サンダーバード(日本語吹き替え版)。

昨夜、「『ハットリくん』が土曜日から公開…っつーことは、サンダバはそろそろ終わりかもしんない」と、きりたんぽ国の某シネコンの上映予定を調べると…27日までじゃーん!!
…つーことで、慌てて行って来ました。
映画関係のところでは「予想を裏切って面白くない」との批評を目にしていたのだけども、まぁ、作品的にはあんなもんじゃないでしょうか?
確かに往年のサンダバファンの方からしたら、メカの活躍が少なく、末っ子・アランら、チビッコトリオ*1の友情と成長物語に終始したあのストーリーは不満だろうけど、オリジナルをほとんど知らないワシとしては充分楽しめる内容でした。
できれば、ワンランク成長したアランと兄たちの物語=続編を期待したいところ。*2
で、吹き替えのV6さんたちはというと、各所での評判通り、セリフが多いのはパパン(坂本昌行さん)と末っ子・アラン(岡田准一)。
しかし、意外にいいカンジだったなと思ったのは三男・バージル役の森田剛。操るメカがメインの2号だったので、結構印象に残ったし、違和感ない声だった。
予告編で、アランがフッド(敵役ね)の企みを阻止しに行こうとする場面で、兄たちが「アランは子供だから無理だ」と言うのに対し、パパンが「He is Tracy」と言うセリフがあるんだけど、それが字幕では「(アランは)お前たちの弟だ」となってて、英語が分からないなりにも「それはちょっとニュアンスが違うんじゃねぇ?」と思ってたのよね。
で、吹き替えではどんなセリフになるんだろうと思ってたら、吹き替え版では「トレーシーの子だ」と、なっててストンと溜飲が下がった気分。
…コレだ、コレが字幕に抱いていた違和感だったんだ!
そうなのよ! アランもパパンの息子なのよ!
「お前たち(兄たち)の『弟』だからできる」んじゃなくて、「アランもお前たち(兄たち)と同じ、私(パパン)の息子だからできる」…ワシが「He is Tracy」から受け取ったニュアンスはそれなのよっ!!
…とまぁ、大半は満足したんですが、唯一不満なのはレディ・ペネロープの7変化ぶりかな。思ったよりお召し替えが少なかったのよね…。アクションシーンも思ったほどではなかったし(苦笑)。
しかし、ペネロープとパパンはオトナの仲よねぇ…と、余計なところで萌えてしまったのは、たとえビジュアルがビル・パクストンおじさんでも、声が坂本昌行さんの低音ボイスだったからに違いない(笑)。
そして、爆破で宇宙空間に飛び散った5号の残骸は、やっぱり南條さんたちCR*3のみなさんがデブリ拾いするのかしら? と思ったのはワシだけじゃないと思いたい(笑)。

*1:救助隊付きの科学者であるブレインズの息子・ファーマット、トレーシー家の使用人の娘・ティンティン

*2:…でも、続編があるかどうかは、かなーり微妙だよな(苦笑)。

*3:コスミックレスキュー。「COSMIC RESCUEASIN:B00015U9ZAASIN:B00015U9ZK 参照。