侍戦隊シンケンジャー 第四十八幕「最後大決戦」


薄皮太夫が『未練』を手放したことによって溢れ出した嘆きと悲しみにより増水した三途の川。
そして水切れからついにドウコクが復活…!


太夫の最後の三味線が、かつてのような自分の中に染みてくる音色ではなくなった…というドウコクに、太夫は「それが本当の三味の音」「初めて上手く弾けた」、そして「こんなに気分が晴れたのは数百年ぶりだ…」と、『未練』が晴れたことを告げる。



そんな太夫にドウコクは、「だったら、終わるか…」と言い、太夫もそれに頷く。


そしてドウコクは太夫を…。
…なんかさ、ドウコクと太夫って「るろうに剣心」の志々雄と由美姐さんみたいだよね。



怒りに震えるドウコクは、「志葉一族最後の日だ!」雄叫びを上げる。


そして薫もドウコク封印を封印するため立ち向かう。
しかし、封印の文字を書くには膨大なモヂカラを必要とし、時間がかかるため、薫は流ノ介にインロウマル、千明に恐竜ディスクを渡し、5人に時間稼ぎを頼む。
このとき5人は姫を自然に「姫」「姫様」「お姫さん」と、(丈瑠が帰ってきたことから)わだかまりなく呼んでるんだよな。




そして明らかになる封印の文字…。え、門構え!?



しかし、スーパー&ハイパーを含む5人でもドウコクには圧倒され…。



そしてようやく薫が封印の文字が書き終わり、ドウコクに向かって放つ!
…あのぉ、ソレ、なんて読むんですか?
てか、そんな文字あるんっすか?





しかし、完璧なはずの封印の文字がドウコクには効かず…。
はぐれ外道の太夫をその身に取り込んだことで、ドウコクは封印の文字が効かぬ身になっていた!
驚愕する薫と家臣たち。



返り討ちにあった薫は負傷。
おい丈ちゃん、今こそショドウフォン使えよ(=変身しろよ)!!

ピンチの6人を丈瑠は「煙」のモヂカラを使って救出、一旦退却する。
…って、やっぱりそういう使い方なんだ、丈ちゃん…orz 
映画での丈瑠さんのあのハンパない外道っぷりを見たあとだと、すんごく控えめに見えてしょうがないんですが…w
…まぁでも丈瑠自身のスタンスは、(ショドウフォンは持ってるけど)薫が表に出てきた時点でシンケンレッドを返上してる…ということなんだろうな。
あくまでも十臓さんとの対決での変身自体は「ガチ(全力)で戦うための手段(力)」としてイレギュラーに…というか、あくまでも「侍」ではなく「志葉丈瑠」個人の目的のために使ったものだった…ということか。

  • (時間軸的には前に当たる)VSで敵を盾にする。
  • 個人の目的(ある意味欲望)のためにシンケンレッドの力を使う。

十臓さんと斬り合うより前に、すでに外道に落ちフラグが立っていた志葉丈瑠さん(推定22〜3歳)…やっぱりパネェw
そんな戦うためには手段を選ばないパネェ丈瑠さんの控えめすぎる戦い方にはかえって違和感が…。
…でも、この場合は一旦退却したほうが最良の選択なんだよな。





勝負がお預けになったドウコクは、太夫の形見とも言える内掛けを肩に掛け、三途の川へ戻る。
…うん、やっぱりドウコクと太夫は志々雄と由美姐さんだな。




一方、志葉家ではドウコクに封印の文字が効かなかったことで絶望的な雰囲気に包まれていた。

しかし、薫は丈瑠と2人きりで話がしたいと言い…。
もちろん丹波は「影ごときが姫と直々に会うなど…」と大反対。




しかし爺と姫に強引に排除され…。


これまでのことを丈瑠に詫びる姫。


これまで影武者=丈瑠とは1度も会ったことががない薫は、何ひとつ丈瑠のことは知らなかったが、それでもひとつだけ分かっていたことがあったと言う。
それは、「(自分と同じように)『ひとりぼっち』だということ」
多分だけど、丹波は爺と違って、それこそ薫を「(志葉家の正当な)姫」として崇めて育ててきたんだろう。
その重圧で(仲間や友達がいない)薫はその心の一部ですらさらけ出せるような相手がなく、『ひとり』だった。
逆に丈瑠は、影武者ではあったものの、爺に「本当の殿」として時に厳しく、時に優しく育てられ、なおかつ同じ『嘘』を共有している相手でもあっただけに多少の弱音を吐くことぐらいはできた。
…が、やはり「『嘘』の中で生きている」=「自分を偽って生きている」という部分では『ひとり』だった。
17年間、投げたしたくても「父との約束」に縛られて投げ出せず、どんなに辛くても『ひとり』で耐えるしかなかった。そして流ノ介たちとの関係すら「騙している(嘘をついている)」という罪悪感から、共に過ごし築いてきたものすら「『嘘』の中で作られたものは『本当』にはならない」と頑なに否定し、何かあるたび『ひとり』で背負い込むことばかりを選んできた。

だが丈瑠は、ようやく縛られていたもの、抱え込んでいたものから解き放たれた…。
仲間との『絆』こそが己の『真実』だと肯定したことによって…。


たとえ自分が何者であっても、自分=「志葉丈瑠」のそばに仲間はいてくれた。だからもう自分は『ひとり』じゃない…と、薫に本心を告げる丈瑠。

そして丈瑠と仲間たちの『絆』を痛感した薫は、万策尽きたと思われる中、「策がある」と丈瑠に提案を…。


…今週も密度濃いなぁ!!
まだAパートだぜ!?



太夫のおかげでドウコクの水切れがなくなったことを喜ぶシタリ。

ドウコクは太夫の形見の内掛けを、弔いとばかりに三途の川に投げ入れる。


多分外道衆は仲間を「弔う」ということはしないんだろうけど、これはドウコクさんなりの太夫への「愛」…ってやつですか?
…うん、ドウコクさんは最強のツンデレ

そして御大将出陣!




ドウコクとの最終決戦を前に皆を集めた薫は、(ドウコクに封印の文字が効かなかった以上)自分は当主の座から退くことを宣言。
シンケンレッド抜きでは戦えないという丹波に、薫は「シンケンレッドはいる」と、丈瑠を呼ぶ。
丈瑠完全復帰キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
しかし、あまりの展開に唖然とする一同。
…そりゃね、まさか志葉家とは何の血のつながりもない影武者・丈ちゃんが本当の「殿」になるなんて唖然とするしかないだろうさ。

当然、丹波は「この者(丈瑠)は影武者だ」と大反対。



…そう、薫の策とは、丈瑠を自分の養子とすること=19代目当主とすることだった!
あまりの奇策というか無理矢理すぎる展開に更に唖然とする一同。

…に対して、「姫様、『お母さん』にならはったんですか?」と天然なことは。

(志葉家の血筋ではないので)封印の文字は使えないが、丈瑠のモヂカラはドウコクと戦うのには充分…とその理由を明かす薫。
あとは、丈瑠と家臣=仲間との『絆』の強さを壊せない=この6人でこそ本当のシンケンジャーとしての力が発揮されると思ったからだろうな…。

「跡継ぎがなければ養子を迎えるのは昔からあることだ」と言い切る薫に、なおも「滅茶苦茶だ」「大切なのは志葉の血筋」と反論する丹波

当然、丹波じゃないけど、バレスレもその話が出たときに

  • そもそも法律上、未成年が養子を取ることはできない
  • てか、そもそも年上を養子にできない

と散々ツッコまれてたんだけど、いわゆる家督上」の養子ってことで落ち着いた経緯があったっけなw
そもそも「志葉丈瑠」の戸籍上の扱いなんて、最後まで謎だろうしなw
そのとき上がった「戸籍上の志葉丈瑠」の扱いとしては

  • 影武者になった段階で薫母の養子になることで戸籍上も志葉姓になっている説
  • 別に「外道衆の目を(薫から)そらせる」のが目的だから、志葉姓でなくても問題はなさそう。だって殿、学校にだって行ってなさそうだしw
  • いや、そもそも影武者として人生違えさせられてるくらいだから戸籍があるかも怪しい。影武者になった段階で(戸籍上は)死んだことにされてそう。

とかが上がったんだけど、多分、殿には本名というか(戸籍上の)本姓があるんだろうな…。最後まで謎のままだろうけどw


だが薫は、「年上だろうと、血が繋がってなかろうと、丈瑠は私の息子」と一喝。
ある意味さ、コレって、幼い頃に『家族』というものを失っていた丈瑠と薫が『家族』になった瞬間だよね。
てっきり薫の母君は存命かなぁ…と思ったんだけど、Aパートの「ひとりだった」発言でどうやら幼い頃に死別したっぽいし、薫は丹波がいたとはいえずっと『ひとり』だった。
丈瑠も爺や仲間がいるとはいえ、戦いが終われば(おそらく)仲間とは別れ、『絆』では繋がっているけど、また『ひとり』に戻ってしまう。多分、(殿を育てるために家族を犠牲にしてきた)爺も家族のもとに返すだろうしな…。
そんな2人が義理の母子とはいえ、『家族』になったことで、ようやく2人は『ひとりぼっち』から救われたんじゃなかろうか…と。
あとは、今まで『嘘』の中で生き、自分を偽り続けてきた丈瑠を『本当』の志葉家当主してやる=「『嘘』を『本当』にしてやる」ことが薫なりの丈瑠への罪滅ぼしなのかもしれない。
もっとも真面目な丈瑠のことなので、薫の子供を自分の養子にする=20代目にすることで正当な志葉家の血筋を守る…という条件ぐらいは提示した上で19代目相続を承諾したかもしれんな。

19代目当主である、頭が高い! 一堂控えろ!
薫の言葉に、家臣たちはこれで丈瑠が本当の「殿」になって戻ってきたことに歓喜
もうね、丹波に向かってこれ見よがしに「ははーっ」って頭下げるのよw



薫の言葉(と雰囲気)に逆らえず、さすがの丹波も19代目当主・丈瑠に頭を下げる。
そして丹波は新当主・丈瑠に、ドウコクに封印の文字も効かない今、策はあるのか? と尋ねる。

策ならある。力づくだ
…そ、その目はドSの目ですよ、殿!!
十臓さんにSスイッチ入れられたときでさえ、まだドMだったのにこの目は、今まで究極のドMだった殿のドSスイッチがマジでONΣ(゚Д゚)!!
さすが1度は外道に落ちかけた丈瑠さんだぜ…。
もう来週、ナナシを盾にして戦っても驚かねぇw むしろそっちが本当の丈瑠さんだと思うくらいだ!w


「力づくのどこが策?」と首を傾げる丹波に、「丈瑠らしい」と笑う茉子たち。
劇場版風に言うなら「封印じゃない、お前を倒す!」だな。
…てか、劇場版で倒しといて、本編では倒せませんでした…じゃぁ、カタルシスもスッキリ感もないもんな!


ドウコクに対して封印の文字は使えないが志葉家の「火」のモヂカラがドウコクにダメージを与えている。そのため、薫は丈瑠も使えるように志葉家の「火」のモヂカラを込めたディスクを作っていた。
しかし、このとき「姫…いや母上が」って言い直す殿がなんとも…w
姫は殿を「丈瑠」と呼び捨てだけど、殿は年上なのに「母上」呼び…。姫に敬語で話す殿といい、「母上」といい、今週の姫殿は萌えツボ押されたわw
そういや影武者ゆえに自分に立った恋愛フラグを己でへし折って来た男・志葉丈瑠はこれでいっそう恋愛に縁遠くなりそうだな…。
それでなくても姫に義理立てしないといけないだろうに…。
…いや、いっそのこと殿と姫がくっつけば丸く収まるのか?(志葉家の血筋的には)
まぁともかく、現段階では殿は姫に義理立てて一生独身な気がしてならないオレ…。


「厳しい戦いになることは間違いない」…と決意を固める殿たち。

するとそのとき、隙間センサーがかつてない反応を…!


ついに三途の川があふれ、六文船がこの世に出現!

「殿のご出陣」キタ――(゚∀゚)――!!


最終決戦を前に、仲間との絆を己の『真実』と確かめ、薫の計らいにより19代目当主=本当の「殿」になった丈瑠は、改めて、そして今度こそ迷いなく、家臣=仲間に言う。
お前たちの命、改めて預かる!
待ってましたと言わんばかりに頷く仲間たち。
もとより
当然でしょ!
何回でも預けるよ
ウチは、何個でも!
いやいや、(命は)1個だからw
じゃ、俺たちは(ダイゴヨウと)2人合わせて更に倍だ!



これでホントに殿が帰ってキタ――(゚∀゚)――!!
…けど、いつもの集合決めポーズがない?

そしてこれまで個人名乗りで「志葉…丈瑠」と言ってた殿が、溜めることなくサラッと「志葉丈瑠」って言ってるのも細かいなぁ…
正真正銘「志葉丈瑠」になったんだもんなぁ…。

そして火蓋を切った最終決戦!
ともかく、泣いても笑ってもあと1回!!


そして最終回は…

烈火大斬刀二刀流とか…Σ(゚Д゚)!!
…福沢兄貴、スゴすぎるだろ!!

爺も出陣!

そして姫(母上)と丹波は…。

でもって、素面名乗りのために今回集合決めポーズなかったのか…。

しかも素面でハオー操縦とか燃える!!
お前を倒し、必ずこの世を守る!!


…そして気がついた。
来週ってオレ、夜勤明けの朝でリアルタイムではまともに見られないだろうということを…orz
最後の最後まで悶々とするなんて…ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!