果たしてブログは人探しに有効か?

あえて該当ブログのリンクは貼らないが、はてダの注目のURLでトップのほうになっている、失踪(家出?)した少女を探している親御さんのブログだが、本日のスーパーニュースでも取り上げられていた。
木村太郎は、該当ブログには2000件近いトラバが送られていて、更にトラバを送ったサイトからも情報が広がっていく…と、「ブログを使うことはいいこと」と言っていたが、果たして無条件に良いものだろうか?
確かにリンクを張ったり、トラバを送っている方々のほとんどは「善意」で行っていると思う。
しかし、こうして数多くの不特定多数の手を経て広がっていく情報を受け取る主は必ずしも「善意」の持ち主だけではない。
警察とか捜している人を装った「悪意」の持ち主が少女に接近するというリスクだって当然あるし、「善意」を装ったガセ情報(いたずら)、いわゆるトラバスパムのような広告(売名)だってあるわけだ。
まぁ、親御さんもそんなリスクを承知の上でブログで呼びかけてるんだろうと思いたいが、すでに「ネット上の『悪意』の象徴」(苦笑)である某所では言われたい放題言われてるしな…*1
サーバ管理者日誌 2005年03月25日
こちらの管理人さんは主に発信源自体が「もし悪意だったら?」という理由で、該当ブログへのリンクを張っていなかったが、やはり「悪意」の持ち主への情報の伝播を懸念していた。
まぁ、公開捜査になってテレビや新聞で姓名・顔写真が公表されてしまえば「悪意」の持ち主にも情報が伝播するのは同じことなのだろうが、該当ブログは公開捜査後に立ち上げたことになってはいるが、実際は公開捜査になる前に立ち上げてしまったようだし、少なくとも公開捜査以前にネットで呼びかけるのは時期尚早ではないかとワシは考える。

*1:母親が(苦笑)。