというか、この世界が続く上で選ばれるのは、おそらく朱の正義が最終的に選ばれる気がする。
多分、朱がこの3人の中では一番視野が広いんだよ。反対に一番クソ狭いのが狡噛さん。
朱は、たとえシステムが間違ってても、その世界で暮らしている人たちが幸福に思っているのは間違いない。だからその人たちの幸福を守りたい…というスタンスだと思うんだ。
槙島は、人が人らしく生きられないシビュラシステムは間違っている。だからシビュラを壊して人々を開放したい…という、朱とは真逆の考え。
狡噛さんは、別に世の中が正しかろうが間違ってようがどうでもよくて、ただ槙島を裁きたい。シビュラで裁けないのなら自分の手で裁くだけ。そこで自分が殺人者になることになっても構わない。
狡噛さんと朱は、シビュラで裁けない槙島を裁く方法についてもおそらく真逆の考えだと思う。
この3人を対比させている以上、殺人者になってでも槙島を裁くという狡噛さんと同じスタンスを朱は取らない。なので朱は多分、シビュラが裁けなくてもこの社会で槙島を裁く方法というのを探すはずなんだよ。
…となると、1話アバンがここに来た以上、ここで狡噛さんVS槙島に決着はつくとは思えないし、2回戦=最終決戦があるってことだよな。
それでも、ようやくやってきた直接対決に、オラ、ワクワクしてきたぞ!

…にしても、今ドミネーターで犯罪係数測ったら、絶対に300超えてますよね、狡噛さんw
そして一応、地下区画の謎も解こうとは思ってるんだw まぁ、気になったら調べて謎を解かないと気が済まないタイプだしな、狡噛さん。

カッコいいシラットアクションが炸裂しているはずなんだが、作画が息をしていねぇ…orz
来期(春アニメ)もI.Gは2本で、おまけに攻殻の新シリーズも決まったんで、もう今年はI.Gが息をしなくなるのは確定なんだけど、もうすでに息が(ry
…いや、アニメの終盤にはよくあることなんだけどさ…新番組のほうに主力が行っちゃって(ry というのはさ。

かなり強いはずの狡噛さんを圧倒する槙島。
「肉体的にも頑健」という狡噛さんのプロファイリングは間違ってなかった…!
…にしても、惜しい。特ヲタ視点で見てもアクションいいだけに作画が息をしてないがが惜しい。惜しすぎるどころか悔しすぎる!!

そして戦ううちに垣間見えた槙島の凶暴性。
3話の狡噛さんと完全に一致。
どんどんこうやって重なりあっていくのか、この2人…。
逆を言えば、これまで狡噛さんに重なりあってきたのが朱が離れていくのか…というか、朱から狡噛さんが離れていく…のほうが正しいかもな。

そしてこの槙島の息切れが妙に引っかかるのだがな…。
銀髪なのもだけど、槙島というか免罪体質者が「人為的に作られた存在」なんじゃないかと若干疑っているのと、ここまで完璧な存在(美形で頭よくて肉体的にも強い)である槙島にも何か1つぐらいウィークポイントが存在するんじゃないかと…。もしかしたら持病がある(寿命が短い)とかさ。…いや、単なるミスリードかもしれんが。

フルボッコにされて詰んだ狡噛さんに槙島がトドメを刺そうとした瞬間、ようやく最上階にやってきた朱が…
ヘルメットで槙島を殴り飛ばした!!
槙島に対する攻撃力が、ドミネーター<(超えられない壁)<狡噛さんの肉体<<<<<<<<ヘルメットで不意打ちの物理攻撃wwwwww
ちなみに15話の狡噛グレネード地震に続いて、この朱のヘルメット物理攻撃の瞬間秋田が(ちょっとだけ)揺れた。
もうヤだ、この地震を起こす猟犬と飼い主コンビwww

気絶した槙島を「殺せ」と朱に言う狡噛さん。…って、別に殺すのは自分の手でなくてもいいのか?
おそらくは朱に仇をとらせてやりたいって気持ちも多少あって、でも自分が動けないから動ける朱にトドメを刺させようとしたんだろうけど…。
槙島にトドメを刺そうとヘルメットを掲げる朱だが、ゆきを殺された憎しみと、刑事として槙島をこの場で殺すのが正しいのかという気持ちがせめぎあう…。

そして朱は槙島を、殺さなかった。
ここで私は、朱が槙島を「殺せなかった」より、「殺さなかった」というほうを選びたいな。
小説版で11話で朱が槙島を撃てなかったのは、ドミネーター以外で殺したら「自分が殺したことになってしまう」という恐怖からだった…という描写がされてるんだけど、そこから13話のメモリースクープに表れるように、朱には「刑事として」槙島を裁きたい…という決意があると思うんだ。
じゃあ、同じ刑事である狡噛さんは刑事として槙島を裁きたいと思ってないのかと言われると、彼自身、刑事である自分にある程度の誇りはあるんだけど、それ以上に「ひとりの人間」として槙島を裁きたいから、自分が殺人者になることも厭わないし、むしろそうしたいと思ってる。多分、今の狡噛さんにとって「刑事であること」は槙島と戦うためのツールなんだと思う。
同じ刑事だけど、「刑事として何がしたいか」「人間として何がしたいか」と言われたら、この2人はまったく別の答えを出すと思うし、その部分がこの2人の対比部分なんだと思う。

そして朱は、槙島を逮捕する…。
…ということはだ、ここで逮捕された槙島は、次回脱獄するのか…。じゃないと最終決戦ないしな。
そして、シビュラの謎を解きつつ、槙島との最終決戦に向かっていくのか…。

その頃、グソンのもとにたどり着いた縢は、グソンとともにシビュラシステムの正体を目にする。
「ぶち壊すまでもなく、この事実を公表すれば、この国は終わる」と、シビュラの正体に興奮するグソン。
…脳、か?
だってさ、グソンのこの興奮っぷりからしても、ただのコンピューターじゃないぜ?
既存の技術では考えられない性能を持っている→ただのコンピューターなわけがない→としたら生体コンピュータしか考えられねぇ→考えられるものは脳…だろうな。
そして脳だとしても、絶対1個や2個じゃないと思う。13話で局長が持ってたルービックキューブがなーんか怪しいんだよ。
アレから推測すると、シビュラって複数の脳が並列処理してるんじゃね? そしてあのルービックキューブがその並列処理を制御する装置とかインターフェイス的なもの…とかさ?
そう考えると、OPとEDのルービックキューブって、シビュラの正体を表してるんだろうな…。

驚愕する縢が人の気配に振り返ると、そこにはドミネーターを構えた人影が…。
ドミネーターで撃たれるグソンは寸前で反撃するも、縢の目の前でエリミネーターでミンチになってしまう。
撃ったのは局長だったが、明らかに様子がおかしい…。

そして縢は、局長の正体に驚く。
局長=禾生はサイボーグだった…!

禾生は縢にもドミネーターを向ける。
本来であれば縢に向けてもパラライザーしかならないはずのドミネーターを強制的にデコンポーザーに変形させた禾生
グソンも自分も、シビュラの正体を知ってしまったことで消されるのだ…と悟った縢は「やってらんねーよ、クソが」と言い残し…………縢いいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃっっっっ。・゚・(ノД`)・゚・。
まさか殉職第1号が縢だとは…orz
…いや、むしろ予想通りなのか?
虚淵+石田)×2クール=石田キャラ死亡というテストに出る公式が…。
でもネット上では結構「縢裏切り者」説があったんだけど、最後まで仲間を大事にして死んでいったよね、縢…。
これ見てから小説版の縢話を読むと泣けて泣けて…(´;ω;`)
そしてよく見るとさ、縢、最後の瞬間、笑ってんだよ…
やり切れねぇ! やり切れねぇよ!!
しかし、逆にグソンはいい死に方したな…って思う。シビュラの正体をちゃんと突き止めてから死ねたしね。


そしてますます、シビュラ本体が原子炉格納容器に見えてしょうがないわけだわ…。
だってさ、もうコレ、人道的にヤバいシロモノなんでしょ?
「絶対安全」のシステム=原子炉が実は超危険なシロモノだったように、「絶対幸福」のシステム=シビュラも実は非常に血生臭くて、誰かの不幸・犠牲の上に成り立ってるシステムなんでしょ?
これが槙島主人公だったら、そのヤバくて間違ってるシステムを打倒するんだろうけど、この話はむしろ主人公たちがそれを守る側にいるんだけどさ…って、あぁ、ここで「1984」と「闇の奥」か。
しかし、シビュラの正体が私の予想通りなら、朱=まどかになりそうで怖いんだが…。
でも、虚淵が2回続けて同じことをするのか…って気もするんだよな。
結末が虚淵テイストになるのか、本広テイストになるのかにもよるけど、どちらにせよ『朱』が「何か」を変える気がするんだが…。
一番ありえそうなのは、SPみたいに一応物語に区切りはつくけど、「それでも事件は起こり続ける(終わらない)」という、どこか後味の悪さを残すことで、虚淵テイストも感じさせる…という終わり方かなぁ?
一概にハッピーエンドとは言えないけど、キャラ本人にとってはハッピーエンド…とも言われてるし。
20話・最終回とメッチャ「泣ける」らしいが、どう感動のラストに持って行くんだかなぁ? もはや予測不可能。
まぁ、私は最終回でEDを聞きながら「いい話だった」と泣ければそれでよいのだが…。


そして17話先行組の話では、次回はシビュラと局長の正体が明かされるらしい…。


PSYCHO-PASS サイコパス VOL.3 【Blu-ray】

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小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)

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PSYCHO-PASS サイコパス #15「硫黄降る街」

PSYCHO-PASS Sinners of the System


狡噛さんがグレネード使ったら、現実世界(関東)が揺れたでござるの巻。


緊急出動する狡噛さんたち。
そして、なんか見たことあるカット…1話アバンだ!

そして時間は7時間前に遡る。
前回の事件の動画を発端に、ネット上ではサイマティックスキャンを阻害するヘルメットの存在が明らかになり、それに加えてそのヘルメットが大量に出回ったため、各地で犯罪が勃発。街はパニック状態に。

でもって「進化するOP」は今週も進化していた。
今週の変化部分。
左・15話、右・14話

狡噛さんの表情が読み取れるように。

槙島の色が濃くなって、背景が動いている。もしかして同じ車に乗ってる?




背景色が変化。


煙に線が入る。

砂塵が飛んでくる。あと狡噛さんの顔の影部分が増えてるのと、瞳が青〜青灰になってる。
動画での比較をしている人がいたので、詳しくは↓参照。
D


犯罪を起こすヘルメット集団に対し、恐怖に駆られた市民はヘルメット集団をリンチに。
当然、街はパニック状態を通り越して暴動状態に。

サイコハザードなんてレベルではない事態に、刑事課全体に総動員司令が下る。

その頃、厚生省ノナタワーを望む一室に槙島とグソンはいた。
ここから先に何が待っているのか、この街がどうなるのか、不安にもなる…というグソンに、「君のそういう普通なとこ、すごくいいと思う」と言う槙島。
「僕も君も、ごく風通で本質的にはありきたりな人間」と言った上で、槙島は「当たり前のことが当たり前に行われる世界。僕はそういうのが好きなだけでね」…と、自分の目的…いや、求めているものを語る。
「ごく普通の我々が『普通でない街』に犯罪を仕掛ける」
槙島やグソンからしてみれば、シビュラに支配された街は『異常』で、シビュラにすべてを委ねて生きている人々もまた『異常』…と。
槙島は、「当たり前のことが当たり前に行われる世界」へと革命でもしようというのか…?

『普通ではない街』が昔読んだ小説のパロディに思える…と槙島は言ってるんだけど、小説版では、槙島は(理想郷と呼ばれる)この街を「理想郷のパロディ」と評していて、狡噛さんは「理想郷に似た迷宮」と評しているんだわ。そしてその迷宮の出口が槙島なんだとさ。
ともあれ、なんかね、OPで一緒の車に乗ってたり、シビュラに支配された街(東京)の例え方とか、この2人はホントに考え方が似てるんだと思えてきた。だから惹かれ合うのか…と。
でもって、このマドレーヌを紅茶に浸して食べるという行為だけど、元ネタ(「失われた時を求めて」)だと、そうやって食べた主人公が幼少時の記憶を思い出すらしい…。
「(イメージカラーが)黒と白」「深夜(慎也)と正午(聖護)」という対比にいるこの2人が実は双子なんじゃないか説(槙島の生年月日が明かされないのが不自然なため)とか、「MAKISHIMA SHOGO」をアナグラムにすると、中に「I AM KOGAMI」が入っているので血縁者(槙島が年齢不詳に見えるけど実は狡噛さんの父親とか、狡噛さんと槙島がDNA操作で生まれてきたとかした実験体で同じDNAを持ってるとか)じゃないか説とか、標本事件は単に2人を繋ぐきっかけであって、実はもっと深いところから惹かれ合うような運命だったんだよ説がこのところ沸き上がってきているネット上。
しかし、私はそれらを「そりゃ穿ちすぎだろ」と全否定できない…何故なら4年前に「シンケンジャーの殿は影武者説」を一蹴したところ、ホントに影武者だった件があるからだw
今の段階ではまだ狡噛さんは自分と槙島がどんだけ似ているかを知らないけど、知ったら知ったで激しく同族嫌悪しそうだ…。いや、現段階でも、もうすでにしてるようなもんか?

もはや今のSFの下敷きともなっている、ギブスン、ディック名前がここで出てきたw
オーウェルは「1984」の作者…だけど、別にSF作家ではないんだよな。
どうやらグソンはウィリアム・ギブスンが好みで、槙島はフィリップ・K・ディックが好み…と。
…ん? 待てよ? ディックさんをちょっとググったところ、

1928年、イリノイ州シカゴにて二卵性双生児の一子として生まれる。双子の妹ジェイン・シャーロット(Jane Charlotte)は40日後に死去。その死は彼の作品、人間関係、人生にまで影響を与え、多くの作品に「幻影の双子」のモチーフが登場する原因となった。

とあるんだが…「幻影の双子」!?
…おい、これってこの話で例えると、狡噛さんと槙島のことじゃねぇのか?
双子説だったらどうしよう…双子説だったらどうしよう…。
そして槙島はグソンにディックを最初に読むなら何がよいかと尋ねられ、「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」を勧める。
「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」=「ブレードランナー」なんだけど、この話を作るにあたってイメージしたのがブレードランナーだったんだっけか…(http://psycho-pass.com/about/#pro-notes)。そしてディックの世界を汲んでいるのなら、狡噛さんと槙島=「幻影の双子」になるんだろうかねぇ…?
勧められた本を電子書籍で読んでみるというグソンに、「紙の本を買いないよ」と言う槙島。
本はただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールである。調子が悪い時に本の内容が頭に入ってこないことがある。そういう時は何が読書の邪魔をしているか考える。調子が悪い時でも内容が入ってくる本もある。何故そうなのか考える。
(読書は)精神的な調律。チューニングみたいなもの。調律する際大事なのは、紙が指に触れている感覚や本をめくった時、瞬間的に脳の神経を刺激するもの…と、自分の読書感というか、読書の仕方を語る槙島。
あー、ありますよねー。調子が悪いと文字を読んでも内容が頭に入ってこないとか、調子悪くても何故か読める話とか…うん。
読書は嫌いじゃないので、この部分だけは槙島に共感してしまったぜ…悔しい(ビクンビクンッ)。

そして真の目的へと動き出す槙島。
でもって、グソンがギブスン好きというは、本当に出来すぎていると思いますw(主人公=凄腕のハッカーという攻殻機動隊にも影響を与えた→ウィリアム・ギブスン - Wikipedia

総動員司令の刑事課…だが、1〜3係全体でも6人×3=18人しかないのか。
そして、ちみキャラでお馴染みの3係執行官・百田舞と高見彩果コンビもおりますw(もともとアニメのキャラデザを元にちみキャラ化したらしい)
そして1〜3係をざっと見渡す限り、執行官はネクタイをキチッと締めないのが普通らしいw
別に狡噛さんは佐々山の真似してるんじゃなくて、単に「あぁ、執行官ってネクタイちゃんと締めないのがフツーなんだ」っていう認識だっただけじゃね?w
…いや、ノイタミナノベルで標本事件スピンオフを読んだけど、確実に佐々山×狡噛が熱くなる展開になりそうだったがなw
しかし、係ごとに並び方にカラーが出てるよね…特に2係。箝口令が敷かれていたとはいえ、3年間、藤間逮捕をバラさなかっただけあるなぁ…って。2係は徹底的に序列化されてるカンジ。
あと、3係の監視官が謎。各係、前列が監視官だとすると、3係の赤シャツのコワモテさんが監視官ということになるのですが…え?w
なんとなくだけど、この2係・3係のキャラデザがただのモブデザインじゃないところを見ると、他の刑事課も絡むスピンオフネタがあるんだろうなぁ…(企画だけで終わる可能性もあるけど)。
暴動鎮圧というか、例のヘルメットに対処する方法として、スタンバトンと電磁パルスグレネードが支給されるが、電磁パルスグレネードは1人2個で品切れ。とにかく18人でシラミ潰しに暴動鎮圧するしか方法がない。
平和ボケもいいところだな、オイ!
そして、この電磁パルスグレネードが、ある事件を起こすのである…。


計画の遂行へと向かう槙島たち。
おぉ…グソンが集めた連中がマジで1話アバンに出てきた手下のコスチュームだ。
槙島の計画が危ない橋だという自覚はあったが、引き返す気にはなれなかった…と言うグソン。
シビュラシステムなどというわけの分からないものに生活のすべてを預けて平気なほうがどうかしている…とグソンも槙島と同じ考えだった。グソンの場合は外国人だからこそシビュラの異様さ、異常さが見えたんだろうな。
一切が謎に包まれてる槙島だけど、「生まれ育った街」と言ってるってことは、東京生まれの東京育ち…ってことでいいのかな?
グソンが集めた男たちは、槙島が行う「破壊の先」を見たい…と言う。
「破壊の先」があればよし。なければそれを受け入れる…と言う槙島。
革命を起こすだけが槙島の目的なのか…。いや、革命を起こそうとしているかのように見えるけど、その先のことを槙島は考えてないよな?
あくまでもシビュラの支配から人々を目覚めさせることが目的であって、革命を起こして、その先の世界に自分が君臨しようとかは考えてない。むしろ、シビュラの支配から人々が目覚める瞬間に起こす「魂の輝き」とやらが見たいだけ…だろうな。
おまけに16話先行組の話を聞く限りでは、支配される側の崩壊(1984)、支配する側の崩壊(闇の奥)、そして「あらかじめ裏切られた革命」が今後の展開のキーワードみたいなカンジがしてくるんだよ…。
槙島が起こそうとしていることを「革命」とするならば。
現状、槙島はシステムに対する反逆者で、狡噛さんはそれを守る側の人間として対立してるんだけど、1話アバンが次回だろうと思うと、どうもそれだけじゃ済まない展開になりそうなんだよな。
第一、狡噛さんと槙島はすんごく似た考え方をしているわけで、おそらくはそこに権力の闇も関わってくるだろうから、じゃあそれを暴いた時に、現状ではシステムを守る側にいる狡噛さんはどうすんのか…という展開に持って行くんじゃなかろうかと。
絶対、もう一波乱どころか3波乱も4波乱もあるだろ…。もう虚淵の手のひらで踊らされてやんよ!w

3人1組でのチーム分け…だが、朱班とギノさん班の班分けの時点で、いつものメンバーではなく、とっつぁん←→縢のトレードが行われた時点で、この2人に死亡フラグ立ってね?
この一連のヘルメット犯罪を槙島の仕業だと決めつける、ある意味すぐ「おのれディケイド」と言ってしまう鳴滝のような狡噛さんに、まだ槙島の犯罪だという決定的な証拠はない…と言う朱。しかし、狡噛さんは普通の人間はシビュラシステムを無効化する装備を作ろうと考えた段階で色相が濁る。ヘルメットを設計し、量産し、流通させるには数ヶ月はかかる。槙島のようにヘルメットなしにシビュラシステムに対抗できる人間でないと無理…と説明する。
縢は「シビュラシステムの盲点を突いた集団サイコハザード」が槙島の目的では…と考えるが、朱は即座に否定。
槙島の犯罪は「いつだってなにか答えを探していた」ようなところがあった。酷い暴動だが、この混乱だけが目的ではない…と朱は考え、狡噛さんもそれに賛成する。こんな暴動を見物して喜ぶ程度の犯罪者だったなら、もっと楽に逮捕できる…と。

報道規制がかかっているものの、ネット上はグソンによって情報操作されていた。

暴動現場に到着した朱班。
暴動の中に来るまで突っ込んで何人か轢き殺しちゃえば…とか言う縢wwwさすが潜在犯wwwwwww

投降を呼びかける朱だが、効果はなし。
ならば実力行使に出る狡噛さん。
そして、この電磁パルスグレネードが、木曜深夜の関東を揺らした…。

(狡噛)慎也が深夜に地震を起こしました…ハイ。
ちなみに土曜(私は土曜放送地域)にも北海道を震源に東日本が揺れるということが起きたので、マジで15話放送日は狡噛グレネード地震が起きてるんじゃないかとすら思ったわ…。

ヘルメットを無力化され、ドミネーターまで警告された暴徒は投降。

そして狡噛さんは気づく。ヘルメット装着者も被害者だということに。
時間はかかるが、自分たちがやらなくても、いずれヘルメット装着者は市民のリンチで狩り殺される。
ネット上のデマも攻撃的な方向に偏っており、槙島側に凄腕のクラッカーがいることから、情報操作されている。
もし、この暴動が陽動だとしたら、槙島は別の目的があってこの暴動を起こしたのでは…と。
そして、暴動が起きている地点をマップ上に出すと、厚生省ノナタワー近辺では暴動が起きていないことが分かる。

同じ頃、槙島たちは目的の場所に向かっていた。
この5年間、シビュラシステムについて調べていたというグソン。
首都圏各地に分散されたサーバーによる分散型並列処理、鉄壁のフォールトトレラント(障害が発生した場合でも正常に処理を行うシステム)と謳われているが、データの流れが明らかにおかしい。膨大な演算処理を必要とする場合、グリッドコンピューティングでもしなければ追いつかないのに、実はデータの処理をグリッドコンピューティングに見せているだけで、すべてのデータが必ずある地点を経由することをグソンは突き止めていた。
もしそこに誰も知らないスタンドアロンのシステムがあり、そのシステムがすべてのシビュラの演算をまかなっていたとしたら、全ての辻褄が合う…と。

グソンの疑問はなおも続く。
もしスタンドアロンで処理しているとすると、既存の技術では説明のできない性能を持っている…と。
しかし、保安上のリスクを考えればスタンドアロンにすることは危険すぎる。が、そのリスクを犯してでも保ちたい秘匿性があるとしたら…。
ここまできたら、確かめなければ気が済まない…それが、グソンが槙島に加担する理由だった。

消費電力も明らかに偽装されており、シビュラシステムは厚生省ノナタワーの中にある。それがグソンの推測だった。
そしてついに、槙島たちは厚生省ノナタワーへと侵入を果たす。
シビュラ=偉大なる神託の巫女のはらわたを暴き出すために…。

槙島の目的が厚生省ノナタワーの襲撃で、暴動は陽動であることをギノさんに知らせる朱。
しかし、まだ憶測の段階で持ち場を離れることをギノさんは咎めるが、後手に回っていたら取り返しのつかないことになると言われ、朱班は先行してノナタワーに向かうよう指示。
果たして狡噛さんたちは間に合うのか…。


でもってさ、今回、槇島の作画が非常に美しいのは気のせいだろうか…。

そして16話では、1話アバンのアレと、衝撃の展開が待っているらしい…。

小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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PSYCHO-PASS サイコパス #14「甘い毒」

PSYCHO-PASS Sinners of the System


最初に言っておく! 今週は最初からエグい!


街の薬局に突如現れた怪しいヘルメット男。
薬剤師に向精神薬を要求し、拒否されると男は薬剤師を惨殺。
…てかこの世界、ストレスケアの「サプリ」といわれるほどお手軽に精神科薬が出回ってるのな。
まるでヒロポン覚せい剤を当たり前に売ってた戦中〜戦後まもなくみたいで怖いわ…。いや、それ以上に長年精神科薬のお世話になった身としては、精神科薬がサプリ化する世の中ってゾッとするけどな。

そして今週からまたOPの絵が変わったよ! しかし、まだ完成形ではないらしい。
ちなみに数えたらOPのキャプ画、↓だけで80枚ありましたw

1クール目の白黒基調から打って変わってカラフル
しかしなんだ…最初からクライマックスに狡噛さん死亡フラグがビンビンと立ってますがなw いや、脚本虚淵という段階ですでに死亡フラグがビンビンと立ってたけどw
ついでに新OPである「Out of Conrol」をグーグル先生とか翻訳サイトに頼りまくった挙句に超絶テキトーな意訳をしたら、「自分のことを分かってもらえない狡噛さんの言い訳ソング」だった件。

頭蓋骨切り開いて俺のアタマの中をアンタに見せてぇよ。
コレがなんでヤバいのか俺には分からねぇよ。
もう壊れちまいそうだ。
だって俺は感じてる。
俺はアンタに全てを見せられる。
この瞬間が俺のためにあるんなら、俺は自分の中の声に従う。
もう1度ひとつにするために。だから行くんだ。

テキトー超絶意訳したらこんなカンジになりましたが、英語力皆無なので合ってる気はまったくしない\(^o^)/
1クール目OPの「abnormalize」が、頭の中に「誰にも見せられないもの」が溢れてるけど、本能を理性で抑えつけてるカンジだったのに対し、2クール目OP「Out of Control」は、「誰にも見せられないもの」だったはずの頭の中を見せたくなる(もしくは見せないと理解してもらえないと思う)ほど本能が勝って、槇島を殺す瞬間を心待ちにしている…ってカンジだもんな。
そして1クール目も2クール目も2人の狡噛さんが戦ってるわけが分かったよ。理性と本能のせめぎ合いで2分化された自分をもう1度ひとつにする作業か…。そのために本能に従う…んだろうな。
…いや、英語力皆無ヤローがグーグル翻訳を更に細かく翻訳サイトにかけて、それを超絶テキトー意訳しただけなので、あまりアテになどしないで下さい。こういうひとつ解釈…ぐらいに捉えていただければ(;´Д`)



事件現場に駆けつける1係メンバー。
それぞれがドミネーターを手にする中、朱はゆきを殺された事件を思い出し、ドミネーターを手にすることをためらう。
それを察した狡噛さんは「事件に集中しろ」と朱を励ます。
狡噛さんのコートがおニューになってる…ってか、私はこっちのほうが好みだぞ! こっちも売れよ、ノイタミナアパレル!

相変わらずギノさんの第一声は「どういうことなんだ?」w
もはやギノさんの「どういうことなんだ?」ボイスが欲しい!
そしてこの「露骨に怪しい」ヘルメットって…1話アバンのあのヘルメット!

ヘルメット男の行動は明らかに怪しいどころか犯罪行為だが、セキュリティは一切作動せず。
明らかに犯罪行為をしながら、サイコパスが正常だった犯人。
縢は槙島と同類と疑うも、「ヘルメットが鍵」と言うギノさん…って、ギノさんが推理した…だと!?

現行のセキュリティーサイマティックスキャンの信頼性を前提に設計されている。サイコパスが正常なら、それは「安全な人間」とされ、実際の犯罪行為を断定できる機能もドローンのAIに組み込まれていない……ってザルにも程がある\(^o^)/
そしてなんだか急にギノさんが「どういうことだ」と言いつつも、犯罪に対して自分で考え始めているあたりは、ギノさんの犯罪係数が高くなってきた証拠か…うぅむ。

それを聞き、サイマティックスキャンに頼らずに犯罪に対処する方法がこの街には残っていない…と無力さを噛み締める朱。

そして次は街なかで人が殴打され殺される事件が発生。
しかし、人々は無関心で助けず、ドローンもメンタルケアを推奨するばかりで目の前で起きていることが犯罪行為と認識しない。
その群衆の中にはグソンの姿が…槙島の次なる計略か。
つーか、今の時代がもはやそうだよなぁ…。目の前で事故とか事件が起きても助けに走るどころか、ケータイで動画撮っちゃうようなのが当たり前な時代だもの…。まだ「怖い」って逃げたほうがマトモな反応だと思うほどに。

昔は人を疑うのが前提だったから玄関にカギをかけるのが当たり前だった…と語るギノさん。それを「征陸さんの思い出話ですか?」と問う朱…なんだけど、これはギノさんととっつぁんが親子だって知ってるのかな? それともまだ知らなくて、でもとっつぁんの昔の話を色々と聞いてるから「昔は〜」=とっつぁんの話ということでそう思ったのか…。
しかし、前回「息子」としてとっつぁんに向き合ったせいか、思うところはいっぱいあるんだけど、これまでよりは素直にとっつぁんのことを受け入れているというか、頑なに拒む感が消えたな……でも死亡フラグだけど、どっちかの。

道端で会う赤の他人は「サイコパスが保証された安全で善良な人間」という前提で成り立っているこの社会で、サイマティックスキャンを欺ける方法、もしくは槙島のような人間の存在が知られたら、パニックは避けられない。

そこに志恩さんから「ネットにとんでもない動画が上がっている」との情報が。
そして一目見て「槙島の犯罪」と結びつける狡噛さんが、だんだんディケイドの鳴滝に見えてきたのは気のせいでしょうか?w
そのうち「おのれ槙島」とか言いそうな気がしてきたぞw
まぁ、槙島=世界の破壊者なので、それと敵対する狡噛さんが鳴滝でも間違ってないっちゃ間違ってないんだけど、狡噛さん=モバイレーツ、槙島=ジェラシット、縢=バエ、志恩さん=キバーラとSHT声優が多くて、だんだんSHTの代理戦争にも見えてきたぞ、PSYCHO-PASS…w
…ってことはさ、志恩さん=キバーラが朱ちゃんにディケイド=槙島を倒す力を与えちゃうんですか?w

しかし、狡噛さんはそこでふと考える。「そもそもこの世界における犯罪とはなんだ?」…と。
11話で槙島が「何をもって犯罪と定義するのか」と問いかけたように、だんだん「出会い方が違っていたら親友にさえなれた」と言われるこの2人の考え方というか思考が重なってきたな…。
今、槙島が起こそうとしているのはただの犯罪じゃない。「何かの土台そのものを揺るがすような」…ちなみに15話が放送された現在、これはちゃんと15話に繋がってた。

その頃、女性撲殺動画を見ながら、またあのヘルメットを手にした集団が…。

同じ頃、槙島もまた、その動画を見ていた。

今週の槙島の読書の友は岩上安身か。てか、ノンフィクションとは珍しいな。
「あらかじめ裏切られた革命」――ソ連崩壊とロシア民主化の実相――共産党幹部、軍部、マフィア達の利権、汚職、打算による裏切りが社会主義の崩壊を手助けしたというか、体制側の人間があらかじめ裏切ることを前提としてあの革命が起こっていた…ということらしい。
…ってことはだよ、待てよ? 「1984」と「闇の奥」は支配体制が崩壊する話だった。そして「あらかじめ裏切られた革命」もまた支配体制が崩壊する話だ。そして「あらかじめ〜」は革命起きた裏側で、支配体制側の人間が最初から裏切るのを決めた上で革命に臨んでいた…ってことはだよ?
…あぁ、やっぱり狡噛さんたち(というかギノさんたちと言ったほうが正しいのかもだけど)は権力の闇にも巻き込まれるのか…。

そして誰かに電話をする槙島。
これだけのことが起こっていながら「大変なことはまだ起きていない。大変なことはこれから起きる」という槙島…うん、確かに大変なことは15話で起きた。
でもって「計画を全部伝えてるのは君だけなんだ。頼りにしてるよ」と言った槙島の通話相手が誰なのか…。グソンだと思うんだけど、相手の声とか顔が出てないからミスリード要素な気もするんだよねぇ…?


2件目の女性撲殺現場に到着した1係は、薬局襲撃犯と同じ犯人の可能性を疑う。
…が、それ以上に、繁華街のど真ん中で起こったにも関わらず、目撃者は「何が起こっているのか分からなかった」と口を揃えたのが問題だった。
「カカシかコイツらは」と呆れるギノさん。

「無理もない。目の前で人が殺されるなんて想像もつかないし、思いつきもしない。そういう出来事が起こりうる可能性なんて見当もつかないまま今日まで暮らしてきた人たちばかりだから」…と、人々と自分を重ねるように嘆く朱。

この事件の通報も、女性が殺されたという通報ではなく、エリアストレス警報で発覚したものだった。
そしてこの殺人行為を見過ごしたのは人間だけでなく、街頭スキャナの目の前で犯行が行われたにも関わらず、まったく感知しなかった。

犯行は街頭スキャナの目の前で行われていたので、犯人のサイコパスはリアルタイムでモニタリングされていた。
しかし、女性を殴る瞬間ですら正常値で、縢は数値そのものの偽装を疑うが、弥生は偽のサイコパスを捏造するにはスパコンでも引きずって歩かないと無理…と答える。

そして久しぶりの狡噛無双が炸裂!
罠にかけられて死にかけたり、3年前だったり、ベッドとお友達になってたりしたから、ホントに久しぶりだな、狡噛無双。

「反応が正常すぎる」と、周囲のエリアストレスと犯人の色相変化がそっくりそのまま推移していることに気づいた狡噛さん。

あのヘルメットは槙島とグソンが作ったものだった。
ヘルメットは有効範囲内にいる人間のサイコパスをコピーするもので、範囲内に1人でもクリアカラーの者がいれば、そのサイコパスをコピーすることで犯罪行為に対してスキャナやドミネーターを無効化してしまう。
このからくりに、そのうち刑事課の連中も気づくだろう…と言うグソン。
そして次の犯罪=現金輸送車襲撃が起こる。

現金輸送車襲撃犯もヘルメット装着者で、1係は朱班とギノ班に分かれ、朱班は薬局襲撃犯、ギノ班は現金輸送車襲撃犯を追うことに。

「しかし、ドミネーターが効かない相手だと俺たち丸腰と同じじゃないっすか?」と言う縢に、「余計なことは考えるな」と返すギノさん…だんだん刑事してきたな、ギノさん。
犯罪係数の上昇とともに刑事らしくなってきて、あなたの死亡フラグがどんどん(ry

現場に残った朱の「犯人はなんでこんなことを?」と言うのに、「マヌケだったぜ」とハッとした狡噛さん。
犯行があまりにも異常で通り魔的な殺人と思っていたが、撲殺された女性の状態=憎しみを込めた手口なら、むしろ動機がないとおかしい…と狡噛無双の本領発揮キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

取り込み中すぎて忙しい志恩さんを「情報分析の女神様と見込んで」とおだてて犯人の割り出しを依頼する狡噛さん。12話を見る限りだと、こういう人をその気にさせる手腕は監視官時代から持ってたのねw まぁ、志恩さんも狡噛さんがそういうタイプだと熟知しててなおノッてくるタイプと見た。
被害者の周囲に街頭スキャナに1発で引っかかりそうなヤツ…という狡噛さんの推理から超スピードで犯人を割り出す志恩さん。
今週は狡噛無双に志恩無双も加わるのだよ!

犯人宅に乗り込むと、部屋いっぱいの被害者の写真。
「こういう(被害者女性を殺したいという)気分だったんなら、部屋の外に出られないわけだ」…とか呆れてますけどね狡噛さん、あなたの部屋も人のことは言えないと思うんですよw
むしろ、この犯人と狡噛さんの部屋(書斎)が大差ないあたりで、狡噛さんが潜在犯たる所以が分かった気もするがw
執念怖い…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

すると、物陰に隠れていた犯人が飛び出してくる…が、ドミネーターは犯罪係数32でロックがかかってしまう。
しかし、ドミネーターの反応におかしい点があることに気づいた狡噛さんは、朱にドミネーターを向ける。
ドミネーターは犯人に向けた時とまったく同じ反応を示し、犯人は朱のサイコパスをコピーしていたこと=ヘルメットの仕掛けに気づいた狡噛さん。

ちなみに執行官が監視官にドミネーターを向けると「警告・執行官による反逆行為は記録の上、本部に報告されます」と言う模様。しかし、ドミネーターを監視官に向けたところでトリガーロックされてるから意味ないと思うんだけどなw
ともあれ、ドミネーターを監視官に向けたことを記録されちゃって本部に報告された狡噛さん乙。何らかのお咎めはあったんだろうな…うんw

そして狡噛無双+志恩無双というコラボレーション開始。
犯人を追い詰める=他人のサイコパスをコピーさせないため、人のいない区画を探す志恩さん。そこに追い込むためにドローンも配備。
ただのセクシーボインじゃないぞ、志恩さん!
とっつぁんに作戦を伝えた狡噛さんは、クリアカラーの朱がそばに寄ればサイコパスをコピーされてしまうため、近づかないようにも指示。
これで犯人は狡噛さんかとっつぁんのどちらかのサイコパスしかコピーできない=どっちも潜在犯なのでドミネーターが有効になる。

志恩無双で追い詰められた犯人。そして狡噛さんたちがドミネーターを向けると、そこに表示されたのは「犯罪係数282」の狡噛さんのサイコパス
あら、毎回直ってなかったドミネーターに表示されてる狡噛さんのIDが直ってるじゃないw
てか、犯罪係数282って、狡噛さんが確実に300超えますよフラグじゃないですかー!!
「トリガーを解除します」「そりゃどうも」のくだりがなんともwww

「つい、ぶち殺してやるとか思って」と犯罪係数が282をマークした狡噛さんに、「自分のサイコパスを撃たれた感想は?」と訊くとっつぁん。
それに狡噛さんは「コイツ(ドミネーター)がエリミネーターに変形しなくてよかった」と答える。
うぅむ、とっつぁんはやっぱり狡噛さんに対してはある種の諦観を持ってるよなぁ…。
そして「つい、ぶち殺してやろうとか思って」ってだけで282まで行っちゃう狡噛さんの犯罪係数は、マジで「ぶち殺してやる」と思ったら確実に300超えるフラグがここに立ったわけで、やっぱりアレですか? 槙島との対決んときに、1話の再現になって、朱ちゃんが狡噛さんを止めるためにドミネーター向けて「撃てよ」「撃てません」問答するんかのぅ?
おそらく1話で音声が入らなかった狡噛さんの口パク部分を、その時にハッキリと聞かせるんだろうと思うんだけどさ…(ちなみにBD特典のシナリオブックでも、小説版でも1話のその部分で何言ったかって描写はないんだわ)。

その頃、槙島は現金輸送車襲撃犯と合流していた…が、彼らは槙島の持ってきたヘルメットを自分たちのものにしようとしていた。
「これは啓蒙のための道具だった。人が人らしく生きるために。家畜のような惰眠から目を覚ましてやるために」「シビュラに惑わされた人々は目の前の危機を正しく評価できなくなった」…とこのヘルメットを作り、事件を起こした理由を語る槙島。
しかし、犯人グループはそれを理解できない。
「その意味では君たちも、あの哀れな羊たちと等しく愚かしい…」

犯人グループをいともたやすくボコる…というか瞬殺する槙島…って、「肉体的にも頑健」という狡噛さんのプロファイリングは間違ってなかった!
知能戦に加えて肉弾戦もくるのか…そうか。バリバリのアクションシーンくるのか…+(0゚・∀・) + ワクテカ +
そして、このヘルメットを使って、槙島の真の目的が発動する…らしい15話に続く。


円盤が14〜16話、17〜19話、20〜22話という収録内容になってるんで、てっきりまたそれぞれの事件を解決して…という流れかと思ったら、2クール目は連続した話(事件)らしい上に、そろそろ1話アバンのアレがくるらしい…のだよ、15話を見た限りでは。


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PSYCHO-PASS サイコパス #13「深淵からの招待」

PSYCHO-PASS Sinners of the System


ようやく11話の続き。そしてやっぱりひっそりと劇中でも年越して2113年になっていたでござるの巻。


カウンセリングを受けたギノさんだが、色相も濁り気味で犯罪係数も86.3と無視できないヤバいラインに。
そしてここでの最新の計測日が2113年1月なので、11話(2112年12月24日)から10日以上は経っている模様。
よくよく見れば、2112年9月までは犯罪係数が30台で、10月以降、爆上がりしていってる…ってことは、紛れもなく、この話が始まってから=朱が配属されてから上がっていっていることになるな。
「これ以上上がると報告義務が生じる」ってライン(おそらく赤線引いてあるレベル5ライン)が92ぐらいか。
…うん、ギノさんにも軽く死亡フラグ立った。
しかし、中の人(野島健児)いわく、ギノさんはあの世界での「常識人」で、常識人らしい活躍をするみたいだから、死なない気もするんだがね。あと監視官→執行官(潜在犯)はもうとっくに狡噛さんでやってるから、それも特段衝撃の展開じゃないし。
ちなみに秋田県(土曜深夜放送地域)、清盛(大河ドラマ)では「あるある」だった冒頭でのニュース速報テロップテロを食らいました…orz

ヒーリング系の装置でケアしてるが効果がない…というギノさんに、カウンセラーは「単純かつ効果的な方法」として、親しい人=恋人や家族に悩みを相談することを勧める。「恋人はなく、家族は父親だけが存命」というギノさんに、カウンセラーは「父親は理想的な相談相手」と言うが、「特殊な事情がある」とギノさんは苦笑する。
狡噛さんの童貞疑惑がアッサリと解消された次にきたのが、ギノさん童貞疑惑…だと!?w
それにギノさん、アニメ誌とちみキャラ*1で犬飼ってる設定が出てて、イメージ的にギノさんはリアル飼い犬*2を溺愛してそうだから、恋人なんて(ry っぽいじゃん! これはハイスペック童貞疑惑が濃厚やで…。あ、でもあの世界ってバーチャルで色々できるみたいだから、こっちの世界で言う素人童貞みたいなもんかも?w(というか、何故それを急に熱く語るのだ、自分w)

そして最初に言っておく。
先週の弥生フィーチャリング回に比べるとそうは見えないが、実は今回はギノさん回だ!!

今週の「進化するOP」。

OPの縢の名前の誤植は修正…されてねぇwww

最後に血まみれ狡噛さんが拳銃を撃つカット。
なんか…うん。死ぬか、死ぬに準じる結末をひしひしと感じるよな…。


ゆきが殺害された事件の報告書=槙島にドミネーターが作動しなかった件の信憑性をハマーン様局長に疑われたギノさんだが、朱は気が動転してドミネーターの扱いを間違えるほど無能ではないし、監視官としての資質はシビュラの判定でも本物だ…と言う。

しかし、「そのシビュラの判定を疑う報告書を君たちは提出している」とギノさんに返す局長。
この世界で最大多数の最大幸福を支え、未だかつてない繁栄と安定を築いたシビュラシステム。今や、人々は思い悩むより先にシビュラの判断を仰ぐ…と。

故にシステムは完全でなければならない…と言うギノさんに、局長はシステムが完全無欠ならそれを人間の手で運用する必要などないはず…と言う。
公安局に刑事課が存在し、監視官と執行官という「人間」がシビュラの目であるドミネーターを握る意味。万全を期したシステムでも不測の事態に備える必要があるからだ。

「システムとは完璧に機能することよりも、『完璧』だと信頼され続けることのほうが重要」…と説く局長。
しかしなんだ…踊る大捜査線とか相棒くさいぞ…。あ、総監督=本広だったわw

そして本来ならばギノさんの階級では閲覧できない機密情報を、局長との信頼関係によって見せられたギノさんは驚く。

それは藤間幸三郎=標本事件の容疑者の逮捕記録だった。
さすがのギノさんも秘匿されていたことに抗議するが…。
ちなみに拡大版
そういや藤間って、狡噛さんと学部と在籍期間が違うけど同じ学校出て、同じ社会科の教員免許持ってんだよね。
そして12話の時にツッコミ忘れたんだけどさ、12話って2109年4月の話になってたけど、これだと佐々山死亡が2109年1月との整合性が取れないんだが…佐々山死亡=藤間逮捕って2110年じゃね? 一応それだと狡噛さんが犯罪係数ぶっちぎって1回公安局辞めたのが2110年2月ってことを考えると整合性取れるんだが…。ヘタに2112年〜2113年と年またいでるのに加えて「3年前」がキーワードになってるせいで色々と整合性取れない部分多くなってきたなぁ…。
劇中での時間経過の年表が作られているという割に、「3年前」が、2112年(1クール目)から見て3年前=2109年なのか、2113年(2クール目)から見て3年前=2110年なのか、基準がハッキリしてなさすぎ。
正解は今後、標本事件=佐々山死亡(藤間逮捕)を「4年前」と言うか言わないか…だろうな。劇中はもうすでに2113年1月だから、佐々山死亡が2109年1月だとすると「4年前」になっちゃってるし。
ちなみにサイコパス一の難読ネームである局長の名前は禾生壌宗と書いて「かせい じょうしゅう」と読むらしい…って女の名前じゃねぇw


藤間の逮捕が秘匿されていた理由。それは現行犯と物的証拠がありながら、槙島同様、藤間にもドミネーターが反応しなかったからだった。

200万人に1人の割合で現れるという、犯罪係数と犯罪心理が一致しない「免罪体質者」。
そういったレアケースが存在するため、槙島の存在は驚くに値しない…という局長。

藤間と槙島という2人の免罪体質者が揃ったからこそ、標本事件の捜査は難航を極めた…って、その槙島を嗅ぎつけた佐々山ってパネェな…。
そして、さっき「今後、標本事件を『3年前』というか言わないかで佐々山死亡年が決まる」みたいなこと言ってたら、もう「3年前」言いやがったwww 正しくは2110年1月…なんだろうな、多分。なんかもう私の中ではそういうことにしたいw
そうすれば2109年の4月に弥生が執行官になって、2110年の1月に佐々山が死んで、狡噛さんが短期間で犯罪係数ぶっちぎって2月に公安局1回やめて4月に再配属になった…ことになるんだが、8話のキャプ見たら別の標本事件被害者が殺されたのが2108年11月というのが出てきた……もうワケワカラン\(^o^)/ もういいから年表見せろや、高羽ェ!(多分、年表作ったのってこの人だよね?)

その後、藤間がどうなったのかを尋ねるギノさんに、「行方不明と公式には発表されているが、ここではそれ以上のコメントをしない」「重要なのは、彼の犯罪による犠牲者が2度と現れることはなかったという事実」「シビュラシステムの盲点を暴くことも、その信頼性を揺るがすこともなく『消えて』いなくなった」と答える局長。
うぅ…だんだん権力の闇を感じてきたぞ。

人々はシステムの末端を通してシステムを認識し、理解する。システムの信頼性とは、いかに末端が厳格に機能しているかで判断される。システムの末端であるギノさんたちがドミネーター=システムを疑えば、それはやがてこの社会の秩序を疑う発端になりかねない…と言う局長に返す言葉がないギノさん。
もともと「システムに反抗する話にはしない」と言われてるし、平成の警察モノのお約束である、上が腐ってるのを目の当たりにしても、その中で「ふざけんな」と多少は逆らいながらも頑張る現場…という話なんだろうな。ギノさん視点なら。
だんだんギノさんが室井さんに見えてきた…。理想はあるけど上には逆らえず、エリートだけど要領悪くて、現場では主に狡噛さんと朱を心配して苦労が耐えない中間管理職な室井さん=ギノさんかw

結局、局長に返す言葉がないギノさんは引き下がる……ギノェ…。
そして槙島を確保し、本部に連行するように命令される…が、即時量刑・即時処刑はシビュラあってのシステムなので、殺さず生きて連れてこい、それだけでいい、あとのことは気にするな…と、「お前ら末端は犯人捕まえるだけで、あとのことは知る必要がない」とも言われる。
もしかすると、システムとは戦わないけど、権力の闇とは多少戦うのかもしれないな…戦うというか逆らうというか…。
ギノさんが相棒の伊丹じゃないが「俺たちは何と戦ってるんだ?」と言う日も近いなw


そんな権力の闇を感じた次のカットが「闇の奥」で吹いたw
もっとも、この「闇の奥」はそういう話じゃないが…(「地獄の黙示録」の原作というか元ネタというか)。
むしろ槙島が読んでた「1984」と対になるような内容の本らしい。
あらすじググっただけで実際読んでないので正確じゃないと思うけど、どちらも「支配体制の裏側」と「人間の狂気」を描いたもので、それによって支配していた者が崩壊するか、支配されていた者が崩壊するか…という違いらしい。
1984」は支配されていた者が崩壊し、「闇の奥」は支配していた者が崩壊する。
そして、槙島はシビュラに支配されている者を皮肉り、狡噛さんは自分たちを支配しているシビュラを皮肉る。…なるほどね。
まぁ、読んだらもっと深い考察できるんだろうが、面倒だから読まんぞw
ただ、どちらも読んだ人によると、「狡噛さんと槙島の考え方は一致しているけど、そこから導き出した結論が違う」ということらしい。
「闇の奥」のあらすじをググってたら「人間の本性は獣」っていうのがあったりして、狡噛さんにこの本を割り当てたのがちょっと分かった気がしたり…。逆に「1984」を槙島に割り当てたのには薄ら寒いものすら感じたけど。

入院中の狡噛さんはすることがないので読書三昧らしい…というか、もともと読書家設定らしい。文系マッチョ男子か…。
そして今回は5話噛作画か…orz
ちなみに劇中で入院2回目の狡噛さんについて、また調査してみたところ、前回入院したのが1クール目の2話目。そして今回が2クール目の2話目という「2話目」という共通点がございました。ついでに前回入院した日時を調べてみましたところ、2話=2112年11月5日で、11話=2112年12月24日ですので、実に1ヶ月と20日ぶりの入院であったことが判明いたしましたことを、ここにお伝え申し上げますw
もう、いろいろ調べすぎて、そのうち「細かすぎて伝わらないPSYCHO-PASS選手権」ができそうwww

落ち込んでるかと思った朱が「いつも通り」なのを狡噛さんが気にしてる…ってことは、入院してからここまで会ってない…ってこと?
というより、ゆきの遺影が笑ってはいけない葬式で俺はどうしたらいいんだ…!!

遺影がGIFアニメ…………。
いや、今でさえ、遺影がデジタルフレームっていうのがあるらしいんだが、笑ってはいけない葬式なり得るのでやめてくれ…。

槙島を取り逃がしたことを謝る朱に、「アンタのせいじゃない」と慰める(?)狡噛さん。

まだ免罪体質者については知らないので、槙島にドミネーターが使えなかったことには何か理由=槙島には秘策がある…と推理する狡噛さん。
2クール目は、個々の事件を通して「ドミネーターが効かない状況」に対してどう立ち向かっていくか…も描くんだろうな。そこで結果的に槙島に対してどうするか…狡噛さんが自分の手で殺すのか否か…か。
シビュラという正義が裁けない以上、誰が、何が犯罪者(槙島)を裁くのか。その時「正義が終わる」んだろうが、何をもって「正義」というのか…という問いかけでもあるか。
自らの意志で人殺しになれる者である狡噛さんが、己の正義によって人殺しの罪を背負い、槙島を裁く…という予想をしてるのだけど、そこで朱たちがどう出るか…だな。朱は自らの意思では人殺しになれる者ではないけど、自らの正義を持つ者として別の判断を下しそうな気もする。おそらく、槙島を裁くには人殺しの罪を背負う必要があるのだけど、それを狡噛さんが自ら望んだとしても、彼ひとりに背負わせることを是とするのか否とするのか…を朱たちは決断しなくちゃならないんだろうとも思う。

狡噛さんは朱が落ち込んでいると思い、朱は狡噛さんが槙島を取り逃がしたことで焦りや憤りを感じている…と思っていたみたいだが、お互い「いつも通り」で安心した様子。

「落ち込んでばかりいられない」「槙島聖護は自分にとっても狡噛さんにとっても友達の敵」と、槇島を捕まえるために前を向いた朱。

そして、「槙島聖護」という共通の敵ができたことで、「一つの目標を追いかけられることが嬉しい」とさえ言う朱に、狡噛さんは複雑な心境になる。
まぁ、狡噛さんにとっては「かつての自分」が目の前にいるんだよね…いろんな意味で狡噛さんにとっては複雑極まりないよな、今の朱って。



その夜、狡噛さんのもとに、朱がメモリースクープ(記憶の視覚情報を脳波から読み取って映像化する装置)を使って槙島のモンタージュを作ることを縢が知らせに来る。

友人を目の前で殺された記憶を強制的に追体験させられる=サイコパスが無事で済むわけはないのに、何故止めなかったと縢を責める狡噛さんに対し、縢はみんなで止めたけど朱の意思が固かった、「槙島を仕留める」と言った朱と同じ目的を持つ狡噛さんには、彼女をとやかく言う権利はないかも…と返したため、狡噛さん「ぐぬぬ…」。

狡噛さんが朱を止めようとコールするも朱はブツ切り。縢がチクったことまでバレてたwww
どうせ自分を止めるつもりだろうから狡噛さんと話す必要はない…と言う朱に、ギノさんも分析室まで来ておきながら最後まで反対する。
まぁ、誰にとっても、今の朱は「3年前の狡噛さん」の再現として目の前にいるようなもんだしな…。

局長命令で非公開捜査、専任チームが調査している以上、モンタージュがなければ手がかりは得られない…と、朱は犯罪係数が上がって執行官になってでも槙島を追い詰めると覚悟を語る。
やめろ朱、ギノさんのライフがゼロになる! それでなくてもこの人、今サイコパス相当ヤバいところまできてるのに、身内から潜在犯落ち3人目が出たら、本当にギノさんのライフがゼロになるからやめろ!

さすがにギノさんも怒るが、「大丈夫。サイコパスが曇りにくいのだけが私の取り柄」と言われ、それ以上は何も言えなくなってしまう。

なんかこのカンジだと、志恩さんだけが朱の味方…ってカンジだな。朱の覚悟を知って後押ししてるというか、覚悟を知ったからこそ、周囲が全員反対してる中で自分だけは朱の味方になってやろうとしてるというか。

案の定、ゆきが殺された記憶の追体験で朱は絶叫、放心状態。

おい誰だ、「朱たんのレイプ目(;´Д`)ハァハァ」とか言ってるヤツは!www
っていうか、とっさのことなのに朱の左頬を叩いた=右利きのはずなのに左手で叩いたギノさんテラ優しい…。

危険を冒した成果はあり、メモリースクープは成功する。
…おい誰だ、「朱たんの嘔吐(;´Д`)ハァハァ」とか言ってるヤツは!www
朱の言うとおり、朱のサイコパス色相は規定値以内で収まり、1度上がった犯罪係数もすぐに下がる。
「大丈夫だったでしょ?」と笑う朱に、ギノさんは彼女の刑事としての覚悟を見る。

そして、朱を止められなかったことで寝てる場合じゃねぇと狡噛さんも職場復帰。
一応「医者を説得した」らしいけど、どこまで本当なんだかw

朱を心配する狡噛さんに、「心配してたのはあなただけじゃない」と弥生は言い、そして危険を冒しただけの成果はあった…とメモリースクープからイメージングされた槙島の顔写真を見せる。

3年間追い続けた犯人=槙島の顔をようやく見ることができた狡噛さん。
そして槙島の顔が判明したことで、過去の事件と槙島がどんどん繋がっていく…。
フェイスレコグニションの優先手配を済ませたので、次に槙島が動けば即座に通報が届く。
これで槙島を追い詰める手段を得た…。
それを成し得た朱に対し、「アイツももう一端の刑事だ」と、彼女の刑事としての覚悟をギノさん同様、狡噛さんもまた見る。

その頃、征陸のとっつぁんはギノさんに呼び出されていた。

朱の色相が濁らないことを不思議がるギノさんは、とっつぁんに朱がどんなストレスケアをしてるのかを尋ねるが、とっつぁんは知らなかった。
ただ、とっつぁんに分かるのは、朱は自分の犯罪係数を恐れていない、そして物事を良しとし、世の中を認め許し受け入れてる。しかし、流されているわけではない。
朱は刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている…そう、とっつぁんは朱を評した。
サイコパスが濁りにくい朱は槙島と同類ではないか…と思ってたんだけど、メモリースクープ時に犯罪係数が上がったことからすると、犯罪係数が上がらない=免罪体質者ではないみたいなんだよね。
狡噛さんは「刑事という仕事を直感的に理解している」と、とっつぁんは「刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている」と朱を評することから考えると、朱は免罪体質者とも違う、ある意味「シビュラ世代におけるニュータイプ」なのではなかろうか…と。
だから狡噛さんは「世の中に必要なのはああいう人間だと思う」と語ったのかな…と。
「主人公たちがシステムに反抗する話にはしない」と明言されている以上、狡噛さんも朱もギノさんもシステムを崩壊させるためには戦わないけど、そのシステムの矛盾を解決しようと動く話ではあると思うんだ。現状、ドミネーターが効かない相手にどう立ち向かうか…という話になってるしね。そして、それに対しての答えはキャラクターごとに違う話でもある。
おそらく狡噛さんと朱は似たような道をたどりながらも違う答えを出すだろうし、その2人を見つめてきたギノさんもまた違う答えを出すのかもしれない。
ただなんとなく現状で思うのは、狡噛さんもギノさんも、もしシビュラを崩壊させることなく世の中を変えていくのだとすると、朱のような人間が変えるのだと思いそうだな…ってことかな。
うーん、なんて言うかな、朱をアムロとすると、狡噛さんって超人的な能力を持ちながらもニュータイプになれなかったシャアみたいなもんで、ギノさんは典型的オールドタイプでブライトさんみたいな…ってなんか例えが間違ってる気がすんごくするんだけど、同じシビュラ世代であるこの3人を、朱=ニュータイプ、狡噛さん・ギノさん=オールドタイプと仮定するとそんなカンジでしか例えられないんだよなぁ…。
ただ、朱=ニュータイプ、ギノさん=オールドタイプの中間に、一見超人的な能力を持ってるからニュータイプに見えるけど実はオールドタイプの狡噛さんがいる…っていう例えを、手っ取り早く何で例えたらいいのかが分からん。

朱が「刑事という仕事の意味と価値を疑うことなく信じている」と語るとっつぁんに「じゃあアンタはどうだったんだ?」とギノさんが問うと、とっつぁんは「昔は朱のように正義を信じてた気がする」と答える。

だが、そんなとっつぁんの「正義」を崩したのがシビュラシステムだった。
ドミネーターの言いなりになることを是としなかったとっつぁんは次第にサイコパスを曇らせ、潜在犯にされた。

それでも刑事をやめなかったとっつぁんに対し、「そんな不本意な生き方のために、俺を、母さんを巻き添えにしたのか」となじるギノさん……って、予想通り、親子だったしwww
しかし、これって結構衝撃の事実なはずなのに、狡噛さんが元監視官だったよ…の時より衝撃度が薄いのは、放送前からさんざん伏線貼ってたからだろうな…うんw
でもなんだ…ギノさんって、なんだかんだ言いながらも刑事であるとっつぁん=父親のことが好きなんだと思うよ。刑事としての自分を語るとっつぁんを見る表情とか、(シビュラの適性判定があったとしても)自分も同じように刑事の職を選んだこととか、とっつぁんが潜在犯になったことで差別を受けて苦労したことを恨んではいるけど、それでも刑事である父親を誇りに思い、憎み切れない部分を相当に持ってるよね、ギノさん。
そしてアレだ…この親子、和解した時にとっつぁんが死ぬというフラグが立ったぞ…オイ。
ちなみに現時点での死亡フラグが、狡噛さん(槙島倒して自分も死ぬ)、弥生(かつての友人=リナの凶行を止めて死ぬ)、ギノさん(犯罪係数ぶっちぎって絶望して死ぬ)、とっつぁん(ギノさんと和解して死ぬ)の4人に立っているわけだが…。
ただ、ギノさんに関しては、あの世界では常識人なので今後常識人らしい見せ場があると言われていたり、虚淵におけるメガネキャラは死ぬほど酷い目に遭うけど最終的にはオイシイポジションで終わるとか言われてるんで、この4人の中では一番死なないで済むキャラじゃないかな…とは思ってる。
ギノさん=室井さんだとすると、狡噛さん同様に青島である朱にとっては、上にいる彼らの理解者である必要もあるしな。…まぁ、朱のほうがギノさんより偉くなりそうな気がしないでもないがw

それでも刑事を辞めることができなかったとっつぁんが、今の時代…シビュラに支配される時代を諦めて受け入れた頃、とっつぁんの犯罪係数は横ばいになった。

ギノさんのサイコパスを心配するとっつぁんに、「今更、父親面するな」と言うギノさん。

しかし、とっつぁんは「この仕事に疑問を持ったら、何か疑わしいと思うことを抱え込んだら気をつけろ」と忠告する。
「そこから先には俺がはまったのと同じ落とし穴が待ち構えているかもしれん」…そう言い残してとっつぁんは去る。
すでにギノさんは藤間の処遇や槙島の扱いについて公安局上層部にある闇の部分に疑問を持ち始めている…んだよ、とっつぁん!
おたくの息子さん、もう結構ヤバいんですよ、とっつぁん!


今週のEDは裸祭りではなく、暮れ→夜景になっていくノナタワー以下の厚生省ビル群。
そして…。

「ED後も見逃すな」の予告通り、Cパート!
局長の意味深発言…なんだけど、キャプ画が暗くて分かりにくいかもしれないんだけど、首の後ろに何かが接続されてるらしいのと、何かをスキャンしている風な画面を見ると、攻殻機動隊でいうところのゴーストハックされてるようにも見えるんだよね…。
2クール目が「狡噛さんVS槙島」だけで済まないのが分かった…。
やはり平成の警察モノののお約束で、上層部や権力の闇とも戦うのか…。
やっぱりギノさんが相棒X DAYの伊丹よろしく「俺たちは何と戦ってるんだ?」って言う日が来そうだろ…コレ。
だんだんギノさんがイタミンに見えてくる今日この頃…。


そして14話先行組の話を聞くと、14話はかなりエグいらしい…。
でもって着々と1話アバンのアレに近づいてきているらしい。
あと、OPが完成形になってるらしい。


PSYCHO-PASS サイコパス VOL.2 [Blu-ray]

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小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

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PSYCHO-PASS ラジオ 公安局刑事課24時 冬の一斉検挙SP

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監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)

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*1:iPhoneアプリ

*2:ちなみに、もうひとつの飼い犬=執行官な。

PSYCHO-PASS サイコパス #12「Devil's crossroad」

PSYCHO-PASS Sinners of the System



年末年始2週空いて、3週ぶりの放送と思ったら過去編だったでござるの巻。

3年前、弥生はバンド活動をしていた。
爪を傷つけた弥生に、リナという音楽仲間が爪をガードするマニキュアを塗ってやる…と

そこは潜在犯の隔離収容所。そして、それは弥生が見た過去の夢だった。
3年前、弥生は潜在犯として隔離施設にいた。
弥生の音楽好きというかギター好きは、かつてバンド活動をしていたからか…。
パッツン前髪じゃない弥生もカワイイのぅ…。

隔離施設は8話*1にも出てきたけど、あの時に「犯罪係数別に棟分けされている」みたいなことを言っていたので、弥生のいた区画は犯罪係数120前後…らしい。が、まぁ、犯罪係数とマトモ度が比例するわけでもないしな。
犯罪係数はとっつぁんが127で弥生が118か…。狡噛さんと縢と志恩さんの高ポイントぶりに期待が募るなw …いや、志恩さんはあー見えて案外マトモそうだしなぁ?

そんな弥生のもとに、公安局から「執行官の適性がある」と、ギノさんがスカウトに来る。
しかし、社会復帰を目指す弥生は「それって、私のサイコパスはおしまい…ってことですか?」と消極的。
3年前のギノさん、前髪短い…というかフツーだ…………というか、メガネかけたクール松坂桃李に見えるぞ、ギノ!(それは単なる183センチつながりなだけです。異論は認めます。実写化したらギノは松坂桃李ね…とかは全然思ってないからw)


そして今回からOPが変わりますた。

公式MADとか言われてますが、私はカッコイイと思うぞ!
塩谷いわく、OPは進化する…って言ってたしな。
そして刑事課1係メンツのIDがOPで分かったわけだが…ハブられた志恩さん(´;ω;`)
でもって…うん、ドミネーターのインジケーターとか円盤1巻パケの狡噛さんIDは正確には朱のだったなw おもいっきりミスかいw
おまけにミスといえば、おい縢の名前www秀星じゃなくて、秀「」になっとるwwwwwwwww
あと、おなじみのシビュラマークと公安局マークの他に、救急と国境警備隊と思われる(訳するとそんな感じ)マークが登場。今後なんか関係あるのかしらねぇ?
そして救急マークにデジャブ…と思ったら、「梅ちゃん先生」の広志の勤め先の製薬会社のマーク(アスクレピオスの杖)だったw


弥生がどんな理由で潜在犯として収容されたのかは明言されてはいないけれど、どうやら施設では比較的模範的でマトモな人種の様子。

だが、収容されて半年、ギターの弦の購入申請だけは蹴られ続け、その度に激昂していた。

8話で収容施設は独房形式。有事の際はガス室化…と言ってたけど、何も処刑だけじゃなくて、こうして沈静化させるためにガスを注入することもある様子。
てか、あの1係のクールビューティ弥生がこんなに感情がハッキリしてる子だったのに、あんな寡黙で感情を表にしない子になったのかと思うと…うん、切ない。

そんなある日、弥生のもとに公安局から、今度はスカウトではなく、捜査協力の要請が…。
反社会的組織が北沢地域にあるらしく、そこで音楽活動をしていた=土地勘がある弥生に協力して欲しい…ということなのだが。
アラサーコンビがまだアラサーじゃなかった頃。そしてギノさんの前髪が短く、まだ狡噛さんがマトモだった頃。
あえて狡噛さんとギノさんが「若い頃」とは言いませんよw だって、25も28も「若い」もの…。
そりゃ、アニメや特撮の主人公・メインキャラ的に28歳がギリだというのは分かってますがねw(その他の例=ブルーバスター28歳→29歳)…てか、そういう事情で設定年齢28歳になったらしいよね、狡噛さん。本来はもうちょい上(30代)だったそうな。

…で、過去編なので、あの狡噛さんが執行官堕ちする原因を作った愉快なクソ野郎=佐々山の登場です。
どうやらこの世界では芸術は認可制…らしい。
そして3年前は狡噛さんもギノさんもまだ今のような黒スーツ黒ネクタイじゃない…ってことは、少なくともアラサーコンビにとっては、今の黒スーツ黒ネクタイって「喪服」なんだろうなぁ…と。
で、多分、今回の過去編は、弥生の掘り下げ…という部分もあるんだろうけど、佐々山が生きていた3年前を描くことで、現在の1係メンツとの対比を描いてるんだろう…というか、そっちが重要なんじゃないかって気がしてきた。
基本、必要のない描写は全力でカットしているみたいなんだわ、この話。なにせ狡噛さんと朱のイイカンジのシーンなんかバシバシカットされてるって話だし、ここでインターミッション的に過去編を持ってきたのは、「彼らはこんなふうに変貌したんですよ」と描くのが、1クール目と2クール目を繋ぐここでしかありえなかった…ってことでもあるんだろう。
多分、この過去編で描くのは別に標本事件ダイジェストでもよかったのかもだが、標本事件は(今回の脚本担当の)高羽がスピンオフ小説で詳しく描くみたいだし、標本事件をやっちゃうとおそらくというか絶対今後のネタバレになるから、弥生の過去を絡めて3年前を描いたんだろうな…。ってことは、今回の事件が今後に繋がる…のか?
…………え、まさか…弥生死亡フラグ!?

捜査協力に対し、弥生は自分に執行官の適性があったからか? と問う…と、狡噛さんは「こういうのには刑事の嗅覚が必要」と答える。
すると弥生は執行官を犬のように連れ歩いている監視官の姿から、「刑事の嗅覚じゃなくて犬の嗅覚でしょ」と揶揄する。

執行官のスカウトも蹴り、捜査協力にも非協力的な弥生に、狡噛さんは「ここを出て、また音楽でもやるつもりか?」と尋ねるが、弥生は関係ないでしょ…と取り合わない…が、ギターの弦を23回も購入申請し、未だに爪も整えていることを指摘。
観察眼や洞察力は天性のものか、狡噛さん。まぁ、生まれ持った知性や観察眼・洞察力に凶暴性やダークさが加わって今の狡噛さんがあるんですよ…ってことを描きたいんだろうからな、今回。

その頃、佐々山は弥生が捜査協力するのかをギノさんに問いかけていた。
ギノさん、要領悪い自覚があったwwwwwwww
そして、この頃のギノさんって、まだ監視官と執行官との間に厳しすぎるほどの線引をしてなくて、むしろ今の朱みたいに執行官を同僚として扱ってた風さえあるんだよな…。
やはり今回は、狡噛さん・ギノさん・弥生の3人がどう変貌したか…というのを描いてて、そしてその3人が3年前と今ではガラッと変貌した3人なんだろうな。

頑なに捜査協力を拒む弥生に狡噛さんが差し出したのは、弥生が欲しがっていたギターの弦。
そして過去を思い出す弥生。
リナは非公認アーティストで、バンド仲間からは関わるのを心良くは思われていなかった。しかし弥生はリナが好きだった…まぁ、この場合の「好き」が友情なのか愛情なのかは不明だけど、ニコ生の座談会で2話で朱と弥生が鉢合わせするシーンで「あなた、女の子とのセックスは好き?」という弥生のセリフがカットされた…という話を聞くと、愛情か…と思わざるを得ないw
弥生の部屋にあったマニキュアはリナから貰ったもので、そのマニキュアと音楽(ギター)が弥生とリナを繋ぐもの…ってことか。
…ってか、この頃からすでに狡噛さんはその名の通りのズルい男じゃないですかー!!www
でもまだこの頃は目が澄んでるよね…。
でもさ、なんだ…このラブいシーンはw …いや、単に「この頃から狡噛さんは狡猾な部分ありましたよ」とか「この頃から人心掌握テクニックには長けてましたよ」とかそういうのだと思うけど、結構ラブいので、本当にこの人は女が苦手なのだろうかと小一時間(ry
…まぁ、朱も弥生もサバサバしてて「女」を感じさせないからね…志恩さんみたいなのが苦手なのかもしれないけど、それはそれで上手く付き合ってるんだよなぁ…まぁ、ほら、ハイスペック童貞じゃなくて、単なるハイスペックイケメンですから、この人w



狡噛さんにオトされたw弥生は捜査協力することに。
執行官の適性がある…と言われた通り、弥生の優れた推理力に感嘆する刑事課メンツ。
しかし、志恩さんが弥生を気にしているところを見ると、これは志恩さんが弥生をオトしたのか…?w
でもって、1話で「刑事課は人手不足」と言ってたように、3年前は監視官2・執行官2+分析官…だったのか1係。そして執行官のコードネーム(ハウンド○)って、別に入った順じゃなくて、空いてるところに入る制だったのか…たまたま現在の番号並びが入った順になってるだけで。ってことは、とっつぁん(ハウンド1)から佐々山(ハウンド4)の間には2人いたけど、殉職したか施設送りになったのか…ってこったろうな。
まぁ、おそらくはアラサーコンビが配属された時には、とっつぁんとクソ野郎しかいなかったんだろうな…と。「部下を死なせた」ことで狡噛さんが執行官になったんだから、アラサーコンビが配属中に他の殉職者がいたってーのは考えづらいしな。いたとしても施設送りか退職者だろうな。

そして潜入捜査…って、またキャプテンUDONがいるwwwwwww

捜査なのに随分暢気なのね…と言う弥生に「慣れてしまったんだろう」と言うギノさん。「人間はどんな苛烈な状況でも、そこに身を置き続ければ、すべてを日常として飲み込んでしまう」…と。
そして狡噛さんも「俺(監視官)しかり、執行官しかり、更生施設の潜在犯しかり」と言い、「更生施設から正常な状態で社会復帰する人間は、ほんとどいないといっていい」と弥生に言う。
要するに、弥生に社会復帰は諦めて執行官になれ…と暗に言っているのか。
しかしなぁ、すべてがあらゆることへのフラグとしか思えないこの話において、潜在犯が正常な状態で社会復帰することはない…とか言われると、いや、もしかしたら狡噛さん案外フツーの人に戻るんじゃね? とか思えてくるだろ。…ほら9話で朱に「深いとこまで潜ってもちゃんと戻ってくる」と言われたのに対して「シビュラは俺が戻ってこれなかったと判断した」ってくだりとかさ。
…いや、多分、「戻れる」のだとしても、狡噛さん自身が戻るという意思がない気がするんだよね、たとえ「戻れる」ことに本人が気づこうが気づくまいが。
ついに復讐相手=槙島の姿を掴んだ2クール目って、狡噛さんが自分自身の生きる意味も含めて槙島への復讐に突っ走って、それを朱やギノさんが止めようとして止められない話みたいだからさ、もうそのためだけに生きてるもの、この人。だからもう、復讐果たしたら満足して死にそうなんだもん、この人。
もし「感動のラスト」が本当なら、死なないけど刑事は辞めるとか、死なないけどどこかしら壊れちゃうとか、「死なない」けど本当にそれだけ…って気がしないわけでもない。案外、2期とかあるなら、「死なない」けど公安局を去る展開で、2期はじゃあ刑事に戻ってくるところから始めよう的なのって、よくあるよねw
…いや、狡噛さんは死ぬだろ、常識的に考えて。

強い意志で乗り越えることも可能かもしれないが、ほとんどの人間は潜在犯として奪われ続けることに慣れてしまい、沈み込んでいく…だが、「奪う側」に回る方法もある…と、狡噛さんは弥生にその「奪う側の力」ドミネーターを渡す。
「奪われ続けることから抜け出すには、自分が奪う側に回ること」…そう狡噛さんは弥生に言う。そしてIDを登録してあるから持っていけ、そして万が一の際には使え…と。

その時、佐々山から「怪しいヤツらがいる」と通信が入る。
そして弥生は、その奥から聞こえる歌声にハッとする…リナが歌っていた。

「慎重に」って言われたのにクソ野郎はクソ野郎だけあって…うん、騒ぎにしちゃうんだw
「公安局でーす」ってノリ軽っΣ(゚Д゚)!! というか台本は「公安局です」だったけど中の人がこだわって「でーす」にしたらしいw
ちなみにモロトフカクテル=火炎瓶な。


クソ野郎のおかげでなし崩し的に突入するハメになったのだけど、ギノさんが消防に出動要請してる間に弥生まで突入してましたとさ…ギノェ…。

佐々山の元へ向かう狡噛さんについていくことなく、リナを探しに行く弥生。

反社会的組織…ってーのは実際にあった模様で、どうやらライブハウスやバンド活動を隠れ蓑にしている…のか?
犯人は人質を取るが、人質との距離が近すぎてドミネーターの照準が犯人に合わない。そこで佐々山は(犯罪係数98で潜在犯も同様だから)人質ごと犯人やっちまおうぜ…と言うが、「そんな大雑把なことできるか」と静止する狡噛さん。6話でも当の本人が言ってたけど、「立場上止めるけど、そういう(佐々山の)やり方が絶対的にダメだとは思わない」っては思ってないんだよな、狡噛さんってさ。
「優しいねぇ…そういうの命取りにならなきゃいいけど」って佐々山のセリフすら死亡フラグ的な何かに感じちゃうのは、もう完全に2クール目で誰か死ぬ、最終回で主人公死ぬ…と覚悟ができてるせいだよなw

一方、リナを探していた弥生は、地下通路(?)でリナと再会。

そしてクソ野郎は犯人を煽る…クソ野郎、テラクソ野郎だな、おいw
…で、だんだん分かってきたよね…うん、今の狡噛さんってクソ野郎トレースであることが。

再会を喜ぶ弥生とリナだが、弥生が施設から退院したのではなく、公安の捜査協力で一時的に出てきたこと、そしてリナの仲間が持っていたものに弥生が気づいたしまったことから、これは互いにとって喜ばしい再会ではないことに気づく両者。

隙を突いて人質と引き剥がし、クソ野郎は犯人をエリミネーターで爆殺。
…うん、要するに今回における佐々山って存在は、狡噛さんにとってどれだけ思い入れのある人物だったか…ではなく、佐々山の凶暴性を取り入れたことで今の狡噛さんがあるよ…って描写なんだな。
多分、現段階ではそれが描ければいい…というだけの情報量でOKなんだろう、佐々山という存在は。
おそらく標本事件スピンオフで佐々山の詳細な人間性とか狡噛さんや以下刑事課メンツとの関係とかを描くだろうから、狡噛さんにとって佐々山がどんな存在だったのかとか、それでどういう過程を経て今の狡噛さんになっていったのかとかは、現状本編が余計な話を詰め込めないってーもあるんだけど、むしろ小説で書くからそっちでね…って話なんだと思う。
基本、余計な…というか、本編ではカットしても差し障りのないエピソードはバシバシカットされてて、そこら辺はコミカライズとか小説版で補完される…みたいな形式なんだよな、この話。なので、ある意味、薄い本を厚くするには困らないだけの(隙間を縫った)妄想とかは相当し甲斐があると思うw
むしろ死んだことによって狡噛さんの中の佐々山が美化されてんじゃないかという気すらしてくるんだよ。この情報量の少ない描き方だとさ。少なくとも「あんな死に方をするようなやつじゃなかった」という意味が分からんというか、逆にあんなんじゃ悲惨な殺され方するのも解せなくもないわ…とも思えるしね。
まぁ、なんだろう…冷たい言い方かもしれんが、これは別に「佐々山」だからじゃなくて、狡噛さんは「部下」「仲間」が殺された…という理由で復讐に突っ走ってるんだと思うがね。これがギノさんかとっつぁんだったらそうならなかったか…と言われたら、むしろ彼らでもそうなっていただろうって思うし、佐々山という個人を思う心ではなく、部下っつーか仲間を思う心が狡噛さんを復讐に走らせたんだよ…ということだわな。
穿った見方をすれば、ある意味、腐女子の皆様への牽制かw ほら…公式は狡噛×槙島(槙島×狡噛?)を推してるのに、腐女子は狡噛×宜野座とか、佐々山×狡噛が熱くて、ことごとく公式の推しを外してるじゃないw どうでもいい話ですが、私は狡噛さんが右でも左でも相手がギノさんだろうがとっつぁんだろうが縢だろうが朱ちゃんだろうが槙島だろうが美味しくいただけますw(ホントにどうでもいい話だなw)

リナはバンド活動を隠れ蓑にレジスタンス活動をしていた。いや…隠れ蓑というより音楽活動を通してレジスタンス活動をしている…か。
そしてリナは弥生にその仲間になることを期待していたけど「期待してたのとは違った」…と。
番組開始時から「主人公たちがシステムと戦う話にはしない」と明言されていたので、どこかで反システム派が出てくるとは思ってたけど、こういう出方ですか…。
ということは、ムダな話は詰め込まないのがこの話だから、この過去編が後々に繋がっていく…のか? 例えばリナのレジスタンス活動に槙島が手を貸す…とか?
となると、ますます弥生死亡フラグ…orz
ただ、13話先行組の話を聞くと、なんか権力の闇にも立ち向かわなきゃいけないような展開もあるっぽいから、そこら辺が絡み合ってくるのかのぅ? なにせ2クール目は「正義が、終わる――」だし。
ただ、リナが「私たちの音楽で世界を変える」とかちょっと青臭いこと言ってるのがイタいわ…「中二病でも革命したい!」だわw

弥生が社会復帰を目指していた理由――それは単にリナとまた一緒にステージに立ちたいという思いからだった。
しかしリナは弥生が収容された時に自分の無力さを思い知り、力を求めた。楽しいだけの音楽活動に意味はない…と。

そして弥生は、リナが変わってしまったこと、自分たちは道を違えてしまったことを悟り、リナにドミネーターを向ける。

潜在犯では済まなくなる…と、公安局に出頭するよう懇願する弥生だが、リナは「アンタには撃てない」と弥生の横を通り過ぎる。しかし弥生は振り返り、トリガーを引くが、不正ユーザーとしてトリガーロックされてしまう。
結果として、弥生はリナを引き止めることができなかった…。

要するに、狡噛さんは弥生を試していた…ってわけだわな。
どんな時でもためらいなくドミネーターのトリガーを引けるか否か…を。
ドミネーターの記録から弥生が何度もトリガーを引いていたことを確かめ、「シビュラの目に狂いはなかった」と満足する狡噛さん…だけど、それが今じゃ「シビュラシステムさまさまだな」と皮肉るんだから、これもまた何かあるよな。自分がふるい落とされたのもあるんだろうけど、それよりももっと別のところにありそうだよな…。潜在犯になって思考的には自由になったこともあって、あの知性だからシビュラの穴にさっさと気づいてもおかしくないんだけど、システムには立ち向かわない主人公だったな、そういや。
今の狡噛さんの目って、どこか諦観したところがあるから「この世界は間違ってるんだけど、結局この世界で生きていくしかない」的な部分もありそうだしな。…いや、むしろ復讐でまわりが見えなくなってる部分が相当にあるから、そういったもんは自分には関係ない…と言ったほうがいいのかしらね? 思ってても変えるのは自分じゃなくて朱とかギノさんの役目だろうと思ってそう。
そして「システムの是非に答えを出すキャラクター」っていうのは、槙島以外では執行官組じゃなくて監視官組な気がしてきたぞ。13話バレを聞くとそんな気がする。


…で、EDも今回から変わりました。
Bパート終わりに被せてくるのとEGOISTというのは一緒です。

収容施設から出るその日、弥生は過去とも決別した。
リナから貰ったマニキュアと、あれほど欲しがっていたギターの弦を施設に置き、弥生は執行官となった…ってところで12話は終了なのだが、問題はその後のEDだ!

裸祭りwwwwwwwww
噂には聞いていたが、これは吹いたわwww吹かざるを得なかったわwww
でもまぁ、意味深ではあるよな。朱だけが揺るがない存在で、他のメンツは万華鏡のようにユラユラしてて、ドミネーターすらもユラユラしてて、まるで朱ちゃんがまどかよろしく概念ENDになってしまうんじゃないかという気すら…。
ただ、いつものいのりソングであるはずのEDの歌詞を聞くと、おい、これは朱なのか? 狡噛さんなのか? ってくらいの勢いでリンクしてる気がするんだよな…。
「どこにも行けやしないんだ 私と君」とか「罪は背負ってあげる」とかフツーに聞けば朱ちゃん→狡噛さんなんだけど、ちょっと角度を変えると、「一人ぼっちじゃ寂しいもんな」の杏子的な狡噛さん→槙島にも受け取れないことはない。異論は認める。
多分、狡噛さんと槙島って、出会い方が違ったら親友になれたといわれるほどだから、考え方は一致してるけど、それで至った結論が違うんだと思うんだよ。だから「分かり合えなかったわけでもない」って1話アバンで朱が言ってんだと思うしさ。
ただ、最後の最後で分かり合うんだとしたら、相打ちという名の心中だろうな…って気がするわ。
要するに何が言いたいかって?
最終回でこのED聞いて泣きたいだけさ! 色んな意味でいい最終回だったな…って泣きたいだけさ!
俺のこれまでの21話分返せ…以外で泣きたいだけさ!
狡噛さん、いい死に様でよかったね…になるのか、狡噛さん、死ななくてよかったね…になるのかは分からんが。
いや、絶対死ぬって…(もはやショックを最小限にするための自己暗示レベルに入っている気がしないでもないw)


13話先行組の話を聞くと、13話からはED後のCパートがあるらしいのと、塩谷がOPが進化していく…と言ってるのが楽しみ。
ちなみに13話でもしかしたら刑事課メンツが権力の闇とも戦うんじゃないか展開かもしれないと聞き、「相棒シリーズ X DAY」のCMとか予告を見ると、だんだん伊丹がギノさんに見えてくる不思議…「俺たちは何と戦ってるんだ?」的な意味で。
むしろ「正義が、終わる――」と「その時、全てが終わる」からして共通点だろ…おまけにPSYCHO-PASS終わるの3月だし、イタミンは3月公開だし。


PSYCHO-PASS サイコパス VOL.2 [Blu-ray]

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PSYCHO-PASS ラジオ 公安局刑事課24時 冬の一斉検挙SP

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小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)

そういや今回のネットラジオのミニドラマがやけにマジメな話だな〜と思ってたら、小説版に収録されてる縢の過去編の1部をドラマ化したものだった件。

*1:王陵璃華子編。狡噛さんと朱が芸術に詳しいオネェに話を聞きに行った。

PSYCHO-PASS サイコパス #11「聖者の晩餐」

PSYCHO-PASS Sinners of the System

1クール終わりの9〜11話は聖書ネタか。
そして最初に言っておく、11話はすーごーくーやりきれない!!


朱・とっつぁんが狡噛さん捜索、ギノさん・縢・弥生が妨害電波の発信源潰し…と二手に分かれて地下に突入。
しかし、ギノさんは何がなんだかさっぱりだと言いながらも、ただならぬ事態が起きている…と感じていた。縢も初めて聞いたという狡噛さんの切羽詰まった声。果たして朱たちは間に合うのか…。
とりあえずドミネーター箱が先行したので、そいつだけでも届けば狡噛さんは反撃の手段を得られる。

地上=ギノさんたちとの通信が回復して応援要請→ドミネーターが来る…とはいえ、ある程度のポイントまでは取りに行かないとならず、狡噛さんは泉宮寺の銃弾をかいくぐりなら走る。

そこにドミ箱がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
鑑識ドローンと比べると、ただのデカい箱なんだけどさ、コイツもなかなかイジらしいところがあると思うのだよ…。だってさ、自分で監視官や執行官のところまで探して走ってくれるんだぜ? 私はそれに胸熱…そして萌えた。
でもって、1巻のBDの中のジャケット(円盤が入ってる本体のジャケットね)が狡噛さんで、それにIDだの年齢だの英文での紹介文が書かれてたんだが、ジャケに書かれてるほうのIDが本編で映ってるIDと違ってたんだわ。

  • パケ=00475-AECJ-30157-1
  • 本編=00475-AEDF-52510-2

無論↑のキャプもこれまで通り本編で映ってたやつと同じなんだけど、そういやドミネーターのインターフェイスに表示されるIDはパケのほうのIDと同じだ…ということは、ドミのインターフェイス作ってる側に渡されたのと、それ以外に渡されてたID設定が別のままになってしまってるんだろうなぁ…。
まぁ、どっちが正しいのかは分からんが…というか、おそらくこのままなんだろうなw 2つ並行して使われるんだろうな…だってもう直しようないもんなw

ドミ箱の存在に気づいた泉宮寺は、別角度から狡噛さんを狙うことに。

その頃、縢が妨害電波の発信源探し当て、蹴り飛ばして沈黙させることに成功。

ドミネーターを受け取るところで泉宮寺の猟犬ドローンが阻止にかかってくる…が、なんとかドミネーターを箱から抜き取った狡噛さんの反撃開始!
久々のデコンポーザーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
しかし、狡噛さんをしても腕押さえなきゃ撃てないデコポンを跳躍しながら撃つとか、アンタの身体能力どんだけ!?

よっしゃAIBO潰したー! と思ったら、次の瞬間、左腕と腹に弾喰らいました…orz
被弾してもエライ冷静に、敵の武器は2連銃身の猟銃と解析するあたり…もうホントにハイスペック変態バケモノイケメンですよ、狡噛さん!(CV朱)

妨害電波が破られ、公安局本体が乗り込んでくるのも時間の問題であることを泉宮寺に告げる槙島。
しかし泉宮寺は狡噛さんが反撃してきたことに驚きつつも、かつて発展途上国のインフラ整備に参加した際、ゲリラの襲撃に遭った時の話を始める。隣にいた同僚が撃たれ、その血を浴びた時に生きているということを痛烈に実感した…そして今再び味わっている…と。そしてそれをもっと味わいたい…と。
なるほど、これが泉宮寺の「生への執着」の原点か…。
「この先はゲームでは済まない」と槙島は警告するが、泉宮寺は「ハンターではなくデュエリストとしてあの男と対峙したい」と続行することを告げる。

それを聞いた槙島は、泉宮寺の勝ちはないことを悟り、「あなたの魂の輝きを最後まで見届ける」と冷ややかに笑う。
…えーと、デュエリストとか言われると、遊戯王を思い出してしょうがないんですけどw

決着をつけるべく走り出す狡噛さんと泉宮寺。
狡噛さんはエリミネーターで泉宮寺の左腕をふっ飛ばすことに成功するが、次の瞬間、腹に2発目を食らってしまう。

狡噛さんの血痕をたどって追い詰めていく泉宮寺。…ってか、攻殻機動隊と違って、サイコパスの世界の人工血液は白ではないのだね。
勝利を確信し、血痕の先にあった物陰に人の気配を感じた泉宮寺はそこを暴く…が、いたのは囮のゆき。
驚く泉宮寺の隙を突いて背後から狡噛さんがエリミネーターで撃つ…とカラダが前後真っ二つぅ!!
クビが飛ぶ=マミられた、カラダが前後真っ二つ=泉宮寺られる…でよろしいか?
泉宮寺は全身サイボーグだけど、脳は生身だったからエリミネーター…ってことか。あと、皮膚とか人工血液・臓器とかバイオ部品もあったろうから、対物=デコンポーザーでなくて、対人殺傷=エリミネーターか。

泉宮寺には勝ったものの、狡噛さんは出血が酷く意識を保っていることも困難な状況。それでもゆきを囮にしたことを詫び、ここを出たらすぐにセラピーを受けるよう話をする…が、ゆきときたら「狡噛さん素敵だった」「私も潜在犯になっちゃいたいくらい」とかぬかしやがったwww ゆきよ…そのお前の目の前にいる兄さんはな、それこそ見なくてもいいものを見すぎて潜在犯に自ら堕ちちゃった男だ。しかも元は朱以上のスーパーエリート様だ。そっから潜在犯堕ちしてからの苦労を知ってるから早くセラピー受けろ…って言ってんのに、お前はwww
出血のせいで一瞬意識を失った狡噛さんは、ゆきの悲鳴で意識を取り戻す。
目の前にいたのは槙島…だけど、多分まだ狡噛さんはコイツが槙島だとはまだ知らない…はず。
「君と語り明かしたいのはやまやまだが、今は具合が悪そうだ。いずれまた会おう」と狡噛さんに言い残し、ゆきを連れ去る槙島。追おうとするが意識が朦朧としていて動くことができない狡噛さんは、ついに本当に意識を失う。

一方、朱ととっつぁんは狡噛さんの血痕を発見。そしてゆきの悲鳴も聞く。
血痕の先にたどり着くと、そこには倒れ伏した狡噛さんが…。

とっつぁんが応急処置にかかろうとすると、意識を取り戻した狡噛さんが朱にゆきが連れされらてたことを告げる。すると朱はとっつぁんの制止を振り切り、単独で追ってしまう。


次いで地下空間にたどり着いたギノさんらは、この異様な空間で多数の人間が殺されていることを察知。しかしここで何をしていたのかと首を傾げるギノさんに、縢はゲームではないか…と答える。
生身の人間を使ってゲーム…ということに驚くギノさんだが、そこにとっつぁんから狡噛さん保護と朱が単独で犯人=槙島を追ってしまったという通信が入る。
「どうやらそのクソッタレなゲームとやらは、まだ終わってないらしいな」…と、さすがのギノさんでもそこは分かったらしいw
…いや、ギノさんさ、無能だ無能だって言われてるけど、それでもあの世界の模範的エリート様=ギノさんだから、我々の世界での有能とはまた基準が違うんだよね、あの世界。でも、あんなハチャメチャな1係を束ねている中間管理職という部分では有能だと思うぜ…。
でも、2クール目にはギノさんが男を上げる日が来るって、私、信じてる! たとえそれが死亡フラグであっても!!
とはいえ(私は見られなかったんだけど)11話前のニコ生座談会でギノさんは最後まで生き残る的発言があったとかなかったとか?

応急処置が終わり、狡噛さんは朱の行方をとっつぁんに尋ねるが、とっつぁんにも犯人を追っていたとだけしか分からず…。
よく輸血パック背負ってたな…というか各血液型の輸血バックが応急処置セットに含まれてんだろうなぁ…。そして輸血パックを持ち上げてるドローンカワイイ…だんだん私、ドローン萌えしてきたw I.Gはなんかメカに「狙ってない可愛らしさ」を組み込むのが上手い気がするわ。
朱のあとを追うというとっつぁんに、俺も行くと起き上がろうとする狡噛さんだったが、「お前はアホか」と強烈な頭突きをかまされ悶絶。そこにギノさんたちが駆けつけ、とっつぁんは狡噛さんがこれ以上無茶をしないよう押さえつけておくように言い、朱のあとを追う。

悶絶する狡噛さんを見たギノさんの「しぶといもんだな、まったく…」に愛がこもってたよ…ってか、ホントにツンデレだよギノさん!! というかホントにめんどくさい友情だよ、アンタたちアラサーコンビは!!

そして義体部品を見つけたギノさんたちは、それが泉宮寺豊久だったことを知り驚く…が、縢だけは「誰?」と首を傾げ、厚生省推薦ニュースも見ていないのかと呆れる弥生。
まぁ、縢はそういうタイプよね。興味のあるジャンルのニュースしか見ないだろうし、「厚生省推薦」って言われると尚更見ないでおくタイプって気がする。

その頃、朱はゆきと槙島を発見するが、槙島は朱の顔を知っていた。
そして自分は「槙島聖護」だと自己紹介した槙島は、自分の名前に反応したことに軽く驚き、「尻尾くらいは掴まれていたわけか」と言う。

複数の犯罪の嫌疑がかかっていると槙島に告げ、投降するように言う朱に、槙島はこの場で話を済ませよう…と答える。
御堂と璃華子を名前出した槙島に、これらの事件の黒幕は槙島だと確信する朱。
そんな朱に槙島は持論を語りだす。「人は自らの意思に基づいて行動した時のみ価値を持つと思っている」「だから、様々な人間に秘めたる意思を問いただし、その行いを観察してきた」…と。

そんな槙島に朱は「あなたはただの犯罪者」と叫ぶが、槙島は「そもそも何をもって犯罪と定義するのか?」「ドミネーターを司るシビュラシステムが決めるのか?」と問う。そして朱がドミネーターを向けると、ドミネーター=シビュラは槙島が執行対象ではないと告げる。

槙島はなおも朱に問い続ける。
サイマティックスキャンによって人の心を解き明かし、社会は激変した。だが、シビュラシステムに人の意思は介在しない。一体何を基準に善と悪をより分けているのか…と。

だから自分は「人の魂の輝き」が見たい。それが本当に尊いものだと確かめたい。しかし、己の意思を問うこともせず、シビュラの言うなりになっている人間たちにその価値はあるのか…。
槙島が犯罪コーディネイトしている理由はそれか…。
そして槙島は手にしていた猟銃を朱に投げつけ、朱にも刑事としての判断と行動を問う。

今から朱の目の前でゆきを殺してみせる…と告げる槙島。朱はドミネーターを向けるが、ドミネーターは槙島を執行対象ではないと判断…というかドミネーター向けるたびに犯罪係数下がってる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
いわゆるコチラの世界で言うところの真性サイコパスか…。
そしてドミネーターではなく、先程与えた猟銃を自分に向けろと朱を挑発する槙島。

しかし、朱は「できるわけない」とためらう。
「シビュラが善良な市民と判定したから?」と朱を嘲笑う槙島はカミソリでゆきを切りつけるが、それでもドミネーターのトリガーは解除されない。

困惑する朱に槙島は言う。その理由は自分でも分からない。ただ自分のサイコパスはいつも真っ白で、ただの1度も曇ったことがない。サイマティックスキャンで読み取れるすべての生体反応が、自分いう人間の行いは健やかにして善なる行いだと肯定してるのだろう…と。

シビュラに頼る人間たちでは自分の罪を量れない。自分を裁ける者がいるとしたら、それは「自らの意思で人殺しになれる者」だけだ…と笑う槙島。本当にいい笑顔だwww(^^)←ホントにこの顔だったwww
…というか、自らの意思で人殺しになれる者=狡噛さんか。
ホントにあの人は最後は自分の手で槙島殺す気だしな。というか、そのためになんだろうけど、常日頃から犯人はドミネーターが殺してるんじゃなくて自分が殺してるんだって精神的苦痛めいたものを罰ゲーム状態のように背負ってるからな…。

ゆきを助けるため、朱はついに猟銃を手にする…が、ドミネーターは手放せない朱。
殺す気で狙え…と槙島は挑発するが、シビュラの判定と自分の意思の間で迷う朱は当てることができなかった。

最後までドミネーターを捨てることなく、自らの意思で人殺しになれなかった朱に失望した槙島は、自分を失望させた罰だといい、朱の目の前でゆきの喉を切り裂く…。
最後まで槙島の犯罪係数は下がり続け、ついにはゼロに…そして地下空間に朱の悲鳴が響く。

目の前でゆきを殺され、自分の無力さに呆然とする朱。

地上では雪が降っていた。目を覚ました狡噛さんは、ギノさんに朱の所在を聞く…が、朱はショック状態。
朱に近寄り、何があったと狡噛さんが尋ねると、朱はそこでようやく泣き出す。
どうでもいいが、雪降ってんだから狡噛さんに毛布ぐらいかけてやれよ、ギノ…。
いや、この話において狡噛さんがセクシー担当なのは分かるが、重傷患者だし、何より寒いだろ…。
そしてアレか…。今回のサブタイの「聖者の晩餐」って、聖者=サイコパス真っ白の槙島がこの話において初めて己の手で人を殺した=晩餐…ってことか。

そして朱は狡噛さんに重い事実を告げる。
槙島聖護はドミネーターで裁けない…と。

空を見上げ、街に溶け込んでいく槙島…でラストだったのだが、2クール目を不気味に暗示しててヤだ…(´;ω;`)

しかし、槙島はドミネーターで裁けない…という大方の予想は当たったよね。
ドミネーターで裁けない槙島をどう裁くか…それが1クール目の「正義の在処」で、2クール目は「正義が、終わる」だから、物語も含めていろんな物が終わるんだろう…主人公の命含めてな。
完全に私は狡噛さんが槙島殺すことで彼自身も命を落とすと思っているのでな…。
あと、今回の狡噛さんの負傷箇所が1話アバンの負傷箇所と一致してるんで、あの重傷さ加減だとしばらくは動けななそうだし、治り切らないまんま槙島と戦うことになりそう?
…とすると、もしかしたら1話アバンは最終回より若干前という可能性も出てきたな。21話ラストあたりか?

今回はたまたま東京にいたからフジをリアルタイムで見たんだけど、ED後の2クール目予告映像が流れて、2クール目は槙島の新たな計画で刑事課1係が翻弄されて、その時狡噛さんはどうする…っていう話らしい。それで最後に「正義が、終わる」…と。

こっちはニコ生の一挙放送後に流れた新EDバージョンの方の2クール目予告というか1クール目まとめというかなんだけど、新EDはEGOIST続投で、まぁ毎度のいのりソングだとは思うのだけど、「All Alone With You」ってタイトルが意訳すると「ふたりぼっち」で、狡噛さんと槙島、狡噛さんと朱…の2通りに取れるんだよな。もしかすると朱と槙島というのも入って3通りにもなるのかもしれないけど。

ゆきを殺されたことで、狡噛さんと朱は本当に境遇的に似たもの同士になって、サイコパス真っ白の槙島とサイコパスが濁りにくい朱も似たもの同士と今回示唆されたわけだ。
狡噛さん・朱・槙島の3人はそれぞれ対比になってて、因縁の宿敵である狡噛さんと槙島のそれぞれと共通点を持つのが朱。そして朱はその2人を最後まで見届ける立ち位置…だと思う。おそらく朱はその2人のどちらとも同じ道を辿らず、自身の正義と信念を見出すというENDではないかなと思っているのだけど、新EDの歌詞の「You're never not alone――あなたは決してひとりじゃない」っていうのがなんか意味深だなぁ…と思いつつ、多分いつものいのりソングだから深く考えないでおこう。
ただ、2クール目が鬱展開なのは覚悟してる。人が死ぬもの覚悟してる。「そんなのないよ!」なラストなのも覚悟してる。
それ以上に今耐えられないのは、この状況で年末年始2週生殺し状態で放送が飛ぶことだ!!
もうニチアサも真っ青な生殺しだよ!!
BSフジは年末年始関係なく放送するのが救いなようなそうじゃないような…。てか、BSフジがついに地上波に追いつくのか…同日放送になっちまうだろ…録画の保険にならないだろ…orz
ともあれこの生殺し状態が、ツライ…(´;ω;`)

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そしてBD特典のちみキャラやったけど、ウチのレコーダーでは動かず、PCで何とか動いたぜ…。
笑えた…ラジオドラマの次に癒された…。