「救命病棟24時」6話・愛する人を失うという事。
小島の婚約者・加賀（石黒賢）が急変。
救命用語「VF*1」キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!*2
動揺して何もできない小島。
除細動できず、このままでは脳に酸素が行き渡らず脳が死んでしまう。しかし肝心のPCPS（経皮的心肺補助装置*3）の修理が間に合っていない…。
諦めずに神（進藤ちゃん）が心臓マッサージを行うが、日比谷（小市慢太郎）の「進藤先生、45分だ…」の声に手を止める。しかし、小島は諦めずに、「私たち結婚するんでしょ！？」と心マを続けるが…。
進藤ちゃんは最愛の妻を亡くしているだけに*4、小島の気持ちは痛いほどよく分かる…という表情でしたな…泣けた。
そして地震発生7日目の朝を迎える…。
暗いムードの救命チームを佐倉（大泉洋）が何とか明るいムードを取り戻そうとする。
その頃、小島は5階会議室に…霊安室はいっぱいだった。
悲しみにくれる小島だったが、患者はひっきりなしに搬送されてくる。仕事に戻る小島だったが、進藤ちゃんは心配な様子。やはり、妻を亡くしているだけに、そのときの自分とダブるところがあるんだろうな…*5。
医局長（香川照之）はPCPSの修理が間に合わなかったことで加賀を死なせてしまったことを責め、進藤ちゃんに無力感を訴える。しかし、進藤ちゃんは自分が国際人道支援医師団にいたとき、最新医療機器がない状態で自分が味わった無力感を語り、そしてその無力感を認め死を受け入れるしかないと語る。
果たして小島にそれはできるのだろうか…？
その頃、寺泉は避難所でのパフォーマンス活動。
…はっきり言って、寺泉が出てくるだけで醒めるようになってきた*6。
小島は加賀の父に加賀の死を伝える。しかし、死に顔も見ずに荼毘にふすことだけは…と懇願され、何とか搬送する方法を考えるが、搬送車両は傷病者優先で手配することができない。
東都中央病院にはボランティアが続々と…。リーダーとして頑張る河野弟だが、ボランティアの不満（ワガママ）に振り回され、ついにキレ、殴ってしまう。
そんな河野弟を諭す日比谷…なかなかいいヤツじゃん。
医者としての務めと、加賀の婚約者として岡山の実家へ搬送する手段を確保することにとの間で揺れる小島に、進藤ちゃんは加賀の遺体を岡山へ搬送するほうを優先しろと言う…やはり、自分とダブるんだなぁ…。
そして避難所でパフォーマンスを繰り広げる寺泉の元にマスコミがやってくる…すると、避難所では「パフォーマンスだ！」と不満が爆発。
「自分も被災者の1人だ！」と逆ギレする寺泉。しかし、マスコミはカメラを回していた…。
秘書に「失言だ」「撤回するべきだ」となだめられる寺泉だが、決して自分の意志を変えようとはしない。そして東都中央病院にやって来た寺泉は、加賀の死を知る…。
それと同時に、東都救命センターに患者が搬送される。
初療に当たる小島だが、ショックからか動けない…。
自分の行いについて考える寺泉の元に秘書が走ってくる…失言シーンが放送されなかったのだ。そしてテレビ局からは「被災地で泥まみれになって活動している議員は寺泉先生だけだった…」との電話が。
しかし、寺泉は今まで自分がしてきたこと、そしてこれから自分がすべきことを考え始める…。
一方、初療中に動けなかったことにショックを受ける小島に、進藤ちゃんは広島へ帰る救急車に乗って岡山へ行くように勧め、自分が妻を亡くしていたことを小島に明かす。
そして、小島は加賀の遺体とともに岡山に向かった…。
救急車の中で、ようやく小島は泣いた。愛する人を失った悲しみに…。
今回はとにかく、神・進藤ちゃんがかつての自分に小島をダブらせて見ていたという切ない表情が泣けてたまらなかった…。
この前のSPで小島と矢部（伊藤英明）は互いの指導医が進藤ちゃんだとは気づかなかったし、小島も再会後も進藤ちゃんに奥さんのことは尋ねてなかったと思うから、小島は加賀とともに岡山に行くよう言われたとき、初めて進藤ちゃんの奥さんが亡くなっていたことを知ったんだよな…。
進藤ちゃん自身もあえて語ろうとしなかった（こんなことがなければ語らなかっただろう）ことだけに、「オレも妻を亡くしたときは何もできなかった…」という言葉は、短いけどすごく…ものすごく重い一言で泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。
どうやら来週は「小島は救命に戻ってくるのか？」という話になりそうですな…。
神・進藤ちゃんでさえ、そう簡単に乗り越えられなかった「愛する人を失った悲しみ」を、弟子・小島はどう乗り越えるのか！？
