10年ひと昔とは言うけれど…。

阪神大震災から、もう10年も経つのだな…。
あの日、当時高3だったワシはまだ冬休みで、自動車学校へ行く前にテレビをつけたら「…え?」と驚愕した記憶がある。
震災の象徴的な画とも言える、倒壊した高速道路の高架がテレビに映っていた。
それまでワシは地震というと、自らが体験した日本海中部地震や、奥尻島津波で壊滅的な被害を受けた地震のように、「津波が怖い」という認識しかなかったのだ。
そりゃ、日本海中部地震では震度5の揺れや図書室の本棚から降ってくる本*1や、近所の塀が崩れ落ちるという怖い思いもしたけど、家も家族も無事だったし、それよりも自分より少し年上の子が何人も津波で亡くなってしまったほうがショックだった。
だが、あの震災は「壊れるはずないと思っていたものが一瞬でいとも容易く壊れてしまった」というショックを受けると同時に、改めて地震の怖さを思い知らされた。
先週から震災10年関連番組をいくつか見たのだが、10年経ってもまだまだ復興は終わっていないのだと感じる。

*1:地震が起きたとき、ワシは授業で図書室にいたのだ。