「Dr.コトー診療所 2004」。

前回SPが事実上は総集編だっただけに待望の新作で嬉しい限り。
我が「泣きのライブラリー*1」だけあって、今回も泣かせてくれましたよ…。

脳内出血で倒れ、コトー(吉岡秀隆)の手術によって一命を取り留めた彩佳(柴咲コウ)の母・昌代(朝加真由美)だが、半身マヒという重い後遺症が残ってしまう。生きる気力を失くしてしまった昌代が、字の練習をするリハビリのノートに書いた文字は「死にたい」という言葉。それを見た彩佳の父で昌代の夫・正一(小林薫)は、親友・重雄(泉谷しげる)に、そのノートの切れ端を差し出し号泣してしまう…。
「人間死んだらおしまいだ!」
そう叫び、重雄は正一が差し出したノートの切れ端を破り捨てる。
「オレは看病したくてもできなかった…」
重雄の妻は何年も前に亡くなっていた。妻は病に倒れてすぐ死んでしまった。看病したくてもできなかった重雄は今でもそれを悔やんでいた。

家族を介護した経験がある身としては、星野課長(正一)の気持ちも分かるし、シゲさん(重雄)の気持ちも分かるんだな…。
介護で鬱になるほどテンパったというのに、家族の死後、時間が経てば経つほど「もっと一生懸命看てやればよかった」という思いがあるだけに、この場面は泣けたな…。
正ちゃんとシゲちゃんの友情も相まって泣けに泣けましたよ…。
しかし、後編が2時間半だった割には、なんだかスッキリしないラストだったのが悔やまれる。
…と、放送直後に早くもDVD発売決定だそうな→id:dvd-tsutaya:20041115#p1

*1:読んで字のごとく、「コレを見ると必ず泣ける」というモノ。ちなみに第1位は「救命病棟24時(パート2)」の最終話。