痛々しいというかバカ丸出しというか…。

http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200411091256.html
(cache) 2004年11月8日報道ステーション 石原都知事VS古舘伊知郎
昨夜の報道ステーション石原慎太郎東京都知事が生出演したのだが、古舘伊知郎の見事な空回りぶりは見ていて痛々しいというかバカ丸出しというか…。
基本的にトークバトル(討論)で石原慎太郎に勝てると思っちゃいかんのにな…(苦笑)。
古舘VS石原のトークバトル導入部はまだ無難なものだったと思うけど、イラクへの自衛隊派遣のあたりから「古館の思う石原の腹のうち」と、石原自身の考えとが食い違うと、「オレは石原さんがそう思ってるとは思わなかったなぁ…」とか、「いやいや石原さん、ホントはそうは思ってないでしょ?」と、何とか自分の思う石原の腹のうちを石原の口から引き出そうとするさまは、まさに「古 舘 必 死 だ な」(苦笑)。
しまいには古舘のトークは破綻して、「石原新党」や石原の国政復帰、果ては内閣総理大臣石原慎太郎と話が大飛躍。もはやココまでくると誰が見ても「バカ丸出し」。
よく石原は生放送とはいえ途中で退席しなかったものだと思う。
報道番組だって局や番組、キャスターによって報道姿勢が違うのだから、古舘には古舘の考えがあるのは当たり前だと思うが、今回の古舘のバカ丸出しの一端には、「自分が思い込んでいた石原の腹のうち」にこだわりすぎて、目の前にいる石原の口から語られる石原自身の考えをまったく受け止めようとしなかったことにあると思う。
確かに石原は本当は腹のうちにまだまだ何かを隠しているかもしれない。しかし、古舘はまずは石原の話を聞き、受け止めなければならなかった。そしてそこから石原の考えをもっと広げて聞いていかなければ、石原は少なくとも「もっとマシな番組だと思ってたのにな」とは発言しなかったろうと思う。
石原の「もっとマシな番組」発言を受けて古舘は「たった半年で完璧な番組になるわけないじゃないですか」と逆ギレしていたが、それは更に石原を呆れさせる結果となり、最後にはトークの破綻となり、結局は石原から何ひとつ聞きだせることなく「バカ丸出し」で終わってしまった。
今更ながら古舘はキャスターとしての資質以前に、人の話を受け止め、そしてそこから何かを引き出す「聞き手」のしての資質を疑ってしまう。